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公開番号2024127576
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036814
出願日2023-03-09
発明の名称耐震壁およびその施工方法
出願人清水建設株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E04B 2/56 20060101AFI20240912BHJP(建築物)
要約【課題】木質面を現しとすることができ、低コストで施工性に優れた耐震壁およびその施工方法を提供する。
【解決手段】上下の梁状部材12と、左右の柱状部材14に対して、上下左右の四辺がそれぞれ固定される耐震壁10であって、コンクリートまたは鉄筋コンクリートからなり、上側の前記梁状部材12から下方に延びる垂れ壁16と、この垂れ壁16の両面に設けられ、上下左右の四辺が上下の前記梁状部材12と、左右の前記柱状部材14に対してそれぞれ固定される木質の壁パネル18とを備え、前記垂れ壁16の下辺と下側の前記梁状部材12との間、および、前記垂れ壁16の側辺と左右の前記柱状部材14との間には、それぞれスリット24,26が設けられるようにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上下の梁状部材と、左右の柱状部材に対して、上下左右の四辺がそれぞれ固定される耐震壁であって、
コンクリートまたは鉄筋コンクリートからなり、上側の前記梁状部材から下方に延びる垂れ壁と、この垂れ壁の両面に設けられ、上下左右の四辺が上下の前記梁状部材と、左右の前記柱状部材に対してそれぞれ固定される木質の壁パネルとを備え、前記垂れ壁の下辺と下側の前記梁状部材との間、および、前記垂れ壁の側辺と左右の前記柱状部材との間には、それぞれスリットが設けられることを特徴とする耐震壁。
続きを表示(約 98 文字)【請求項2】
請求項1に記載の耐震壁を施工する方法であって、
前記木質の壁パネルを、前記垂れ壁のコンクリートを打設する型枠として兼用することを特徴とする耐震壁の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、耐震壁およびその施工方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、CLT(Cross Laminated Timber:直交集成板)を壁パネルとして用いたCLT耐震壁が知られている(例えば、特許文献1を参照)。CLT耐震壁は、接合金物を介してRC(鉄筋コンクリート)/S(鉄骨)躯体と接合される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-188845号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
CLT耐震壁を集合住宅の戸境壁として使用する場合、区画壁としての耐火性能および遮音性能が要求されることから、CLT耐震壁を強化石膏ボード等で仕上げる必要が生じる。このような制約から、CLTパネルの木質面を現しとすることは難しい。また、躯体とCLT耐震壁の接合部が煩雑で施工性が悪く、接合金物に要するコストも高いという問題があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、木質面を現しとすることができ、低コストで施工性に優れた耐震壁およびその施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る耐震壁は、上下の梁状部材と、左右の柱状部材に対して、上下左右の四辺がそれぞれ固定される耐震壁であって、コンクリートまたは鉄筋コンクリートからなり、上側の前記梁状部材から下方に延びる垂れ壁と、この垂れ壁の両面に設けられ、上下左右の四辺が上下の前記梁状部材と、左右の前記柱状部材に対してそれぞれ固定される木質の壁パネルとを備え、前記垂れ壁の下辺と下側の前記梁状部材との間、および、前記垂れ壁の側辺と左右の前記柱状部材との間には、それぞれスリットが設けられることを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る耐震壁の施工方法は、上述した耐震壁を施工する方法であって、前記木質の壁パネルを、前記垂れ壁のコンクリートを打設する型枠として兼用することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る耐震壁によれば、上下の梁状部材と、左右の柱状部材に対して、上下左右の四辺がそれぞれ固定される耐震壁であって、コンクリートまたは鉄筋コンクリートからなり、上側の前記梁状部材から下方に延びる垂れ壁と、この垂れ壁の両面に設けられ、上下左右の四辺が上下の前記梁状部材と、左右の前記柱状部材に対してそれぞれ固定される木質の壁パネルとを備え、前記垂れ壁の下辺と下側の前記梁状部材との間、および、前記垂れ壁の側辺と左右の前記柱状部材との間には、それぞれスリットが設けられるので、木質面を現しとすることができ、低コストで施工性に優れた耐震壁を提供することができるという効果を奏する。
【0009】
また、本発明に係る耐震壁の施工方法によれば、上述した耐震壁を施工する方法であって、前記木質の壁パネルを、前記垂れ壁のコンクリートを打設する型枠として兼用するので、低コストで施工性に優れた耐震壁の施工方法を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明に係る耐震壁およびその施工方法の実施の形態を示す部分透視正面図である。
図2は、本発明に係る耐震壁およびその施工方法の実施の形態を示す側断面図である。
図3は、本実施の形態の変形例の要部拡大図であり、(1)は水平断面図、(2)は正面断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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