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公開番号2024125558
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023033448
出願日2023-03-06
発明の名称表示装置、表示装置の制御方法、及びプログラム
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類B60K 35/00 20240101AFI20240911BHJP(車両一般)
要約【課題】車両(1)の走行中に表示装置(100)が操作を受け付けたと、運転者(P1)が誤認してしまうことを抑制できるようにする。
【解決手段】表示装置(100)は、表示部(13)と、記憶部(150)と、表示装置(100)に対する操作を検出する検出部(142)と、前記表示部(13)により情報を表示する表示制御部(144)と、を備え、前記表示制御部(144)は、前記車両(1)の走行中に前記検出部(142)が前記操作を検出した場合、前記表示部(13)が表示する情報を前記検出部(142)が検出した前記操作に対応する情報に変更せず、且つ、前記操作に関する注意喚起情報を表示しない。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に設けられる表示装置であって、
表示部と、
前記表示装置に対する操作を検出する検出部と、
前記表示部により情報を表示する表示制御部と、を備え、
前記表示制御部は、
前記車両の走行中に前記検出部が前記操作を検出した場合、前記表示部が表示する情報を前記検出部が検出した前記操作に対応する情報に変更せず、且つ、前記操作に関する注意喚起を示す注意喚起情報を前記表示部により表示しない、
表示装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
記憶部を備え、
前記表示制御部は、
前記車両の走行中に前記検出部が前記操作を検出した場合、前記検出部が検出した前記操作を示す操作情報を前記記憶部に記憶させ、
前記記憶部に前記操作情報を記憶させた後に前記車両が特定状態に至った場合、前記表示部が表示する情報を、前記記憶部に記憶させた前記操作情報が示す前記操作に対応する情報に変更する、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記特定状態は、前記車両の速度が所定値以下の状態である、
請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記特定状態は、前記車両の速度が零である状態が所定時間継続した状態である、
請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記車両の走行中に複数回連続して前記検出部が前記操作を検出した場合、前記操作に関する注意喚起の音声を出力する音声出力部を備える、
請求項1から4のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項6】
前記操作を行った前記車両の乗員が運転者か否かを判定する判定部を備え、
前記表示制御部は、
前記操作を行った前記乗員が前記運転者であると前記判定部が判定した場合、前記車両が前記特定状態に至るまで、前記表示部が表示する情報の変更を行わず、
前記操作を行った前記乗員が前記運転者でないと前記判定部が判定した場合、前記車両が前記特定状態に至っていなくても、前記表示部が表示する情報を前記検出部が検出した前記操作に対応する情報に変更する、
請求項2から4のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項7】
前記判定部は、前記車両に設置されるステアリングホイールが把持されているか否か、又は、前記車両の室内を撮影するカメラが撮影した撮影画像に基づいて、前記操作を行った前記車両の乗員が運転者か否かを判定する、
請求項6に記載の表示装置。
【請求項8】
前記表示制御部は、
前記車両の走行中に前記検出部が前記操作を検出するたびに、前記記憶部が記憶する前記操作情報を更新する、
請求項2から4のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項9】
前記表示制御部は、
前記車両が前記特定状態に至った場合、前記表示部が表示する情報を変更し、且つ、前記注意喚起情報を前記表示部により表示する、
請求項2から4のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項10】
車両に設けられる表示装置の制御方法であって、
前記車両の走行中に前記表示装置に対する操作を検出した場合、表示する情報を、検出した前記操作に対応する情報に変更せず、且つ、前記操作に関する注意喚起を示す注意喚起情報を表示しない、
表示装置の制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置、表示装置の制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、交通参加者の中でも高齢者や障がい者や子供といった脆弱な立場にある人々にも配慮された持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する取り組みが活発化している。この実現に向けて、車両の居住性に関する開発を通じて安全性や利便性をより一層改善する研究開発に注力している。そして、従来から、車両の居住性に係わる技術として、車両が走行中である場合、ナビゲーション装置などの車両に設けられる表示装置の操作制限に係わる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1は、手動操作入力の制限が有効である場合に手動操作の入力がなされた場合、手動操作入力が制限されていることを示す警告用の画像を表示する車載情報機器を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/163060号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1においては、車両の運転者が周辺視野で警告用の画像を見た際、画像が表示されていることについては認識できるが、その画像が警告用の画像であることまで認識できるとは限らない。そのため、特許文献1では、警告用の画像が表示されるため、車両の走行中に車載情報機器が操作を受け付けたと、車両の運転者が誤認する可能性がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、車両の走行中に表示装置が操作を受け付けたと、車両の運転者が誤認してしまうことを抑制できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、車両に設けられる表示装置であって、表示部と、前記表示装置に対する操作を検出する検出部と、前記表示部により情報を表示する表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記車両の走行中に前記検出部が前記操作を検出した場合、前記表示部が表示する情報を前記検出部が検出した前記操作に対応する情報に変更せず、且つ、前記操作に関する注意喚起を示す注意喚起情報を前記表示部により表示しない、表示装置である。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一態様によれば、車両の走行中に表示装置が操作を受け付けたと、車両の運転者が誤認してしまうことを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、車両の一例を示す図である。
図2は、車両の構成を示す図である。
図3は、表示装置の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[1.車両の構成]
図1は、車両1の一例を示す図である。
【0009】
図1で例示する車両1は、乗車定員5名の四輪車両である。車両1は、運転席10A、助手席10B、リア右席10C、リア中央席10D、及びリア左席10Eを備える。図1の車両1では、運転者P1及び同乗者P2が車両1の乗員Pとして乗車している。図1の車両1では、運転者P1が運転席10Aに着座している状況を示し、同乗者P2が助手席10Bに着座している状況を示している。なお、車両1は、4輪の車両に限定されず、5輪以上の車両でも3輪以下の車両でもよい。また、車両1の乗員定員数は、5名に限定されない。
【0010】
車両1は、右前ドア11A、左前ドア11B、右後ドア11C、左後ドア11D、及び、テールゲート11Eを備える。右前ドア11A、左前ドア11B、右後ドア11C、及び左後ドア11Dを開くことにより車両1の車室空間への出入りが可能となる。テールゲート11Eは、車両1のトランクを開閉する。
(【0011】以降は省略されています)

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