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公開番号2024124015
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031893
出願日2023-03-02
発明の名称作業車両
出願人井関農機株式会社
代理人弁理士法人新大阪国際特許事務所
主分類A01C 15/00 20060101AFI20240905BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 本発明者は、作業車両ユーザーのさまざまなニーズを考慮し、便利な機能が田植え機のような作業車両へつぎつぎと実装される趨勢はますます加速すると考えている。しかしながら、従来の作業車両については、便利な機能を利用するときの使い勝手が必ずしもよくないことに本発明者は気付いた。
【解決手段】 ボールねじケース220へ収容されたボールねじ210を利用することにより、可変施肥装置200の施肥調量が行われ、ボールねじ210を回転させるモーター250が設けられており、ボールねじ210はボールねじケース220から突出しており、突出しているボールねじ210のボールねじ先端211が挿入されるハウジング260が設けられており、ボールねじケース220とハウジング260との間のボールねじ210の部分を覆うボールねじカバー230が設けられている田植え機である。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
可変施肥装置(200)を備えた作業車両であって、
ボールねじケース(220)へ収容されたボールねじ(210)を利用することにより、可変施肥装置(200)の施肥調量が行われ、
ボールねじ(210)を回転させるモーター(250)が設けられており、
ボールねじ(210)はボールねじケース(220)から突出しており、
突出しているボールねじ(210)のボールねじ先端(211)が挿入されるハウジング(260)が設けられており、
ボールねじケース(220)とハウジング(260)との間のボールねじ(210)の部分を覆うボールねじカバー(230)が設けられていることを特徴とする作業車両。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
ボールねじケース(220)は車体(100)へ立設されたL字形状プレート(110)へ取付けられており、
ボールねじカバー(230)はボールねじケース(220)とともにボルト(111)の共締めでL字形状プレート(110)へ取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
ハウジング(260)はボールねじ(210)の軸受けとして機能するとともにボールねじ先端(211)近傍へ取付けられたボールねじギア(291)を収容し、
モーター(250)、モーター(250)により発生された駆動力で回転させられるモーターギア(293)、およびモーターギア(293)とボールねじギア(291)との間へ設けられた中間ギア(292)を収容するモーターケーシング(270)が設けられており、
モーターケーシング(270)の外壁部へ取付けられたモーターケーシングプレート(271)はハウジング(260)へ脱着可能に取付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の作業車両。
【請求項4】
ボールねじ(210)の回転を検出するボールねじ回転センサー(240)がボールねじ(210)と並列的に配置されるようにハウジング(260)へ取付けられており、
ボールねじカバー(230)はボールねじ回転センサー(240)の反対側のボールねじ(210)の部分を覆い、
耳部材(261)がハウジング(260)からボールねじカバー(230)へ向かって形成されており、
モーターケーシング(270)およびモーターケーシングプレート(271)を覆うモーターカバー(280)が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の作業車両。
【請求項5】
モーターケーシングプレート(271)をモーターケーシング(270)の外壁部へ取付けているボルト(273)は、中間ギア(292)の回転軸を基準として、モーターケーシングプレート(271)をハウジング(260)へ脱着可能に取付けているボルト(272)の内側に位置することを特徴とする請求項4に記載の作業車両。
【請求項6】
モーターケーシングプレート(271)をハウジング(260)へ脱着可能に取付けているボルト(272)が挿入されているボス(262)がハウジング(260)の外壁部へ立設されており、
ボス(262)を補強するリブ(263)がボス(262)からハウジング(260)の外壁部へ向かって形成されていることを特徴とする請求項5に記載の作業車両。
【請求項7】
マップデータで確認できる圃場の外周から一定の範囲では、設定施肥量が一定の割合で減肥させられ、
減肥の割合は変更可能であることを特徴とする作業車両。
【請求項8】
作業指示値のデータ設定がマップデータにない、圃場外周の外のエリアにおいては、圃場外エリア表示が本機モニター(500)で行われることを特徴とする請求項7に記載の作業車両。
【請求項9】
実際に適用されている作業指示値もマップベース計画に基づいた作業指示値とともに本機モニター(500)で一括的に表示され、
実際に適用されている作業指示値と対応する施肥設定の表示は活性化されることを特徴とする請求項8に記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、田植え機のような作業車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
たとえば、肥料を貯留する貯留ホッパーと、貯留ホッパーから供給される肥料を設定量ずつ繰り出す繰出装置と、繰出装置から繰り出される施肥量を調節する施肥量調節装置と、施肥量調節装置に対して施肥量の設定を行う施肥量設定装置と、揺動支点で揺動することにより繰出装置を作動させる揺動アームと、揺動アームの一端に連結され、揺動アームに動力を供給する動力供給装置と、を有する施肥装置と、施肥装置を搭載した走行車体と、施肥量設定装置からの指示に基づいて駆動する施肥量調節モーターと、走行車体の前後方向の傾斜を検知する傾斜検知センサーと、を備え、揺動アームの他端は繰出装置に連結されており、揺動支点の位置は、施肥量設定装置の設定に合わせて、施肥量調節装置によって自動的に変えられるものであり、施肥量設定装置は、圃場内の作業を終了した状態で、傾斜検知センサーが、走行車体が所定角度以上の前上がり傾斜状態にあることを検知すると、施肥量調節モーターを作動させて、揺動支点の位置を、標準位置に移動させる田植え機のような作業車両が、知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
施肥量調節装置は、施肥量調節モーターと、施肥量調節モーターによって回転するボールネジと、ボールネジに螺合したボールナットを有し、揺動支点は、ボールナットに固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-99418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、本発明者は、作業車両ユーザーのさまざまなニーズを考慮し、便利な機能が田植え機のような作業車両へつぎつぎと実装される趨勢はますます加速すると考えている。
【0006】
しかしながら、従来の作業車両については、便利な機能を利用するときの使い勝手が必ずしもよくないことに本発明者は気付いた。
【0007】
より具体的には、たとえば、作業者の手指が駆動部材との接触にともない損傷する恐れがあることに本発明者は気付いた。
【0008】
本発明は、上述された従来の課題を考慮し、使い勝手を向上することができる作業車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の本発明は、可変施肥装置(200)を備えた作業車両であって、
ボールねじケース(220)へ収容されたボールねじ(210)を利用することにより、可変施肥装置(200)の施肥調量が行われ、
ボールねじ(210)を回転させるモーター(250)が設けられており、
ボールねじ(210)はボールねじケース(220)から突出しており、
突出しているボールねじ(210)のボールねじ先端(211)が挿入されるハウジング(260)が設けられており、
ボールねじケース(220)とハウジング(260)との間のボールねじ(210)の部分を覆うボールねじカバー(230)が設けられていることを特徴とする作業車両である。
【0010】
第2の本発明は、ボールねじケース(220)は車体(100)へ立設されたL字形状プレート(110)へ取付けられており、
ボールねじカバー(230)はボールねじケース(220)とともにボルト(111)の共締めでL字形状プレート(110)へ取付けられていることを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
(【0011】以降は省略されています)

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