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公開番号
2024126061
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023034194
出願日
2023-03-07
発明の名称
半導体モジュールの製造方法及び半導体モジュール
出願人
富士電機株式会社
代理人
弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類
H01L
25/07 20060101AFI20240912BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】半導体モジュールの信頼性の低下を抑制する。
【解決手段】金属ベース上の1または複数の絶縁基板のおもて面に設けられた第1半導体素子と第1導電板とを電気的に接続し、第2半導体素子と第2導電板とを電気的に接続し、1または複数の絶縁基板のおもて面に平行に配線される第1配線部を備える第1リードフレームと、第1配線部のおもて面に対して間隙を設けて重畳して第1配線部の配線方向に沿って配線される第2配線部を備える第2リードフレームと、枠状の筐体とが一体成型されたケースを、金属ベース上に配置し、第1及び第2リードフレームを金属ベース上の第1または第2回路パターンに接合する前に、重畳する第1及び第2配線部の一部の取付領域に、取付領域を第1配線部の裏面と第2配線部のおもて面から挟持する挟持部と、取付領域における間隙を充填する配線間隙部とを含む、1または複数の絶縁部材を取り付ける。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
金属ベース上に、第1半導体素子、第2半導体素子、第1導電板及び第2導電板がおもて面に設けられた1または複数の絶縁基板を配置する第1配置工程と、
前記第1半導体素子と前記第1導電板とを電気的に接続し、前記第2半導体素子と前記第2導電板とを電気的に接続する配線工程と、
前記1または複数の絶縁基板のおもて面に平行に配線される第1配線部を備える第1リードフレームと、前記第1配線部のおもて面に対して間隙を設けて重畳して前記第1配線部の配線方向に沿って配線される第2配線部を備える第2リードフレームと、枠状の筐体とが一体成型されたケースを、前記金属ベース上に配置する第2配置工程と、
前記金属ベース上の第1回路パターンに前記第1リードフレームを接合し、前記金属ベース上の第2回路パターンに前記第2リードフレームを接合する接合工程と、
前記接合工程の前に行われる工程であって、重畳する前記第1配線部と前記第2配線部の一部の取付領域に、前記取付領域を前記第1配線部の裏面と前記第2配線部のおもて面から挟持する挟持部と、前記取付領域における前記間隙を充填する配線間隙部とを含む、1または複数の絶縁部材を取り付ける取付工程と、
を含む半導体モジュールの製造方法。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記1または複数の絶縁部材のうち、
前記挟持部は、前記第2配線部のおもて面に接する第1部分と前記第1配線部の裏面に接する第2部分と前記第1部分及び前記第2部分の前記配線方向に平行であって同一平面を成すそれぞれの側部を接続する第3部分を含み、
前記配線間隙部の前記第1部分及び前記第2部分の前記それぞれの側部と同一方向を成す側部は、前記第3部分に接続されている、
請求項1に記載の半導体モジュールの製造方法。
【請求項3】
前記第2配置工程の前に、前記ケースを一体成型するケース作製工程をさらに有し、
前記1または複数の絶縁部材は、前記ケース作製工程後に、前記取付領域に取り付けられる、請求項2に記載の半導体モジュールの製造方法。
【請求項4】
前記接合工程後、前記筐体で囲われた収納領域内に封止部材を充填する封止工程をさらに有し、
前記封止工程の前に、前記1または複数の絶縁部材を前記取付領域から取り外す取り外し工程を含む、請求項2に記載の半導体モジュールの製造方法。
【請求項5】
前記第1リードフレームまたは前記第2リードフレームは、前記第1配線部または前記第2配線部から前記第1配線部のおもて面または前記第2配線部のおもて面に対して平行に突出する第3配線部を有し、
前記挟持部の前記第1部分または前記第2部分と、前記配線間隙部は、前記第3配線部を挟持する延長部分を含む、
請求項2に記載の半導体モジュールの製造方法。
【請求項6】
前記挟持部は、前記第2配線部のおもて面に接する第1部分と前記第1配線部の裏面に接する第2部分を含み、
前記1または複数の絶縁部材は、前記第1部分と前記配線間隙部の第1端部と接続する第3部分と、前記第2部分と前記配線間隙部の前記第1端部に対向する第2端部と接続する第4部分を含む、請求項1に記載の半導体モジュールの製造方法。
【請求項7】
前記第2配置工程の前に、前記ケースを一体成型するケース作製工程をさらに有し、
前記1または複数の絶縁部材は、前記ケース作製工程前に、前記取付領域に取り付けられる、請求項6に記載の半導体モジュールの製造方法。
【請求項8】
前記挟持部の前記第1配線部の裏面及び前記第2配線部のおもて面の前記配線方向に平行な側部側の先端には、前記先端から前記第1配線部及び前記第2配線部にそれぞれ向いたかえし部が設けられている、請求項1に記載の半導体モジュールの製造方法。
【請求項9】
前記1または複数の絶縁基板は、第1絶縁基板と第2絶縁基板を含み、前記第1回路パターンは前記第1絶縁基板上の前記第1導電板であり、前記第2回路パターンは前記第2絶縁基板上の前記第2導電板である、請求項1に記載の半導体モジュールの製造方法。
