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公開番号
2024128524
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-24
出願番号
2023037523
出願日
2023-03-10
発明の名称
発生ガスの捕集方法及び捕集装置
出願人
三洋化成工業株式会社
,
APB株式会社
代理人
個人
主分類
H01M
10/48 20060101AFI20240913BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】簡易な手法により、蓄電デバイスで発生したガスの発生量及び成分を正確に把握することができる。
【解決手段】希釈ガスの供給環境130において、捕集容器110の内部を希釈ガスの減圧状態とし、捕集針120の第1の穿刺部位をリチウムイオン二次電池モジュール内に穿刺し、捕集針120の第2の穿刺部位を捕集容器110内に穿刺して、リチウムイオン二次電池モジュール内に滞留した発生ガスを抜き取って捕集容器110内に捕集し、供給環境130において、発生ガスが封入された捕集容器110内に希釈ガスを供給して、捕集容器110内を大気圧に調節する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
蓄電デバイスから発生するガスの捕集方法であって、
内容量が既知とされた捕集容器の内部を希釈ガスの減圧状態とする第1工程と、
一端に第1の穿刺部位を、他端に第2の穿刺部位をそれぞれ有する中空の捕集針を用いて、前記第1の穿刺部位を前記蓄電デバイス内に穿刺し、前記第2の穿刺部位を前記捕集容器内に穿刺して、前記蓄電デバイスの内部に滞留した発生ガスを抜き取って前記捕集容器の内部に捕集する第2工程と、
前記発生ガスが封入された前記捕集容器の内部に前記希釈ガスを供給して、前記捕集容器の内部を所定圧に調節する第3工程と、
を有する、
発生ガスの捕集方法。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記第1の穿刺部位の前記蓄電デバイス内への挿入部分の手前箇所にグリースを塗布しておき、前記第2工程において前記第1の穿刺部位の前記挿入部分を蓄電デバイス内に刺し入れる、
請求項1に記載の発生ガスの捕集方法。
【請求項3】
前記第1工程では、前記希釈ガスの環境下において前記捕集容器を密閉する、
請求項1又は2に記載の発生ガスの捕集方法。
【請求項4】
前記第1工程では、前記捕集容器を密閉した後に、捕集容器の内部を更に減圧して所定の減圧状態とする、
請求項3に記載の発生ガスの捕集方法。
【請求項5】
前記第3工程では、前記希釈ガスの前記所定圧の環境下において前記捕集容器の内部を捕集された前記発生ガス及び前記希釈ガスの前記所定圧に調節する、
請求項1又は2に記載の発生ガスの捕集方法。
【請求項6】
前記希釈ガスの前記所定圧の環境下において、中空針を前記捕集容器の栓を刺し貫いて前記捕集容器内に挿通し、前記中空針を通じて前記捕集容器内に前記希釈ガスを取り込む、
請求項5に記載の発生ガスの捕集方法。
【請求項7】
前記蓄電デバイスは、リチウムイオン二次電池モジュールである、
請求項1又は2に記載の発生ガスの捕集方法。
【請求項8】
蓄電デバイスから発生するガスの捕集装置であって、
内容量が既知とされた捕集容器と、
一端に第1の穿刺部位を、他端に第2の穿刺部位をそれぞれ有する中空の捕集針と、
希釈ガスの供給環境と、
を有し、
前記供給環境において、前記捕集容器の内部を希釈ガスの減圧状態とし、
前記第1の穿刺部位を前記蓄電デバイス内に穿刺し、前記第2の穿刺部位を前記捕集容器内に穿刺して、前記蓄電デバイスの内部に滞留した発生ガスを抜き取って前記捕集容器の内部に捕集し、
前記供給環境において、前記発生ガスが封入された前記捕集容器の内部に前記希釈ガスを供給して、前記捕集容器の内部を所定圧に調節する、
発生ガスの捕集装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発生ガスの捕集方法及び捕集装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近時では、蓄電デバイスとしてリチウムイオン二次電池等が注目されている。リチウムイオン二次電池は、他の二次電池に比べて高いエネルギー密度を有し、高出力が得られる小型軽量な電池として、研究開発が進められている。
【0003】
リチウムイオン二次電池では、内部短絡が生じると、電池内部の電解液が分解・蒸発してガスが発生する場合がある。そのため、電池の安全性を確保すべく、このような発生ガスを分析する安全性評価試験が行われている。リチウムイオン二次電池の安全性評価試験を行うには、例えば特許文献1で示されているような発生ガスの捕集装置が用いられている。この捕集装置は、試験対象であるリチウムイオン二次電池が所定の希釈ガス雰囲気下で収容される密封耐圧ブース、リチウムイオン二次電池に釘を突き刺してガスを密封耐圧ブース内に拡散させる動作を行う機構、及び、密封耐圧ブース内に拡散したガスを配管で連通するバッファタンクを介して捕集するガスバッグ等を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-3513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
リチウムイオン二次電池を対象とした従来の安全性評価試験を行うには、上記のような大規模構成のガス捕集装置を用いることを要するところ、より簡易な手法により安全性評価試験を行うことが望まれている。また、安全性評価試験時において、リチウムイオン電池から発生するガス量は、上記のようなガス捕集装置においてリチウムイオン二次電池が収容される密封耐圧ブースの内容積に比べて極少量である。リチウムイオン二次電池に釘を突き刺すことで極少量のガスが放出され、比較的大きな容積の密封耐圧ブース内に拡散するため、希釈ガスによる発生ガスの希釈倍率が高く、ガス捕集装置に厳しい検知感度が要求される。そのため、ガスの発生量及び成分を正確に把握できない懸念がある。
【0006】
本発明は、簡易な構成及び手法により、蓄電デバイスで発生したガスの発生量及び成分を正確に把握することができる、発生ガスの捕集方法及び捕集装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記のような知見に基づいて鋭意検討を重ねた結果、以下に示す発明の態様に想到した。
【0008】
蓄電デバイスから発生するガスの捕集方法であって、
内容量が既知とされた捕集容器の内部を希釈ガスの減圧状態とする第1工程と、
一端に第1の穿刺部位を、他端に第2の穿刺部位をそれぞれ有する中空の捕集針を用いて、前記第1の穿刺部位を前記蓄電デバイス内に穿刺し、前記第2の穿刺部位を前記捕集容器内に穿刺して、前記蓄電デバイスの内部に滞留した発生ガスを抜き取って前記捕集容器の内部に捕集する第2工程と、
前記発生ガスが封入された前記捕集容器の内部に前記希釈ガスを供給して、前記捕集容器の内部を所定圧に調節する第3工程と、
を有する、
発生ガスの捕集方法。
【0009】
蓄電デバイスから発生するガスの捕集装置であって、
内容量が既知とされた捕集容器と、
一端に第1の穿刺部位を、他端に第2の穿刺部位をそれぞれ有する中空の捕集針と、
希釈ガスの供給環境と、
を有し、
前記供給環境において、前記捕集容器の内部を希釈ガスの減圧状態とし、
前記第1の穿刺部位を前記蓄電デバイス内に穿刺し、前記第2の穿刺部位を前記捕集容器内に穿刺して、前記蓄電デバイスの内部に滞留した前記発生ガスを抜き取って前記捕集容器の内部に捕集し、
前記供給環境において、前記発生ガスが封入された前記捕集容器の内部に前記希釈ガスを供給して、前記捕集容器の内部を所定圧に調節する、
発生ガスの捕集装置。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る発生ガスの捕集方法及び捕集装置によれば、簡易な構成及び手法により、蓄電デバイスで発生したガスの発生量及び成分を正確に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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