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公開番号
2024124695
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-13
出願番号
2023032559
出願日
2023-03-03
発明の名称
電気コネクタ
出願人
I-PEX株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
13/6461 20110101AFI20240906BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】低コストで製造可能な電気コネクタを提供すること。
【解決手段】プラグコネクタ20は、絶縁性を有するハウジング22と、Y軸方向に沿ってハウジング22に配列された導電性の複数の信号コンタクト23Bと、Y軸方向に沿ってハウジング22に配列された導電性の複数のグランドコンタクト23Aと、を備える。グランドコンタクト23Aは、電気ケーブル60の外部導体63に接するグランド部材210に接続される第1接続部231と、リセプタクルコネクタ10の導電性のグランド端子13Aに接続される第2接続部232と、を有している。第1接続部231は、第2接続部232に連続する箇所からグランド部材210まで延びている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
絶縁性を有するハウジングと、
第1方向に沿って前記ハウジングに配列された導電性の複数の信号コンタクトと、
前記第1方向に沿って前記ハウジングに配列された導電性の複数のグランドコンタクトと、を備え、
前記グランドコンタクトは、
電気ケーブルの外部導体に接するグランド部材、又は、前記外部導体に接続される第1接続部と、相手コネクタの導電性のグランド端子に接続される第2接続部と、を有し、
前記第1接続部は、
前記第2接続部に連続する箇所から前記グランド部材又は前記外部導体まで延びている、電気コネクタ。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記複数のグランドコンタクトに含まれる隣り合う2つのグランドコンタクト同士を連結する連結部を更に備え、
前記隣り合う2つのグランドコンタクトは、前記第1方向において、前記信号コンタクトを挟むように配置されており、
前記連結部は、前記隣り合う2つのグランドコンタクトの前記第1接続部同士を連結する第1連結部を有する、請求項1記載の電気コネクタ。
【請求項3】
前記連結部は、前記隣り合う2つのグランドコンタクトの前記第2接続部同士を連結する第2連結部を有する、請求項2記載の電気コネクタ。
【請求項4】
前記信号コンタクトは、前記電気ケーブルの信号線に接続される第3接続部と、前記相手コネクタの導電性の信号端子に接続される第4接続部と、を有し、
前記第3接続部及び前記第4接続部は、前記隣り合う2つのグランドコンタクトと、前記第1連結部及び前記第2連結部とによって囲まれている、請求項3記載の電気コネクタ。
【請求項5】
前記第1方向から見ると、前記第1接続部は前記第3接続部に重なるように配置されており、前記第2接続部は前記第4接続部に重なるように配置されている、請求項4記載の電気コネクタ。
【請求項6】
前記隣り合う2つのグランドコンタクトは、前記第1方向において、差動伝送を行う2つの前記信号コンタクトを挟むように配置されている、請求項2記載の電気コネクタ。
【請求項7】
前記第1連結部及び前記第2連結部は、前記第1方向に沿って延びている、請求項3記載の電気コネクタ。
【請求項8】
前記複数のグランドコンタクトには、前記隣り合う2つのグランドコンタクトを1セットとしたグランドコンタクト対が複数セット含まれており、
隣り合う2つの前記グランドコンタクト対は、互いの前記第1連結部同士が連結されると共に、互いの前記第2連結部同士が連結されている、請求項3記載の電気コネクタ。
【請求項9】
前記グランド部材は、前記第1方向、及び、前記第1方向に交差する方向であって前記電気ケーブルが延びる方向である第2方向、の両方に交差する第3方向において互いの間に前記外部導体を挟み込むように配置され、前記第1方向に延びる一対のグランドバーを有し、
一方の前記グランドバーは、前記第3方向において、他方の前記グランドバーよりも前記第1接続部に近い位置に設けられており、前記第1接続部に接続されている、請求項1~8のいずれか一項記載の電気コネクタ。
【請求項10】
前記グランド部材は、前記第1方向、及び、前記第1方向に交差する方向であって前記電気ケーブルが延びる方向である第2方向、の両方に交差する第3方向において、前記第1接続部との間に前記外部導体を挟み込むように配置され、前記第1方向に延びるグランドバーを有し、
