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公開番号2024125892
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023034014
出願日2023-03-06
発明の名称電気接続箱ユニット
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H02G 3/16 20060101AFI20240911BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】搭載スペースを削減可能な電気接続箱ユニットを提供すること。
【解決手段】電気接続箱ユニット100は、電気接続箱1の接続部30が、電子部品に接続されるバスバ5と、バスバ5が挿入される貫通孔を有して、バスバ5の一部を貫通孔内に保持する端子4と、略筒状に形成され、筒孔内にバスバ5における一部とは異なる他部が配置されるメス型接続部31と、端子4を保持して、メス型接続部31と一体に構成されるオス型接続部32と、から構成されており、一の電気接続箱1aのメス型接続部31aの筒孔に、他の電気接続箱1bのオス型接続部32bが挿入されることで、一の電気接続箱1aにおけるバスバ5aの他部が、他の電気接続箱1bにおける端子4bの貫通孔内に挿入されて、一の電気接続箱1aと他の電気接続箱1bとが接続される。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも2つの電気接続箱を備えて、前記少なくとも2つの前記電気接続箱が互いに接続される電気接続箱ユニットであって、
前記電気接続箱は、
内部に電子部品を収容可能な収容空間を有するフレームと、
前記収容空間の外部に配置される接続部と、を有し、
前記接続部は、
前記電子部品に接続されるバスバと、
前記バスバが挿入される貫通孔を有して、前記バスバの一部を前記貫通孔内に保持する端子と、
略筒状に形成され、筒孔内に前記バスバにおける前記一部とは異なる他部が配置されるメス型接続部と、
前記端子を保持して、前記メス型接続部と一体に構成されるオス型接続部と、から構成され、
前記オス型接続部の外周形状は、前記メス型接続部の筒孔形状に対応して形成され、
当該電気接続箱ユニットは、
一の前記電気接続箱の前記メス型接続部の筒孔に、他の前記電気接続箱の前記オス型接続部が挿入されることで、前記一の前記電気接続箱における前記バスバの前記他部が、前記他の前記電気接続箱における前記端子の前記貫通孔内に挿入されて、前記一の前記電気接続箱と前記他の前記電気接続箱とが接続される、
電気接続箱ユニット。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電気接続箱ユニットであって、
前記端子には、相手側の前記電気接続箱における前記バスバの前記他部を保持可能な保持部が設けられる、
電気接続箱ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気接続箱ユニットに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両に搭載されるとともにリレー等の電子部品が収容される収容空間を有するリレーボックス等の電気接続箱(以下、「従来電気接続箱」ともいう。)が提案されている。このような電気接続箱は、搭載される車両の車種やオプションの仕様等の種々の条件に対応して、複数個搭載されることがある。この場合、例えば、一の電気接続箱と他の電気接続箱とは、電線を介して互いに接続されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-190616号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の電気接続箱同士の接続では、いわゆる太物電線が用いられることが多く、電線の屈曲性を確保するため、電線余長が必要になる。このため、電気接続箱同士が隣接搭載される場合には、電線の配索が煩雑化したり電線の搭載スペースを確保したりする必要がある。
【0005】
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、搭載スペースを削減可能な電気接続箱ユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係る電気接続箱ユニットは、下記を特徴としている。
少なくとも2つの電気接続箱を備えて、前記少なくとも2つの前記電気接続箱が互いに接続される電気接続箱ユニットであって、
前記電気接続箱は、
内部に電子部品を収容可能な収容空間を有するフレームと、
前記収容空間の外部に配置される接続部と、を有し、
前記接続部は、
前記電子部品に接続されるバスバと、
前記バスバが挿入される貫通孔を有して、前記バスバの一部を前記貫通孔内に保持する端子と、
略筒状に形成され、筒孔内に前記バスバにおける前記一部とは異なる他部が配置されるメス型接続部と、
前記端子を保持して、前記メス型接続部と一体に構成されるオス型接続部と、から構成され、
前記オス型接続部の外周形状は、前記メス型接続部の筒孔形状に対応して形成され、
当該電気接続箱ユニットは、
一の前記電気接続箱の前記メス型接続部の筒孔に、他の前記電気接続箱の前記オス型接続部が挿入されることで、前記一の前記電気接続箱における前記バスバの前記他部が、前記他の前記電気接続箱における前記端子の前記貫通孔内に挿入されて、前記一の前記電気接続箱と前記他の前記電気接続箱とが接続される、
電気接続箱ユニットであること。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、一の電気接続箱のメス型接続部の筒孔に、他の電気接続箱のオス型接続部が挿入されることで、一の電気接続箱におけるバスバの他部が、他の電気接続箱における端子の貫通孔内に挿入されて、一の電気接続箱と他の電気接続箱とが接続される。これにより、従来のように電線を介して電気接続箱同士を接続する場合に比べ、電線の配索スペースを確保する必要がなく、車両等における電気接続箱ユニットの搭載スペースを削減できる。
更に、本発明によれば、電気接続箱の接続部にオス型接続部及びメス型接続部が共に設けられることで、電気接続箱の共通化を図ることができる。
【0008】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係る電気接続箱ユニットを示す斜視図である。
図2は、一の電気接続箱と他の電気接続箱との分解斜視図である。
図3は、電気接続箱の要部分解斜視図である。
図4は、電気接続箱の接続部を上方からみた斜視図である。
図5は、接続部の断面図であって、図1のA-A断面に相当する図である。
図6は、バスバと端子が収容された接続部における図5に相当する図である。
図7は、図1のA-A断面図であって、一の電気接続箱及び他の電気接続箱の接続箇所の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る電気接続箱ユニット100について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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