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公開番号
2024147953
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-17
出願番号
2023060729
出願日
2023-04-04
発明の名称
ショーケース
出願人
富士電機株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
A47F
3/06 20060101AFI20241009BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】棚板を前方にスライドさせる場合にも隣接する他のショーケースの扉体を揺動させることができ、利便性の向上を図ること。
【解決手段】前面に形成された前面開口10aを開閉する態様で、扉体20が揺動可能に設けられたケース本体10と、前面開口10aを臨む態様でケース本体10の内部に設けられた収納室11に上下方向に沿って複数段設けられ、かつ商品を載置する棚板13aが前後方向に沿ってスライド可能な商品載置棚13と、収納室11の空気の温度を調整する蒸発器17とを備え、商品載置棚13に載置された商品を所望の温度に調整するショーケース1であって、扉体20を揺動可能に軸支する軸支部材22,23と、ケース本体10の左右両側部よりも内側に配設され、かつ軸支部材22,23を前面開口10aに対して近接離反する態様で前後方向に沿ってスライド可能に支持する支持部材24,25を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
前面に形成された前面開口を開閉する態様で、扉体が揺動可能に設けられたケース本体と、
前記前面開口を臨む態様でケース本体の内部に設けられた収納室に上下方向に沿って複数段設けられ、かつ商品を載置する棚板が前後方向に沿ってスライド可能な商品載置棚と、
前記収納室の空気の温度を調整する温度調整手段と
を備え、
前記商品載置棚に載置された商品を所望の温度に調整するショーケースであって、
前記扉体を揺動可能に軸支する軸支部材と、
前記ケース本体の左右両側部よりも内側に配設され、かつ前記軸支部材を前記前面開口に対して近接離反する態様で前後方向に沿ってスライド可能に支持する支持部材と
を備えたことを特徴とするショーケース。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記軸支部材は、上下一対となる態様で設けられ、前記支持部材は、上下一対となる態様で前記ケース本体に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
【請求項3】
前記支持部材は、前記軸支部材を前記前面開口に対して最も近接した状態に保持する保持機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
【請求項4】
前記支持部材は、常態においては前記軸支部材を前記前面開口に対して最も近接した位置に保持する一方、解除操作がなされた場合には、前記軸支部材が前記前面開口から離隔する態様で前方に向けてスライドすることを許容するストッパを備えたことを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ショーケースに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ショーケースとして、ケース本体の前面開口を臨む収納室に商品載置棚が上下方向に沿って複数段設けられ、前面開口が透明扉により開閉されるものが知られている。商品載置棚は、商品を載置する棚板が前後方向に沿ってスライド可能なものである。透明扉は、ヒンジ装置に回動自在に軸支されており、ヒンジ装置が棚板のスライド可能な領域から外方となる側方領域に配置されていた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-146862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上述した特許文献1に提案されているショーケースでは、ヒンジ装置が棚板のスライド可能な領域から外方となる側方領域に配置されていたので、次のような問題があった。
【0005】
ショーケースは、店舗等に設置されるもので、複数が幅方向(左右方向)に並設されるのが一般的である。そのため、上記特許文献1のようにヒンジ装置が側方領域に配置されていると、1つのショーケースの透明扉を開く方向に回動させた場合、該ショーケースに隣接する他のショーケースの透明扉の回動域にヒンジ装置が存在して干渉するおそれがあり、結果的に、他のショーケースの透明扉を回動させることが困難であった。
【0006】
つまり、商品の補充作業等で棚板を前方にスライドさせる際には、隣接する他のショーケースの透明扉を回動させることができず、利便性に優れたものと言えなかった。
【0007】
本発明は、上記実情に鑑みて、棚板を前方にスライドさせる場合にも隣接する他のショーケースの扉体を揺動させることができ、利便性の向上を図ることができるショーケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に係るショーケースは、前面に形成された前面開口を開閉する態様で、扉体が揺動可能に設けられたケース本体と、前記前面開口を臨む態様でケース本体の内部に設けられた収納室に上下方向に沿って複数段設けられ、かつ商品を載置する棚板が前後方向に沿ってスライド可能な商品載置棚と、前記収納室の空気の温度を調整する温度調整手段とを備え、前記商品載置棚に載置された商品を所望の温度に調整するショーケースであって、前記扉体を揺動可能に軸支する軸支部材と、前記ケース本体の左右両側部よりも内側に配設され、かつ前記軸支部材を前記前面開口に対して近接離反する態様で前後方向に沿ってスライド可能に支持する支持部材とを備えたことを特徴とする。
【0009】
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記軸支部材は、上下一対となる態様で設けられ、前記支持部材は、上下一対となる態様で前記ケース本体に設けられたことを特徴とする。
【0010】
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記支持部材は、前記軸支部材を前記前面開口に対して最も近接した状態に保持する保持機構を備えたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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