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公開番号2024125059
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2023033136
出願日2023-03-03
発明の名称液滴吐出ヘッド
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類B41J 2/14 20060101AFI20240906BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】高い駆動周波数で、記録に十分な量の液滴を吐出させる。
【解決手段】プリンタは、ノズルとノズルに連通する圧力室とを含む個別流路を有する流路部材と、圧力室内のインクに圧力を付与してノズルからインク滴を吐出させる圧電素子とを備えている。個別流路の固有周波数Frは250kHz以上である。さらに、ノズルの直径D[μm]が固有周波数Fr[kHz]と下記式(1)の関係を有する。直線L1は、「D=0.0446×Fr+7.5」を示す。直線L1’は、「D=0.0446×Fr+13.5」を示す。
0.0446×Fr+7.5≦D≦0.0446×Fr+13.5 ・・・式(1)
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ノズルと前記ノズルに連通する圧力室とを含む流路を有する流路部材と、
前記流路部材に固定され、前記圧力室内の液体に圧力を付与して前記ノズルから液滴を吐出させる圧電素子と、を備え、
前記流路の固有周波数Frが250kHz以上であり、
前記ノズルの直径D[μm]が前記固有周波数Fr[kHz]と下記式(1)の関係を有することを特徴とする、液滴吐出ヘッド。
0.0446×Fr+7.5≦D≦0.0446×Fr+13.5 ・・・式(1)
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記ノズルのテーパー角度θ[°]が前記ノズルの直径D[μm]と下記式(2)の関係を有することを特徴とする、請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
θ≧-2.2×D+87.2 ・・・式(2)
【請求項3】
前記固有周波数Frが300kHz以下であることを特徴とする、請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項4】
前記ノズルのテーパー角度θ[°]が前記ノズルの直径D[μm]と下記式(3)の関係を有することを特徴とする、請求項3に記載の液滴吐出ヘッド。
θ≦-2.2×D+116.6 ・・・式(3)
【請求項5】
前記ノズルのテーパー角度θ[°]が前記ノズルの直径D[μm]と下記式(4)の関係を有することを特徴とする、請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
θ≧2.1×D-12.8 ・・・式(4)
【請求項6】
前記圧電素子は薄膜圧電素子であることを特徴とする、請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項7】
前記薄膜圧電素子の厚みが5μm以下であることを特徴とする、請求項6に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項8】
前記ノズルは、シリコン部材で画定され、矩形状の開口を有することを特徴とする、請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項9】
前記圧力室の幅は300μm以下であることを特徴とする、請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項10】
前記圧力室の長さは350μm以下であることを特徴とする、請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズルから液滴を吐出させる液滴吐出ヘッドに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、25~40kHz程度の駆動周波数で記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)を駆動する場合の、ノズルの直径の数値が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-279865号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高速記録を行うため、駆動周波数をより高くすることが考えられる。駆動周波数を高めるための手段の1つは、流路の固有周波数Frを高めることである。
【0005】
しかしながら、固有周波数Frを高めた場合、ノズルの直径によっては、記録に十分な量の液滴を吐出させることができない。
【0006】
本発明の目的は、高い駆動周波数で、記録に十分な量の液滴を吐出させることができる、液滴吐出ヘッドを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る液滴吐出ヘッドは、ノズルと前記ノズルに連通する圧力室とを含む流路を有する流路部材と、前記流路部材に固定され、前記圧力室内の液体に圧力を付与して前記ノズルから液滴を吐出させる圧電素子と、を備え、前記流路の固有周波数Frが250kHz以上であり、前記ノズルの直径D[μm]が前記固有周波数Fr[kHz]と下記式(1)の関係を有することを特徴とする。
0.0446×Fr+7.5≦D≦0.0446×Fr+13.5 ・・・式(1)
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1実施形態に係るヘッド1を含むプリンタ100の平面図である。
プリンタ100の電気的構成を示すブロック図である。
ヘッド1の平面図である。
図3のIV-IV線に沿ったヘッド1の断面図である。
ノズルの直径D及び個別流路の固有周波数Frと、インク滴の量Vとの関係を示すグラフである。
ノズルの直径D及びノズルのテーパー角度θと、個別流路の固有周波数Frとの関係を示すグラフである。
本発明の第2実施形態に係るヘッドの個別流路12Bを示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係るヘッド1は、図1に示すように、プリンタ100に含まれている。
【0010】
プリンタ100は、筐体100Aと、ヘッドユニット1Xと、プラテン3と、搬送機構4と、制御部5とを備えている。ヘッドユニット1X、プラテン3、搬送機構4及び制御部5は、筐体100A内に配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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