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公開番号2024124364
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2024026608
出願日2024-02-26
発明の名称偏光板および光学表示装置
出願人三星エスディアイ株式会社,SAMSUNG SDI Co., LTD.
代理人弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類G02B 5/30 20060101AFI20240905BHJP(光学)
要約【課題】光学表示装置の画面において、絵画または写真等のマットな質感および高い明暗比を実現する偏光板、およびそれを含む光学表示装置を提供する。
【解決手段】偏光子、および偏光子の一面に積層された第1保護フィルムを含む偏光板であって、第1保護フィルムの全体ヘーズは40%~60%であり、内部ヘーズは3%~7%であり、数式1の光透過率の割合が0.008以下である、偏光板。
[数式1]
光透過率の割合=Tc(380nm~420nm)/Tc(780nm)
数式1において、Tc(780nm)は、偏光板の波長780nmにおける直交透過率(単位:%)であり、Tc(380nm~420nm)は、偏光板の波長380nm~420nmにおける直交透過率の最大値(単位:%)である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
偏光子、および前記偏光子の一面に積層された第1保護フィルムを含み、
前記第1保護フィルムの全体ヘーズは40%~60%であり、内部ヘーズは3%~7%であり、
下記数式1の光透過率の割合が0.008以下であり、
[数式1]
光透過率の割合=Tc(380nm~420nm)/Tc(780nm)
前記数式1において、Tc(780nm)は、偏光板の波長780nmにおける直交透過率(単位:%)であり、
Tc(380nm~420nm)は、偏光板の波長380nm~420nmにおける直交透過率の最大値(単位:%)である、偏光板。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記第1保護フィルムの内部ヘーズに対する外部ヘーズの割合は、9~20である、請求項1に記載の偏光板。
【請求項3】
前記第1保護フィルムは、基材層および前記基材層の一面に積層されたアンチグレア層を含む、請求項1に記載の偏光板。
【請求項4】
前記アンチグレア層は、有機粒子、無機粒子の1種以上を含む、請求項3に記載の偏光板。
【請求項5】
前記数式1の光透過率の割合は、0.003~0.008である、請求項1に記載の偏光板。
【請求項6】
前記偏光板の波長780nmにおける直交透過率は、0%~20%である、請求項1に記載の偏光板。
【請求項7】
波長380nm~420nmにおける直交透過率の最大値は、波長395nm~410nmに位置する、請求項1に記載の偏光板。
【請求項8】
波長380nm~420nmにおける直交透過率の最大値は、0.001%~0.1%に位置する、請求項1に記載の偏光板。
【請求項9】
下記数式2の割合が0.35以下であり、
[数式2]
割合=Tc(780nm)/全体ヘーズ
前記全体ヘーズは、前記第1保護フィルムの全体ヘーズ(単位:%)であり、
Tc(780nm)は、前記偏光板の波長780nmにおける直交透過率(単位:%)である、請求項1に記載の偏光板。
【請求項10】
下記数式3の割合が5.0以下であり、
[数式3]
割合=Tc(780nm)/内部ヘーズ
前記内部ヘーズは、前記第1保護フィルムの内部ヘーズ(単位:%)であり、
Tc(780nm)は、前記偏光板の波長780nmにおける直交透過率(単位:%)である、請求項1に記載の偏光板。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
一実施形態は、偏光板および光学表示装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置は、バックライトユニットから射出される光を光源側偏光板、液晶パネル、および視認側偏光板の順序で透過させることにより、画面を構成する。液晶表示装置は、高い明暗比が要求されることが一般的である。
【0003】
近年、液晶表示装置、特にTVに利用される液晶表示装置の場合は、駆動時に画面上で動画を表示する役割に加え、画面上絵画または写真を再生させることにより、TV画面自体が一つの絵画または写真が入った額のような役割をすることが要求されている。通常、このようなTVは「非駆動額TV」と呼ばれている。非駆動額TVでは、絵画または写真を鮮明に見せることが基本的に要求される。また、絵画または写真が画面から浮いているようには見えず、画面に密着して絵画または写真本来の質感(「マットな質感」とも言う)を再現する機能も必須的に要求される。さらに、非駆動額TVは、マットな質感を実現すると共に、明暗比を高める偏光板が要求される。
【0004】
本発明の背景技術は、日本公開特許第2006-251659号等に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-251659号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一実施形態によると、光学表示装置の画面において、絵画または写真等のマットな質感および高い明暗比を実現する偏光板が提供される。
【0007】
一実施形態によると、偏光板が提供される。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1.上記偏光板は、偏光子、および偏光子の一面に積層された第1保護フィルムを含み、第1保護フィルムは、全体ヘーズが40%~60%であり、内部ヘーズが3%~7%であり、偏光板は下記数式1の光透過率の割合が0.008以下である。
[数式1]
光透過率の割合=Tc(380nm~420nm)/Tc(780nm)
【0009】
数式1において、Tc(780nm)は、偏光板の波長780nmにおける直交透過率(単位:%)であり、Tc(380nm~420nm)は、偏光板の波長380nm~420nmにおける直交透過率の最大値(単位:%))である。
【0010】
2.1において、第1保護フィルムは、内部ヘーズに対する外部ヘーズの割合が9~20でもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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