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公開番号2024154440
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023068173
出願日2023-04-19
発明の名称管理システム、サーバ装置、および管理方法
出願人富士電機株式会社
代理人インフォート弁理士法人,個人,個人,個人,個人
主分類G06F 8/65 20180101AFI20241024BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数回分の更新ソフトウェアの適用を効率的に行う。
【解決手段】電子機器20で実行されるソフトウェアについての更新版である更新ソフトウェアが複数回リリースされている。このとき、サーバ装置10は、電子機器20でのソフトウェアの更新においてまとめて適用可能な更新ソフトウェアの適用数を決定し、決定された適用数に相当する回数分の更新ソフトウェアを含む累積更新ソフトウェアモジュールを作成して送信する。電子機器20は、サーバ装置10から送信された累積更新ソフトウェアモジュールを受信し、当該累積更新ソフトウェアモジュールに含まれている、上述した回数分の更新ソフトウェアをまとめて適用してソフトウェアを更新する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電子機器と前記電子機器を管理するサーバ装置とを備える管理システムであって、
前記サーバ装置は、
前記電子機器で実行されるソフトウェアについての更新版である更新ソフトウェアが複数回リリースされている場合に、前記電子機器での前記ソフトウェアの更新においてまとめて適用可能な前記更新ソフトウェアの適用数を決定する決定部と、
前記決定部により決定された前記適用数に相当する回数分の前記更新ソフトウェアを含む累積更新ソフトウェアモジュールを作成する作成部と、
前記累積更新ソフトウェアモジュールを送信する送信部と
を備え、
前記電子機器は、
前記送信部により送信された前記累積更新ソフトウェアモジュールを受信する受信部と、
前記累積更新ソフトウェアモジュールに含まれている前記回数分の前記更新ソフトウェアをまとめて適用して前記ソフトウェアを更新する更新部と
を備える
ことを特徴とする管理システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記決定部は、前記電子機器が備える記憶部において前記ソフトウェアの更新に使用可能な記憶容量と、前記適用数に相当する回数分の前記更新ソフトウェアのデータサイズとの大小関係に基づいて、前記適用数を決定することを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
【請求項3】
前記決定部は、前記電子機器から通知される前記記憶容量を用いて、前記適用数を決定することを特徴とする請求項2に記載の管理システム。
【請求項4】
前記サーバ装置は、前記電子機器において保持されている前記ソフトウェアのバージョンを管理する管理テーブルを更に備え、
前記決定部は、前記電子機器において保持されていることが前記管理テーブルに示されている前記バージョンの前記ソフトウェアの更新においてまとめて適用可能な前記更新ソフトウェアの適用数を決定する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の管理システム。
【請求項5】
前記管理テーブルは、前記更新ソフトウェアのそれぞれのデータサイズの情報が含まれており、
前記決定部は、前記適用数に相当する回数分の前記更新ソフトウェアのそれぞれについての前記データサイズを前記管理テーブルから取得して前記データサイズの合計値を算出し、前記記憶容量と前記合計値との大小関係に基づいて、前記適用数を決定する
ことを特徴とする請求項4に記載の管理システム。
【請求項6】
電子機器と前記電子機器を管理するサーバ装置とを備える管理システムにおける前記サーバ装置であって、
前記電子機器で実行されるソフトウェアについての更新版である更新ソフトウェアが複数回リリースされている場合に、前記電子機器での前記ソフトウェアの更新においてまとめて適用可能な前記更新ソフトウェアの適用数を決定する決定部と、
前記決定部により決定された前記適用数に相当する回数分の前記更新ソフトウェアを含む累積更新ソフトウェアモジュールを作成する作成部と、
前記累積更新ソフトウェアモジュールを送信する送信部と
を備えることを特徴とするサーバ装置。
【請求項7】
電子機器で実行されるソフトウェアについての更新版である更新ソフトウェアが複数回リリースされている場合に、前記電子機器を管理するサーバ装置が、
前記電子機器での前記ソフトウェアの更新においてまとめて適用可能な前記更新ソフトウェアの適用数を決定し、
決定された前記適用数に相当する回数分の前記更新ソフトウェアを含む累積更新ソフトウェアモジュールを作成して送信し、
前記電子機器が、
前記サーバ装置から送信された前記累積更新ソフトウェアモジュールを受信し、
前記累積更新ソフトウェアモジュールに含まれている前記回数分の前記更新ソフトウェアをまとめて適用して前記ソフトウェアを更新する
ことを特徴とする管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は情報処理技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
機器に組み込まれているソフトウェアの更新に関する技術が幾つか知られている。例えば、機器の稼働状況に応じて更新のスケジューリングを行う技術や、機器の記憶部の空き容量に応じて各モジュールの更新順序を変更する技術が知られている(例えば特許文献1~特許文献2参照)。また、例えば、機器が備える記憶装置の空き容量に収まるように更新データを分割してダウンロードする技術が知られている(例えば特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-184242号公報
特開2007-213189号公報
特開2018-18307号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
機器に組み込まれているソフトウェアについての更新ソフトウェアが立て続けにリリースされることがある。このようなときに、先にリリースされた更新ソフトウェアの適用が完了するまで、後にリリースされた更新ソフトウェアを適用するための作業を進めることができず、更新ソフトウェアの適用が非効率となる場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態のひとつでは、管理システムが電子機器と当該電子機器を管理するサーバ装置とを備える。このサーバ装置は、決定部と作成部と送信部とを備える。決定部は、電子機器で実行されるソフトウェアについての更新版である更新ソフトウェアが複数回リリースされている場合に、当該電子機器での当該ソフトウェアの更新においてまとめて適用可能な更新ソフトウェアの適用数を決定する。作成部は、決定部により決定された適用数に相当する回数分の更新ソフトウェアを含む累積更新ソフトウェアモジュールを作成する。送信部は、この累積更新ソフトウェアモジュールを送信する。一方、電子機器は受信部と更新部とを備える。受信部は、送信部により送信された累積更新ソフトウェアモジュールを受信する。更新部は、この累積更新ソフトウェアモジュールに含まれている、上述した回数分の更新ソフトウェアをまとめて適用して、当該ソフトウェアを更新する。
【発明の効果】
【0006】
上記の態様によれば、複数回分の更新ソフトウェアの適用を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態の一例としての管理システムの構成を示す図である。
サーバ装置の機能構成例を示す図である。
管理テーブルの一例を示す図である。
電子機器の機能構成例を示す図である。
情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
ソフトウェア更新の処理手順の一例を示すシーケンス図である。
ソフトウェア更新管理処理の処理内容の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。
【0009】
初めに図1について説明する。図1は、実施形態の一例としての管理システムの構成を示している。
【0010】
管理システム1は、例えば、工場等の施設の構内に設置される。
(【0011】以降は省略されています)

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