【請求項10】
金属ベースと、
第1半導体素子、第2半導体素子、前記第1半導体素子と電気的に接続された第1導電板及び前記第2半導体素子と電気的に接続された第2導電板がおもて面に設けられ、前記金属ベース上に配置された1または複数の絶縁基板と、
前記1または複数の絶縁基板のおもて面に平行に配線される第1配線部を備え、前記金属ベース上の第1回路パターンに接合された第1リードフレームと、前記第1配線部のおもて面に対して間隙を設けて重畳して前記第1配線部の配線方向に沿って配線される第2配線部を備え、前記金属ベース上の第2回路パターンに接合された第2リードフレームと、枠状の筐体とが一体成型され、前記金属ベース上に配置されたケースと、
重畳する前記第1配線部と前記第2配線部の一部の領域を前記第1配線部の裏面と前記第2配線部のおもて面から挟持する挟持部と、前記領域における前記間隙を充填する配線間隙部を含む1または複数の第1絶縁部材と、
を有し、
前記挟持部は、前記第2配線部のおもて面に接する第1部分と前記第1配線部の裏面に接する第2部分を含み、
前記1または複数の第1絶縁部材は、前記第1部分と前記配線間隙部の第1端部と接続する第3部分と、前記第2部分と前記配線間隙部の前記第1端部に対向する第2端部と接続する第4部分を含む、
半導体モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体モジュールの製造方法及び半導体モジュールに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体モジュールには、平面視で重畳する2枚の板状の端子導体間の距離を一定以上に保つため、絶縁ブロックを設けたものがある(例えば特許文献1参照)。また、封止部材の充填が不十分でも平面視で重畳領域をもつ2つのリードフレーム間の短絡を防止するため、重畳領域の間隙を充填する部分を含む配線保持部を設けた半導体モジュールがある(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2014/073311号
国際公開第2021/029150号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本件実施形態の課題としては、リードフレームの変形による半導体モジュールの信頼性の低下を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一観点によれば、金属ベース上に、第1半導体素子、第2半導体素子、第1導電板及び第2導電板がおもて面に設けられた1または複数の絶縁基板を配置する第1配置工程と、前記第1半導体素子と前記第1導電板とを電気的に接続し、前記第2半導体素子と前記第2導電板とを電気的に接続する配線工程と、前記1または複数の絶縁基板のおもて面に平行に配線される第1配線部を備える第1リードフレームと、前記第1配線部のおもて面に対して間隙を設けて重畳して前記第1配線部の配線方向に沿って配線される第2配線部を備える第2リードフレームと、枠状の筐体とが一体成型されたケースを、前記金属ベース上に配置する第2配置工程と、前記金属ベース上の第1回路パターンに前記第1リードフレームを接合し、前記金属ベース上の第2回路パターンに前記第2リードフレームを接合する接合工程と、前記接合工程の前に行われる工程であって、重畳する前記第1配線部と前記第2配線部の一部の取付領域に、前記取付領域を前記第1配線部の裏面と前記第2配線部のおもて面から挟持する挟持部と、前記取付領域における前記間隙を充填する配線間隙部とを含む、1または複数の絶縁部材を取り付ける取付工程と、を含む半導体モジュールの製造方法が提供される。
【0006】
前記1または複数の絶縁部材のうち、前記挟持部は、前記第2配線部のおもて面に接する第1部分と前記第1配線部の裏面に接する第2部分と前記第1部分及び前記第2部分の前記配線方向に平行であって同一平面を成すそれぞれの側部を接続する第3部分を含み、前記配線間隙部の前記第1部分及び前記第2部分の前記それぞれの側部と同一方向を成す側部は、前記第3部分に接続されていてよい。
【0007】
前記第2配置工程の前に、前記ケースを一体成型するケース作製工程をさらに有し、前記1または複数の絶縁部材は、前記ケース作製工程後に、前記取付領域に取り付けられてよい。
【0008】
前記接合工程後、前記筐体で囲われた収納領域内に封止部材を充填する封止工程をさらに有し、前記封止工程の前に、前記1または複数の絶縁部材を前記取付領域から取り外す取り外し工程を含んでいてよい。
【0009】
前記第1リードフレームまたは前記第2リードフレームは、前記第1配線部または前記第2配線部から前記第1配線部のおもて面または前記第2配線部のおもて面に対して平行に突出する第3配線部を有し、前記挟持部の前記第1部分または前記第2部分と、前記配線間隙部は、前記第3配線部を挟持する延長部分を含んでいてよい。
【0010】
前記挟持部は、前記第2配線部のおもて面に接する第1部分と前記第1配線部の裏面に接する第2部分を含み、前記1または複数の絶縁部材は、前記第1部分と前記配線間隙部の第1端部と接続する第3部分と、前記第2部分と前記配線間隙部の前記第1端部に対向する第2端部と接続する第4部分を含んでいてよい。
(【0011】以降は省略されています)
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