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公開番号2024125571
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023033475
出願日2023-03-06
発明の名称扉体および建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E06B 3/88 20060101AFI20240911BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】錠ケースなどの付属部品が取り外された状態であってもエッジ材のずれを防止することのできる扉体を提供する。
【解決手段】扉体10は、四周枠組みした骨材18の見付け面を表面材20によって覆い、上下方向に沿って延在する骨材18の見込み面にエッジ材22を配設するとともに、エッジ材22に設けた挿通開口22A5を介して骨材に錠ケース24A,24Bを取り付ける。錠ケース24A,24Bの見込み面を形成するフロント壁24A2,24B2と骨材18の見込み面との間には錠ケース24A,24Bの見付け位置を規定するスペーサ28が設けられる。エッジ材22は、骨材18の見込み面に形成された係合受部18A7,18A8に対してX1方向にスライドさせて見付け方向にずれないように係合する係合フック部22A2,22A3を備える。スペーサ28は少なくとも挿通開口22A5に対してX1方向の側で接している。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
四周枠組みした骨材の見付け面を表面材によって覆い、上下方向に沿って延在する骨材の見込み面にエッジ材を配設するとともに、前記エッジ材に設けた挿通開口を介して前記骨材に付属部品を取り付けるようにした扉体であって、
前記付属部品の見込み面を形成するフロント壁と前記骨材の見込み面との間には前記付属部品の見付け位置を規定するスペーサが設けられ、
前記エッジ材は、前記骨材の見込み面に形成された係合片に対して見込み方向に沿った第1方向にスライドさせて見付け方向にずれないように係合する係合部を備え、
前記スペーサは前記挿通開口に対して前記第1方向の側で接している
ことを特徴とする扉体。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記スペーサは前記挿通開口に対して前記第1方向と逆の第2方向の側で接している
ことを特徴とする請求項1に記載の扉体。
【請求項3】
前記スペーサは板状であって前記付属部品の前記フロント壁をネジで取り付けるためのネジ挿通孔を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の扉体。
【請求項4】
前記係合部は、前記エッジ材の見込み面壁から内周側に突出しさらに前記第1方向に屈曲した形状であって、前記骨材の前記係合片は前記骨材の見込み面から外周側に突出しさらに前記第1方向と逆の第2方向に屈曲した形状である
ことを特徴とする請求項1に記載の扉体。
【請求項5】
前記スペーサは前記骨材の見込み面に対して見付け方向に押し込むことによりスナップフィット構造によって固定される
ことを特徴とする請求項1に記載の扉体。
【請求項6】
前記付属部品は上側の第1付属部品と下側の第2付属部品とからなり、それぞれ前記フロント壁から突出するケース本体を有し、
前記骨材には第1付属部品および第2付属部品の前記ケース本体が収容される第1収容開口と第2収容開口とが形成され、
前記スペーサは前記第1収容開口と前記第2収容開口とを仕切る橋架部に当接して設けられる
ことを特徴とする請求項1に記載の扉体。
【請求項7】
請求項1~請求項5のいずれかひとつに記載した扉体と、前記扉体を開閉可能に支持する枠体とを備えた
ことを特徴とする建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、扉体および建具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ドア等の建具に適用される扉体では、四周枠組みした骨材の見付け面を表面材によって覆うことにより扉本体を構成し、扉本体の戸先となる見込み面及び吊り元となる見込み面にそれぞれエッジ材を配設するようにしている。エッジ材は、取付ネジを骨材に螺合することによって扉本体の見込み面に取り付けられている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-218858号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の扉体は、見込み面の高さ方向のほぼ中間となる位置に錠ケースが取り付けられている。錠ケースは、薄型の直方体状を成すケース本体と、ケース本体の一側面に設けられたフランジ状のフロント壁とを備える。この錠ケースは、エッジ材に形成した挿通開口を介してケース本体が扉体の内部に収容され、フロント壁を介して骨材に取付ネジを螺合することによって扉体に保持されている。フロント壁と骨材との間にはスペーサとしての機能がある被挟持部材が設けられている。
【0005】
エッジ材は骨材の見込み面に形成された係合片に対して室外から室内に向かう第1方向にスライドさせて見付け方向および第1方向にずれないように係合している。エッジ材はさらにネジおよび錠ケースが嵌め合うことによって骨材に固定され第1方向とは逆の第2方向にもずれないようになっている。
【0006】
ところが扉体の輸送時には錠ケースが外されていることがある。また、意匠上の観点からネジはエッジ材の上下端の目立ちにくい箇所のみに設けられている。そうするとエッジ材の中央部分は第2方向への変位規制手段がなく、輸送の振動などによってはずれてしまう懸念がある。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、錠ケースなどの付属部品が取り外された状態であってもエッジ材のずれを防止することのできる扉体および建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる扉体は、四周枠組みした骨材の見付け面を表面材によって覆い、上下方向に沿って延在する骨材の見込み面にエッジ材を配設するとともに、前記エッジ材に設けた挿通開口を介して前記骨材に付属部品を取り付けるようにした扉体であって、前記付属部品の見込み面を形成するフロント壁と前記骨材の見込み面との間には前記付属部品の見付け位置を規定するスペーサが設けられ、前記エッジ材は、前記骨材の見込み面に形成された係合片に対して見込み方向に沿った第1方向にスライドさせて見付け方向にずれないように係合する係合部を備え、前記スペーサは前記挿通開口に対して前記第1方向の側で接していることを特徴とする。
【0009】
また、本発明にかかる建具は、前記扉体と、前記扉体を開閉可能に支持する枠体とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、付属部品の見込み面を形成するフロント壁と骨材の見込み面との間には付属部品の見付け位置を規定するスペーサが設けられ、該スペーサは挿通開口に対して第1方向の側で接している。したがって、錠ケースなどの付属部品が取り外された状態であってもエッジ材は第2方向への変位が規制されてずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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