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公開番号2024125234
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2024107117,2022129458
出願日2024-07-03,2015-11-23
発明の名称PD-1遮断による免疫療法の癌奏効の決定因子
出願人メモリアル スローン ケタリング キャンサー センター
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 39/00 20060101AFI20240829BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】癌治療組成物および治療方法を提供する。
【解決手段】免疫原性物質を含む組成物であって、前記免疫原性物質が、ヒト患者の免疫系により非自己として認識可能なネオエピトープであるかまたはこれを含み、前記患者が、前記ネオエピトープを発現する1つ以上の腫瘍を特徴とする癌に罹患している、前記組成を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
免疫原性物質を含む組成物であって、前記免疫原性物質が、ヒト患者の免疫系により非自己として認識可能なネオエピトープであるかまたはこれを含み、前記患者が、前記ネオエピトープを発現する1つ以上の腫瘍を特徴とする癌に罹患している、前記組成物。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記ネオエピトープが、感染性因子とコンセンサス配列を共有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記ネオエピトープが、ノナマーネオエピトープであるかまたはこれを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記ネオエピトープが、MHCクラスI分子に対する結合親和性の増大、または細胞傷害性T細胞による認識の改善を示す、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記ネオエピトープが、前記1つ以上の腫瘍と特異的に結合するネオエピトープでない対応する野生型エピトープと比較して、主要組織適合遺伝子複合体(MHC)分子に対するより大きい結合親和性を有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記免疫原性物質が、ペプチドであるかまたはこれを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
前記免疫原性物質が、MHC提示に適する長さを有する、請求項1または請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
前記長さが、MHCクラスIによる提示に適する長さである、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
前記長さが、アミノ酸8~11個の長さである、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
前記長さが、MHCクラスIIによる提示に適する長さである、請求項7に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【背景技術】
【0001】
背景
癌免疫療法は、患者の免疫系による癌細胞の攻撃を含む。Tリンパ球の制御及び活性化は、活性化のために正または負のシグナルを伝達するT細胞受容体、及び、さらに共シグナル伝達受容体によるシグナル伝達に依存する。T細胞による免疫応答は、免疫チェックポイントと呼ばれる共刺激及び阻害シグナルのバランスにより制御される。
続きを表示(約 1,700 文字)【0002】
免疫チェックポイント阻害剤を用いた免疫療法は、癌療法に革命をもたらしている。例えば、特定のメラノーマ患者では、抗CTLA4抗体及び抗PD1抗体は、転移状況の長期間の疾患管理に対し、驚くべき可能性を提供している。
【発明の概要】
【0003】
概要
本発明は、癌免疫療法の好ましい奏効(response)の可能性が予測することができるという発見を包含する。本発明は特に、特定の癌の場合、変異バーデン(burden)が、特定の療法の奏効性と、相関する可能性があるという発見を含む。さらに、本発明は、特定の癌細胞が、患者の免疫系により非自己として認識可能であるネオエピトープをもたらす体細胞変異を含むことがあり、このようなネオエピトープの存在及び/または同一性が、特定の療法の奏効性と相関することがあるという知見を提供する。本明細書に記載されるような癌サンプルにおける複数の変異の同定は、どの癌患者に、免疫療法、特に、免疫チェックポイント調節因子を用いる処置が有利に奏効する(respond)可能性があるかを判定するのに有用である。
【0004】
本開示は、免疫療法の奏効性、特に、免疫チェックポイント調節因子を用いる療法の奏効性を予測するために検出することができる特定の腫瘍細胞の特定の特性を規定する。とりわけ、本開示は、腫瘍奏効性の「シグネチャー」を規定、特性決定、及び/または検出するために、実際に適応することができるツール及び技術を提供する。
【0005】
例えば、本開示は、特定の腫瘍での特定の療法が奏効する可能性の有効な予測または評価を提供するツール及び技術を提供する。とりわけ、本開示は、自然な相関を裏付ける生物学の基礎をなす態様の代用として作用し得る癌細胞の特定の特徴を規定または検出するためのツールを提供する。本開示は、例えば、このような特徴を規定または検出するのに有用である特定の限定されたシグネチャーを規定することができることを実証し、このようなシグネチャーを利用する検出フォーマットを提供する。さらに、本開示は、提供されるフォーマットが、少なくともいくつかの状況で、生物学的相関を適用するための他の方法論よりも有効及び/または有益であることを実証する。
【0006】
一部の実施形態では、本発明は、免疫チェックポイント調節因子を用いる処置が奏効する可能性がある対象を同定するための方法を提供する。
【0007】
一部の実施形態では、方法は、対象由来の癌サンプルにおける高変異のマーカーを検出する工程、及び、免疫チェックポイント調節因子を用いる処置の候補としての対象を同定する工程を含む。一部の実施形態では、検出する工程は、癌サンプル由来の1つ以上のエクソームを配列決定することを含む。
【0008】
一部の実施形態では、変異の数により、免疫チェックポイント調節因子を用いる処置の候補としての対象が同定される。一部の実施形態では、多数の変異により、免疫チェックポイント調節因子を用いる処置の候補としての対象が同定される。一部の実施形態では、多数の非同義変異により、免疫チェックポイント調節因子を用いる処置の候補としての対象が同定される。
【0009】
一部の実施形態では、トランジション変異対トランスバージョン変異の比により、免疫チェックポイント調節因子を用いる処置の候補としての対象が同定される。一部の実施形態では、比は、分子喫煙シグネチャー(molecular smoking signature)を含む。
【0010】
一部の実施形態では、体細胞変異は、T細胞により認識されるネオエピトープを含む。一部の実施形態では、ネオエピトープの数により、免疫チェックポイント調節因子を用いる処置の候補としての対象が同定される。一部の実施形態では、ネオエピトープにより、免疫チェックポイント調節因子を用いる処置の候補としての対象が同定される。
(【0011】以降は省略されています)

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