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公開番号2024123910
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031716
出願日2023-03-02
発明の名称止水板収納構造
出願人文化シヤッター株式会社
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類E06B 5/00 20060101AFI20240905BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】 止水板を安定した状態で立て掛ける。
【解決手段】 開口を上方へ向けた上向き溝部21aを有する下側係合部20と、この下側係合部20の上方で上向き溝部21aに対向する下向き溝部31aを有する上側係合部30とを備え、下向き溝部31aの溝深さを上向き溝部21aの溝深さよりも大きくし、横幅方向を上下に向けた止水板10の上端側が下向き溝部31aに嵌め合わせられた後に、同止水板10の下端側が上向き溝部21aに嵌め合わせられるようにしたことを特徴とする止水板収納構造。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
開口を上方へ向けた上向き溝部を有する下側係合部と、この下側係合部の上方で前記上向き溝部に対向する下向き溝部を有する上側係合部とを備え、
前記下向き溝部の溝深さを前記上向き溝部の溝深さよりも大きくし、横幅方向を上下に向けた止水板の上端側が前記下向き溝部に嵌め合わせられた後に、同止水板の下端側が前記上向き溝部に嵌め合わせられるようにしたことを特徴とする止水板収納構造。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記上向き溝部と前記下向き溝部の間に、嵌め合わせられる止水板の裏面に当接されるように被当接部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の止水板収納構造。
【請求項3】
前記上側係合部には、前記被当接部よりも上側において前記下向き溝部から奥側へ連続する空間であって、且つ横幅方向を上下に向けた止水板の上端側を斜め上方に挿入可能な空間である懐部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の止水板収納構造。
【請求項4】
前記被当接部は、前記止水板の裏面に当接されて弾性的に収縮することを特徴とする請求項2に記載の止水板収納構造。
【請求項5】
前記被当接部は、前記上側係合部又は前記下側係合部に一体的に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の止水板収納構造。
【請求項6】
前記被当接部は、上下方向に間隔を置いた上側被当接部と下側被当接部であり、
前記止水板の裏面上部側が、前記上側被当接部に接触又は近接するとともに、前記下向き溝部の手前側の内壁面に接触又は近接し、
同止水板の裏面下部側が、前記下側被当接部に接触又は近接するとともに、前記上向き溝部の手前側の内壁面に接触又は近接するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の止水板収納構造。
【請求項7】
前記下向き溝部の手前側の内壁面と、前記上向き溝部の手前側の内壁面とのうち、何れか一方又は双方に、前記止水板を弾性的に受ける弾性片を設けたことを特徴とする請求項6に記載の止水板収納構造。
【請求項8】
前記下側係合部及び前記上側係合部の横幅方向の寸法を、嵌め合わせられる前記止水板の止水高さ方向の全長よりも短くし、嵌め合わせられる前記止水板における止水高さ方向の一端側と他端側が、前記下側係合部及び前記上側係合部の側方へ突出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の止水板収納構造。
【請求項9】
横幅方向を上下に向けた前記止水板の下端には、その左端側と右端側で下方側の不動面に当接するように、足部が突設されていることを特徴とする請求項1に記載の止水板収納構造。
【請求項10】
前記止水板には、止水高さ方向の一端側に、搬送する際に手で把持することが可能な手掛け部が設けられ、その他端側に、下方側不動面に圧接させるためのパッキンが設けられ、前記止水板が前記下側係合部と前記上側係合部の間に嵌め合わせられた状態で、前記手掛け部と前記パッキンがそれぞれ左右方向の一方と他方に突出して露出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の止水板収納構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、止水板を収納するための止水板収納構造に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
台風や集中豪雨などによる増水が、建物や地下道等の開口部に侵入すると、浸水による甚大な被害を及ぼすおそれがある。そこで、このような事態が想定される場合に、前記開口部を構成する左右の縦枠間に止水板を嵌め込み、この止水板により水の浸入を阻むようにした従来技術が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-014865号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術によれば、通常時に、止水板は壁に立て掛けるようにして載置されており、災害時にはこの止水板を運び出して、開口部に設置するようにしている。
このため、止水板を壁に立て掛けた状態の意匠性が悪く、転倒のおそれもある。そこで、止水板は設置場所から離れた場所に保管される場合が多いが、このような場合には、高重量な止水板の搬出や搬入に時間がかかる、
【課題を解決するための手段】
【0005】
このような課題に鑑みて、本発明の一つは、以下の構成を具備するものである。
開口を上方へ向けた上向き溝部を有する下側係合部と、この下側係合部の上方で前記上向き溝部に対向する下向き溝部を有する上側係合部とを備え、前記下向き溝部の溝深さを前記上向き溝部の溝深さよりも大きくし、横幅方向を上下に向けた止水板の上端側が前記下向き溝部に嵌め合わせられた後に、同止水板の下端側が前記上向き溝部に嵌め合わせられるようにしたことを特徴とする止水板収納構造。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、以上説明したように構成されているので、止水板を安定した状態で立て掛けることができる上、搬出搬入作業も容易である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明に係る止水板収納構造の一例を示す正面図である。
図1の(II)-(II)線に沿う断面位置において、分離状態の止水板、上側係合部及び下側係合部を示す縦断面図である。なお、位置決め機構の図示は省略している。
同断面位置において、止水板の上端側を懐部に挿入している様子を示す縦断面図である。
同断面位置において、図3の状態から止水板を略垂直になるまで回動させている様子を示す縦断面図である。
同断面位置において、図4の状態から止水板を下向き溝部に挿入している様子を示す縦断面図である。
止水板により開口部を塞いだ状態を屋内側から視た図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
次に、本発明に係る実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】
<具体的実施形態>
図1は、本発明に係る止水板収納構造の一例を示す。
止水板収納構造1は、横幅方向を上下に向けた止水板10を嵌め合わせて収納するものであり、上向き溝部21a及び下側被当接部22等を一体的に有する下側係合部20と、下向き溝部31a、懐部31b及び上側被当接部32等を一体的に有する上側係合部30とを備える。
【0010】
止水板10は、横方向へわたる略矩形板状に形成され、建物や地下道等の開口部Aを塞ぐようにして、開口部Aを構成する左右の柱状部材x,xに屋外側から装着される(図6参照)。
詳細に説明すれば、この止水板10は、開口部Aを覆う略矩形板状の本体板部11と、この本体板部11の横幅方向の端部側における上端側で柱状部材xの内側面に係脱される係脱装置12と、同横幅方向の端部側における下端側で横方向の位置決めをする位置決め機構13と、本体板部11の下端に設けられ下方側不動面に押圧される横方向のパッキン14と、本体板部11の横幅方向の一端側と他端側の各側で柱状部材xの見付け面に押圧される縦方向のパッキン15と、本体板部11の横幅方向の両端部各々から突出する上下の足部16,16と、搬送する際に手で把持することが可能な手掛け部17,17とを具備している。
この止水板10は、横幅方向を上下に向けて、下側係合部20の上向き溝部21aと、上側係合部30の下向き溝部31aとの間に嵌め合わせられる。
(【0011】以降は省略されています)

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