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公開番号2024157698
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072208
出願日2023-04-26
発明の名称マルチデバイスシステム
出願人富士電機株式会社
代理人インフォート弁理士法人,個人,個人,個人,個人
主分類G06F 11/07 20060101AFI20241031BHJP(計算;計数)
要約【課題】クラウドを利用するマルチデバイスシステムにおいて、クラウド側で障害が発生した場合であっても、その動作を継続できるようにする。
【解決手段】マルチデバイスシステムは、複数のデバイスおよび複数のデバイスを管理する管理デバイスを備え、クラウドが提供するサービスを利用して動作する。複数のデバイスのうちのいずれかのデバイスは、マルチデバイスシステム内でクラウドサービスを実現するためのアプリケーションプログラムを保持する。管理デバイスは、クラウドまたはクラウドとの通信の異常を検知したときに、複数のデバイスそれぞれに対して、接続先をクラウドからアプリケーションプログラムを保持しているデバイスに変更することを指示する。複数のデバイスは、それぞれ、管理デバイスからの指示に応じて、デバイスが保持しているアプリケーションプログラムにアクセスする。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
複数のデバイスおよび前記複数のデバイスを管理する管理デバイスを備え、クラウドが提供するサービスを利用して動作するマルチデバイスシステムであって、
前記複数のデバイスのうちのいずれかのデバイスは、前記マルチデバイスシステム内で前記サービスを実現するためのアプリケーションプログラムを保持し、
前記管理デバイスは、前記クラウドまたは前記クラウドとの通信の異常を検知したときに、前記複数のデバイスそれぞれに対して、接続先を前記クラウドから前記アプリケーションプログラムを保持しているデバイスに変更することを指示し、
前記複数のデバイスは、それぞれ、前記管理デバイスからの指示に応じて前記アプリケーションプログラムにアクセスする
ことを特徴とするマルチデバイスシステム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記管理デバイスは、
前記クラウドまたは前記クラウドとの通信の異常を検知したときに、前記複数のデバイスそれぞれのリソースの状態に基づいて、前記複数のデバイスの中から前記アプリケーションプログラムを実行するデバイスを選択し、
選択したデバイスに前記アプリケーションプログラムを再配置し、
前記複数のデバイスは、それぞれ、再配置された前記アプリケーションプログラムにアクセスする
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチデバイスシステム。
【請求項3】
前記アプリケーションプログラムは、複数のアプリケーションプログラム部品から構成され、
前記複数のアプリケーションプログラム部品は、前記複数のデバイスのうちの異なるデバイスにより保持され、
前記管理デバイスは、前記複数のアプリケーションプログラム部品を、前記複数のデバイスそれぞれのリソースの状態に基づいて、前記複数のデバイスのうちの異なるデバイスに再配置する
ことを特徴とする請求項2に記載のマルチデバイスシステム。
【請求項4】
前記管理デバイスは、前記クラウドまたは前記クラウドとの通信の異常からの復旧を検知したときに、前記複数のデバイスの接続先を前記アプリケーションプログラムから前記クラウドに変更する
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチデバイスシステム。
【請求項5】
前記管理デバイスは、
前記マルチデバイスシステム内での前記アプリケーションプログラムの利用状況をモニタし、
前記クラウドまたは前記クラウドとの通信の異常からの復旧を検知したときに、前記利用状況を前記クラウドに通知する
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチデバイスシステム。
【請求項6】
前記利用状況は、前記マルチデバイスシステム内での前記アプリケーションプログラムの稼働時間またはアクセス数を表す
ことを特徴とする請求項5に記載のマルチデバイスシステム。
【請求項7】
前記管理デバイスは、前記クラウドまたは前記クラウドとの通信の異常からの復旧を検知したときに、前記マルチデバイスシステム内での前記アプリケーションプログラムによる処理結果データを前記クラウドに送信する
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチデバイスシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のデバイスを備えるマルチデバイスシステムに係わる。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
