特許ウォッチ

公開番号2024124539
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2024109884,2019230919
出願日2024-07-08,2019-12-20
発明の名称画像処理装置、その制御方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04L 51/046 20220101AFI20240905BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像処理装置で生成された画像データを表示するトークルームを指定する際に、ユーザがトークルームを探しやすくしつつ、チャットサービスの認証情報が流出する可能性を低減することを目的とする。
【解決手段】本発明の画像処理装置は、受信したチャットサーバのトークルームを示す情報に基づいて、受信した画像データをトークルームに表示するよう制御するチャットサーバと通信する画像処理装置であって、ユーザがチャットサービスにログインするための認証情報をチャットサーバに送信することによって、ユーザに対応する所定の情報を受信する受信手段と、受信手段が受信した所定の情報を前記認証情報に代えて、画像処理装置にユーザがログインするための識別情報に対応づけて記憶する記憶手段と、所定の情報に対応しないトークルームを表示せず、所定の情報に対応するトークルームを表示する表示手段とを有することを特徴とする。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項１】
受信したチャットサーバのトークルームを示す情報に基づいて、受信した画像データを前記トークルームに表示するよう制御するチャットサーバと通信する画像処理装置であって、
原稿の画像を読み取って、前記画像に基づく画像データを生成する読取手段と、
前記ユーザがチャットサービスにログインするための認証情報を前記チャットサーバに送信することによって、前記チャットサーバで生成される、ユーザに対応する所定の情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記所定の情報を前記認証情報に代えて、前記画像処理装置にユーザがログインするための識別情報に対応づけて記憶する記憶手段と、
前記所定の情報に対応しないトークルームを表示せずに、前記所定の情報に対応するトークルームを表示する表示手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記表示手段が表示したトークルームからトークルームを指定する指定手段と、
前記指定手段が指定したトークルームを示す情報と、前記画像データとを前記チャットサーバに送信する送信手段をさらに有することを特徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
【請求項３】
前記表示手段は前記指定手段が前記チャットサーバのトークルームを示す情報を指定することによって、前記指定を受け付けたトークルームの示す情報を所定の画面に表示することを特徴とする請求項２に記載の画像処理装置。
【請求項４】
前記所定の画面が前記表示手段に表示されているときに、ユーザにより実行指示が入力されることによって、前記読取手段は前記原稿の画像を読み取って、画像データを生成することを特徴とする請求項３に記載の画像処理装置。
【請求項５】
前記受信手段はさらに、前記チャットサーバからトークルームを示す情報を受信し、
前記表示手段は、前記受信手段が受信した前記情報が示すトークルームのうち、前記所定の情報に対応しないトークルームを表示せずに、前記所定の情報に対応するトークルームを表示することを特徴とする請求項１乃至４の何れか１項に記載の画像処理装置。
【請求項６】
前記送信手段は、さらに、前記チャットサーバがインストールしているアプリケーションに対応する情報を前記チャットサーバに送信し、
前記受信手段は前記チャットサーバから前記アプリケーションに対応づけられて記憶されているグループに含まれるトークルームを示す情報を受信することを特徴とする請求項５に記載の画像処理装置。
【請求項７】
前記アプリケーションに対応する情報は前記画像処理装置に前記アプリケーションに対応付けられて記憶されているトークン情報であることを特徴とする請求項６に記載の画像処理装置。
【請求項８】
前記読取手段が前記画像データを生成したこと従って、前記送信手段は画像データと前記トークルームを示す情報と前記アプリケーションに対応する情報を前記チャットサーバに送信することを特徴とする請求項６または７に記載の画像処理装置。
【請求項９】
前記記憶手段が前記所定の情報と、前記画像処理装置にユーザがログインするための識別情報を対応づけて記憶したことに従って、前記認証情報を記憶していない状態になることを特徴とする請求項１乃至８の何れか１項に記載の画像処理装置。
【請求項１０】
前記指定手段は、前記ユーザにより前記チャットサーバのトークルームと指定されたトークルームに含まれるユーザから、メンションするユーザを指定することを特徴とする請求項１乃至９の何れか１項に記載の画像処理装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
画像処理装置、その制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、原稿の画像をスキャンすることによって生成した画像データを共有するために、ネットワーク上にあるファイルサーバに、生成した画像データを送信する画像処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１５－１２６３１８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ユーザがインターネットで公開されているチャットサービスを使用して、スキャンして生成した画像データをチャットサービスのトークルームで表示する場合、以下のような課題がある。特許文献１のように、生成した画像データをＳＭＢ通信等でファイルサーバに送信する画像処理装置では、チャットサービスのトークルームを指定することができず、ユーザが所望のトークルームで画像データを表示することができない。
【０００５】
また、画像処理装置でチャットサービスのトークルームを指定する際に、ある組織内で使用されるトークルームをすべて表示すると、多数のトークルームの中から所望のトークルームを探して選択する場合があり、煩わしい。そのため、画像処理装置が画像処理装置にログインするためのユーザの識別情報とチャットサービスのユーザの認証情報を対応づけて記憶することが考えられる。
【０００６】
チャットサービスのユーザの認証情報を多数のユーザが使用する画像処理装置が記憶している場合、チャットサービスで使用される認証情報が流出する可能性がある。
【０００７】
チャットサービスで使用される認証情報は、他のサービスでも使用される可能性があるため、ログインするための認証情報が流出すると、チャットサービス以外のサービスでも不正にログインされる可能性がある。
【０００８】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、画像処理装置で生成された画像データを表示するトークルームを指定する際に、ユーザがトークルームを探しやすくしつつ、チャットサービスの認証情報が流出する可能性を低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本発明の画像処理装置は、受信したチャットサーバのトークルームを示す情報に基づいて、受信した画像データを前記トークルームに表示するよう制御するチャットサーバと通信する画像処理装置であって、
原稿の画像を読み取って、前記画像に基づく画像データを生成する読取手段と、
前記ユーザがチャットサービスにログインするための認証情報を前記チャットサーバに送信することによって、前記チャットサーバで生成される、ユーザに対応する所定の情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記所定の情報を前記認証情報に代えて、前記画像処理装置にユーザがログインするための識別情報に対応づけて記憶する記憶手段と、
前記所定の情報に対応しないトークルームを表示せずに、前記所定の情報に対応するトークルームを表示する表示手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【００１０】
画像処理装置で生成された画像データを表示するトークルームを指定する際に、ユーザがトークルームを探しやすくしつつ、チャットサービスの認証情報が流出する可能性を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許