前記第1接続部は、前記グランドバーを介さずに前記外部導体に接続されている、請求項1~8のいずれか一項記載の電気コネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電気コネクタに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の同軸ケーブルの外部導体がグランドバーに半田接合され、グランドバーに、同軸ケーブルの中心導体と同じ方向に延びる突起部(グランドフィンガー)が設けられ、中心導体及び突起部が対応するコネクタ端子にそれぞれ半田接合されたコネクタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-41285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した、コンタクトに半田接合されるグランドフィンガー(突起部)は、高周波における電気特性の向上を図るために設けられている。しかしながら、グランドフィンガー(突起部)の形成に要する費用が高いことから、グランドフィンガーを設けることによって、電気コネクタの製造コストが増大することにつながっている。
【0005】
本開示は、低コストで製造可能な電気コネクタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る電気コネクタは、絶縁性を有するハウジングと、第1方向に沿ってハウジングに配列された導電性の複数の信号コンタクトと、第1方向に沿ってハウジングに配列された導電性の複数のグランドコンタクトと、を備え、グランドコンタクトは、電気ケーブルの外部導体に接するグランド部材、又は、外部導体に接続される第1接続部と、相手コネクタの導電性のグランド端子に接続される第2接続部と、を有し、第1接続部は、第2接続部に連続する箇所からグランド部材又は外部導体まで延びている。本開示の電気コネクタでは、グランドコンタクトの第1接続部が電気ケーブルの外部導体に接するグランド部材又は外部導体に接続されると共に、第2接続部が相手コネクタのグランド端子に接続されている。そして、第1接続部が、第2接続部に連続する箇所からグランド部材又は外部導体まで延びている。このように、第1接続部がグランド部材等まで延び、グランド部材等への接続が直接可能とされていることにより、グランドコンタクトと電気ケーブルの外部導体との導通を図るための構成として所謂、グランドフィンガー(突起部)等を設けることなく、第1接続部とグランド部材等とを直接接続することによって、上記導通を図ることができる。これにより、グランドフィンガーを設ける場合と比較して、製造コストを低減することができる。以上のように、本開示によれば、低コストで製造可能な電気コネクタを提供することができる。
【0007】
上記電気コネクタは、複数のグランドコンタクトに含まれる隣り合う2つのグランドコンタクト同士を連結する連結部を更に備え、隣り合う2つのグランドコンタクトは、第1方向において、信号コンタクトを挟むように配置されており、連結部は、隣り合う2つのグランドコンタクトの第1接続部同士を連結する第1連結部を有していてもよい。このように、信号コンタクトを挟む2つのグランドコンタクトについて、第1接続部同士が第1連結部で連結されることにより、2つのグランドコンタクトの間に挟まれた信号コンタクトと、他の信号コンタクトとの間におけるクロストークが効果的に抑制される。すなわち、グランド部材に接続される部分(第1接続部)同士が第1連結部によって連結されることにより、接続に係る構成が第1連結部によって連結されることとなり、伝送速度が速くなった場合においても、クロストークを効果的に抑制することができる。
【0008】
連結部は、隣り合う2つのグランドコンタクトの第2接続部同士を連結する第2連結部を有していてもよい。このように、信号コンタクトを挟む2つのグランドコンタクトについて、第2接続部同士についても第2連結部で連結されることにより、2つのグランドコンタクトの間に挟まれた信号コンタクトと、他の信号コンタクトとの間におけるクロストークをより効果的に抑制することができる。
【0009】
信号コンタクトは、電気ケーブルの信号線に接続される第3接続部と、相手コネクタの導電性の信号端子に接続される第4接続部と、を有し、第3接続部及び第4接続部は、隣り合う2つのグランドコンタクトと、第1連結部及び第2連結部とによって囲まれていてもよい。このような構成によれば、信号コンタクトにおける信号線に接続される部分及び相手コネクタの信号端子に接続される部分の両方が、2つのグランドコンタクトと第1連結部及び第2連結部とによって囲まれるので、より効果的にクロストークを抑制することができる。
【0010】
第1方向から見ると、第1接続部は第3接続部に重なるように配置されており、第2接続部は第4接続部に重なるように配置されていてもよい。このような構成によれば、グランドコンタクトが信号コンタクトに重なるように配置され、効果的にクロストークを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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