複数のデバイスがそれぞれクラウド上のアプリケーションを利用しながら連携して動作するマルチデバイスシステムが実用化されている。ただし、この構成では、クラウド側で障害が発生した場合、或いは、クラウドとの間の通信に障害がした場合には、サービスが停止してしまう。このため、デバイスの接続先のアクセスポイントに障害が発生した場合であっても、デバイスが特定のサービスを利用できる方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-087162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されている方法では、デバイスと通信接続されているアクセスポイントの異常を検知すると、デバイスの通信接続先が、特定の機能を利用するための他のアクセスポイントに切り替えられる。しかし、この方法では、他のアクセスポイントに接続できない場合、或いは、クラウド側で障害が発生した場合には、動作を継続できない。
【0005】
本発明の1つの側面に係わる目的は、クラウドを利用するマルチデバイスシステムにおいて、クラウド側で障害が発生した場合、或いは、クラウドとの間の通信に障害が発生した場合であっても、その動作を継続できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1つの態様に係わるマルチデバイスシステムは、複数のデバイスおよび前記複数のデバイスを管理する管理デバイスを備え、クラウドが提供するサービスを利用して動作する。前記複数のデバイスのうちのいずれかのデバイスは、前記マルチデバイスシステム内で前記サービスを実現するためのアプリケーションプログラムを保持する。前記管理デバイスは、前記クラウドまたは前記クラウドとの通信の異常を検知したときに、前記複数のデバイスそれぞれに対して、接続先を前記クラウドから前記アプリケーションプログラムを保持しているデバイスに変更することを指示する。前記複数のデバイスは、それぞれ、前記管理デバイスからの指示に応じて前記アプリケーションプログラムにアクセスする。
【発明の効果】
【0007】
上述の態様によれば、クラウドを利用するマルチデバイスシステムにおいて、クラウド側で障害が発生した場合、或いは、クラウドとの間の通信に障害が発生した場合であっても、その動作を継続できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係わるマルチデバイスシステムの一例を示す図である。
管理デバイスが保持する管理データ(デバイス管理データ、クラウドアプリ管理データ、およびサービス利用データ)の一例を示す図である。
クラウドの管理サーバが保持する管理データ(サービス利用データおよびアプリケーションデータ管理データ)の一例を示す図である。
マルチデバイスシステムの処理の一例を示すフローチャートである。
クラウド情報を取得する処理の一例を示すフローチャートである。
デバイス情報を取得する処理の一例を示すフローチャートである。
クラウドの状態を検知する処理の一例を示すフローチャートである。
ローカル環境のクラウドアプリを確認する処理一例を示すフローチャートである。
クラウドアプリを実行するデバイスを選択する処理の一例を示すフローチャートである。
マルチデバイスシステムにおいてクラウドアプリを再配置する処理の一例を示すフローチャートである。
常駐アプリの接続先を各デバイスに通知する処理の一例を示すフローチャートである。
常駐アプリの接続先をクラウドからローカルに変更する処理の一例を示すフローチャートである。
ローカル環境でのサービスの利用状況を表す利用情報を収集する処理の一例を示すフローチャートである。
ローカル環境でクラウドアプリが動作しているときにクラウドの状態を検知する処理の一例を示すフローチャートである。
常駐アプリの接続先をローカルからクラウドに変更する処理の一例を示すフローチャートである。
サービスの利用状況を管理サーバに通知する処理の一例を示すフローチャートである。
マルチデバイスシステムの処理の一例を示すシーケンス図である。
マルチデバイスシステムの動作の実施例を示す図(その1)である。
マルチデバイスシステムの動作の実施例を示す図(その2)である。
マルチデバイスシステムの動作の実施例を示す図(その3)である。
マルチデバイスシステムの動作の実施例を示す図(その4)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係わるマルチデバイスシステムの一例を示す。本発明の実施形態に係わるマルチデバイスシステム100は、図1に示すように、複数のデバイス10(10a~10d)を備える。複数のデバイス10は、互いに通信可能に構成されている。例えば、複数のデバイス10は、ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されている。
【0010】
各デバイス10は、それぞれ、プロセッサ、メモリ、およびストレージを備える。メモリまたはストレージには、オペレーティングシステム(OS)および1または複数のアプリケーションプログラムが格納されている。そして、プロセッサは、OS上でアプリケーションプログラムを実行することでデバイス10の動作を制御する。なお、以下の記載では、自デバイスのメモリまたはストレージに予め格納されているアプリケーションプログラムを「常駐アプリ11」と呼ぶことがある。
(【0011】以降は省略されています)

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