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公開番号
2024157141
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-07
出願番号
2023071294
出願日
2023-04-25
発明の名称
ガス遮断器
出願人
富士電機株式会社
代理人
インフォート弁理士法人
,
個人
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個人
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個人
,
個人
主分類
H01H
33/915 20060101AFI20241030BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】排気筒に流れ込む熱ガスを効率的に冷却できるようにすること。
【解決手段】ガス遮断器(1)は、アーク放電(A)への消弧性ガスの吹付に伴って発生する熱ガス(HG)の流れ方向にて、固定アーク接触子(43)より下流側に配置される排気筒(40)を備えている。排気筒は、筒状に形成される本体(401)と、本体に貫通して形成され、熱ガスを本体内から金属容器(2)内に排出する排出口(404)と、熱ガスの流れ方向にて本体の下流端側に形成される案内凸部(402)とを備えている。案内凸部は、熱ガスの流れと反対方向に突出して熱ガスを排出口に誘導する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
消弧性ガスを充填した容器内で、可動アーク接触子が固定アーク接触子から離間する際に発生するアーク放電に前記消弧性ガスを吹き付けて消弧するガス遮断器であって、
前記アーク放電への前記消弧性ガスの吹付に伴って発生する熱ガスの流れ方向にて、前記固定アーク接触子より下流側に配置される排気筒を備え、
前記排気筒は、筒状に形成される本体と、
前記本体に貫通して形成され、前記熱ガスを前記本体内から前記容器内に排出する排出口と、
前記熱ガスの流れ方向にて前記本体の下流端側に形成される案内凸部とを備え、
前記案内凸部は、前記熱ガスの流れと反対方向に突出して前記熱ガスを前記排出口に誘導することを特徴とするガス遮断器。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記案内凸部は、前記熱ガスの流れ方向上流側から下流側に向かって、前記本体の中心軸位置から離れる方向に傾斜するテーパ面を備えていることを特徴とする請求項1に記載のガス遮断器。
【請求項3】
前記案内凸部と前記排出口とは、前記本体の中心軸方向に直交する方向に並んで設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス遮断器。
【請求項4】
前記案内凸部は中空形状に形成され、且つ、前記本体の内外に通じる排気穴を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス遮断器。
【請求項5】
前記排気穴は、前記案内凸部の中心軸位置を挟む両側に形成されていることを特徴とする請求項4に記載のガス遮断器。
【請求項6】
前記本体と前記案内凸部とは一体成形されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス遮断器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、絶縁性ガス中で電流の開閉を行うガス遮断器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、消弧性ガスを充填した容器内で、可動アーク接触子が固定アーク接触子から離間する際に発生するアーク放電に消弧性ガスを吹き付けて消弧するガス絶縁開閉装置を開示している。特許文献1は、固定アーク接触子を支持する有底円筒形状の固定側サポートを備えている。特許文献1にて、アーク放電の消弧に伴って発生する熱ガス流の一部が固定側サポートに導入されて冷却された後、固定側サポートに形成された開口部から排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-224516号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のようなガス絶縁開閉装置においては、アーク放電の消弧によって熱ガス流が高温になるので、かかる熱ガス流が導入される固定側サポートにおいて、熱ガス流を効率的に冷却することが求められる。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、排気筒に流れ込む熱ガスを効率的に冷却することができるガス遮断器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明における一態様のガス遮断器は、消弧性ガスを充填した容器内で、可動アーク接触子が固定アーク接触子から離間する際に発生するアーク放電に前記消弧性ガスを吹き付けて消弧するガス遮断器であって、前記アーク放電への前記消弧性ガスの吹付に伴って発生する熱ガスの流れ方向にて、前記固定アーク接触子より下流側に配置される排気筒を備え、前記排気筒は、筒状に形成される本体と、前記本体に貫通して形成され、前記熱ガスを前記本体内から前記容器内に排出する排出口と、前記熱ガスの流れ方向にて前記本体の下流端側に形成される案内凸部とを備え、前記案内凸部は、前記熱ガスの流れと反対方向に突出して前記熱ガスを前記排出口に誘導することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、固定アーク接触子を通過した熱ガスを、案内凸部によって排気筒の内部から排出口に誘導することができる。これにより、高温となる熱ガスが排気筒内にて滞留することを抑制でき、排気筒の内部から熱ガスを円滑に排出して熱ガスを効率的に冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施の形態に係るガス遮断器を示す部分断面図である。
本実施の形態に係るガス遮断器における内部構造の説明図である。
本実施の形態に係るガス遮断器における消弧原理の説明図である。
本実施の形態に係る排気筒及びその周辺構造の拡大説明図である。
本実施の形態に係る排気筒を下から見た図である。
本実施の形態に係る排気筒から排出される熱ガスの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施の形態に係るガス遮断器について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明に係るガス遮断器については、以下の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
【0010】
図1は、本実施の形態に係るガス遮断器を示す部分断面図である。図1に示すように、ガス遮断器1は、SF6ガス等の絶縁性ガス(消弧性ガス)を充填した金属容器(容器)2と、金属容器2内に配置された三相の消弧室3とを含んで構成される。金属容器2内には、密閉空間21が形成されている。この密閉空間21には、消弧性ガスが封入されており、数気圧(例えば、6気圧)に維持されている。三相の消弧室3は、密閉空間21内に設置されている。ガス遮断器1は、消弧室3内の電極間に発生するアーク放電(アーク)に対して消弧性ガスを吹き付けて大電流の短絡電流を瞬時に遮断するように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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