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公開番号
2024126411
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023034774
出願日
2023-03-07
発明の名称
カプラ取付装置
出願人
東洋電装株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01R
13/73 20060101AFI20240912BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】カプラ取付装置における部品点数の増加と組み付け時の作業性が低下すること。
【解決手段】本発明のカプラ取付装置は、ワイヤーハーネスのカプラ31が挿通可能な挿通穴22が形成された壁面21Aと、壁面の一方の面から延設され挿通穴22と連通するカプラ31を収容するための収容領域が形成された収容部23と、を備え、挿通穴22に対するカプラ31の挿通方向に沿った収容部23の所定の面に、収容部23の外部からカプラ31を収容領域に挿入可能な開口部23aを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ワイヤーハーネスのカプラが挿通可能な挿通穴が形成された壁面と、
前記壁面の一方の面から延設され、前記挿通穴と連通する前記カプラを収容するための収容領域が形成された収容部と、
を備え、
前記挿通穴に対する前記カプラの挿通方向に沿った前記収容部の所定の面に、当該収容部の外部から前記カプラを前記収容領域に挿入可能な開口部を有する、
カプラ取付装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のカプラ取付装置であって、
前記挿通穴は、前記カプラの外形よりも広く形成されており、前記収容部に形成された前記開口部と連通している、
カプラ取付装置。
【請求項3】
請求項1に記載のカプラ取付装置であって、
前記挿通穴の周囲の一部に、前記収容領域との連通箇所に対応する前記挿通穴の外形がさらに広げられた部位である切り欠き部が形成されており、
前記切り欠き部は、前記収容部に形成された前記開口部と連通している、
カプラ取付装置。
【請求項4】
請求項3に記載のカプラ取付装置であって、
前記壁面は、前記挿通穴の前記収容領域との連通箇所が位置する第一壁面と、当該第一壁面から延設されて当該第一壁面に対して屈曲された第二壁面と、を有しており、
前記挿通穴の前記切り欠き部は、前記第一壁面から前記第二壁面にかけて形成されている、
カプラ取付装置。
【請求項5】
請求項1に記載のカプラ取付装置であって、
前記収容部の内部に、前記カプラの外形に応じて形成されており、前記収容部の外部から前記収容領域への前記カプラの挿入をガイドするガイド部を有する、
カプラ取付装置。
【請求項6】
請求項5に記載のカプラ取付装置であって、
前記ガイド部は、前記挿通穴を形成する面に対して傾斜して形成されている、
カプラ取付装置。
【請求項7】
請求項1に記載のカプラ取付装置であって、
前記収容部に、前記収容領域に挿入されて、前記挿通穴を形成する面に対して垂直方向にスライド移動された前記カプラのさらなる移動を規制する第1の規制部を有する、
カプラ取付装置。
【請求項8】
請求項7に記載のカプラ取付装置であって、
前記収容部に、前記カプラが前記収容領域に挿入されてスライド移動された際に、当該カプラの外形の一部と嵌合し、当該カプラの前記挿通穴側に向かう方向への移動を規制する第2の規制部を有する、
カプラ取付装置。
【請求項9】
請求項7に記載のカプラ取付装置であって、
前記収容部に、前記カプラが前記収容領域に挿入された際に、当該カプラのスライド移動方向に対する垂直方向への移動を係止しつつスライド移動方向への移動を許容する第3の規制部を有する、
カプラ取付装置。
【請求項10】
請求項7に記載のカプラ取付装置であって、
前記収容部に、前記カプラが前記収容領域に挿入された際に、当該カプラの外形の一部と嵌合し、当該カプラのスライド移動方向に対する垂直方向への移動を係止しつつスライド移動方向への移動を許容する第4の規制部を有する、
カプラ取付装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤーハーネスを取り付けるカプラ取付装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車などの車両内における車内配線として、電源供給や信号通信に使用されるケーブルにカプラが接続されたワイヤーハーネスが用いられる。このとき、ワイヤーハーネスは車両内に固定されるが、例えば、ワイヤーハーネスのカプラが、車両内に設けられた筐体に取り付けられて固定される。一例として、特許文献1では、ケーブルが接続されたカプラに相当するスイッチをベースカバー(筐体)の壁面に取り付ける構成が記載されている。具体的に、特許文献1では、まず、ベースカバーの壁面に開口を設け、かかる開口の周囲に溝つきのリブを形成する。そして、ベースカバーの開口にケーブルを挿通させた状態で、リブの溝に挿入された止め板を用いてベースカバーの開口の位置にスイッチを固定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平5-72077号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の構成では、ベースカバーの開口にケーブルを挿通させた状態で、止め板を用いてスイッチ(カプラ)を開口に固定しているため、部品点数が増加し、組み付け時の作業性が低下する、という問題が生じる。
【0005】
このため、本発明の目的は、上述した課題である、部品点数の増加と組み付け時の作業性が低下する、という問題を解決することができるカプラ取付装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態であるカプラ取付装置は、
ワイヤーハーネスのカプラが挿通可能な挿通穴が形成された壁面と、
前記壁面の一方の面から延設され、前記挿通穴と連通する前記カプラを収容するための収容領域が形成された収容部と、
を備え、
前記挿通穴に対する前記カプラの挿通方向に沿った前記収容部の所定の面に、当該収容部の外部から前記カプラを前記収容領域に挿入可能な開口部を有する、
という構成をとる。
【0007】
また、本発明の一形態であるカプラ取付方法は、
ワイヤーハーネスのカプラが挿通可能な挿通穴が形成された壁面と、
前記壁面の一方の面から延設され、前記挿通穴と連通する前記カプラを収容するための収容領域が形成された収容部と、
を備えたカプラ取付装置におけるカプラ取付方法であって、
前記カプラを前記挿通穴に挿通して、当該カプラの少なくとも一部を前記壁面の一方の面側に位置させ、
前記カプラを、前記収容部の外部から、前記挿通穴に対する前記カプラの挿通方向に沿った前記収容部の所定の面に形成された前記収容領域に通ずる開口部を介して前記収容領域に挿入する、
という構成をとる。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、以上のように構成されることにより、部品点数の増加を抑制し、組み付け時の作業性の向上を図ることができるカプラ取付装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1の実施形態におけるカプラ取付装置の全体構成を示す図である。
図1に開示したカプラ取付装置を構成するリアケースの構成を示す図である。
図2Aに開示したリアケースを内面側からみた図である。
図1に開示したカプラ取付装置にカプラを取り付ける時の様子を示す図である。
図1に開示したカプラ取付装置にカプラを取り付ける時の様子を示す図である。
図1に開示したカプラ取付装置にカプラを取り付ける時の様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図5を参照して説明する。図1乃至図2は、カプラ取付装置の構成を説明するための図であり、図3乃至図5は、カプラ取付方法を説明するための図である。
(【0011】以降は省略されています)
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