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公開番号2024134403
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044689
出願日2023-03-20
発明の名称建具
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E06B 9/52 20060101AFI20240926BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】好適に採風可能且つ網戸の弛みを抑制可能な建具を提供すること。
【解決手段】枠体10と、枠体10の内周側に保持された障子30と、障子30よりも室外側X1に設けられ、枠体10の内周側の開口を覆う網材51と、枠体10と障子30との間の隙間を封止する気密部材60と、を備え、枠体10は、障子30よりも室外側X1において枠体10の内周側に突出する突出部19を有し、突出部19は、室内側X2に開口する凹部191を有し、気密部材60は、室外側X1に突出する凸部62を有し、気密部材60と網材51とは、凹部191に凸部62が挿入されることにより突出部19に固定される、内倒し窓1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
枠体と、
枠体の内周側に保持された障子と、
前記障子よりも室外側に設けられ、前記枠体の内周側の開口を覆う網材と、
前記枠体と前記障子との間の隙間を封止する気密部材と、
を備え、
前記枠体は、前記障子よりも室外側において前記枠体の内周側に突出する突出部を有し、
前記突出部は、室内側に開口する凹部を有し、
前記気密部材は、室外側に突出する凸部を有し、
前記気密部材と前記網材とは、前記凹部に前記凸部が挿入されることにより前記突出部に固定される、建具。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記網材は、前記突出部と前記気密部材との間に配置され、前記凸部とともに前記凹部に押し込まれる、請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記気密部材は、前記気密部材が前記枠体に固定されていない状態で、前記網材に固定されている、請求項1又は2に記載の建具。
【請求項4】
前記凸部は、少なくとも前記凸部のうち前記凹部に挿入される部分が、硬質樹脂により形成されている、請求項1又は2に記載の建具。
【請求項5】
前記凸部は、少なくとも前記凸部のうち前記凹部に挿入される部分が、軟質樹脂により形成されている、請求項1又は2に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、網戸と、障子とを備える建具において、種々の網戸(網材)の固定方法が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1の建具は、室内側に開く障子と、障子により閉止される開口を備えた枠体と、当該開口を障子の室外側にて覆う網材と、を備えている。枠体には、開口の内周側に突出する内周突出部が設けられており、その室内側の面には、面ファスナーの雌係止要素が設けられている。網材の周縁部には、その室外側の面に面ファスナーの雄係止要素が設けられている。面ファスナーの雄係止要素と雌係止要素とを貼り合わせることで、網材を枠体に固定するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-186575号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の建具では、内周突出部の室内側の面上において、面ファスナーの雌係止要素と、閉状態の障子と当接して開口の気密性を高めるシール材と、が並んでいる。この場合、内周突出部は、突出寸法が比較的大きくなってしまうため、建具による採風を妨げてしまうおそれがある。
【0006】
また、面ファスナーや粘着テープといった貼り合わせにより対象を固定するものは、比較的固定力が弱いため、固定箇所にずれが生じ易いと考えられる。そのため、網戸に弛みが発生してしまうおそれがある。
【0007】
本開示は、好適に採風可能且つ網戸の弛みを抑制可能な建具を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、枠体と、障子と、前記障子よりも室外側に設けられ、前記枠体の内周側の開口を覆う網材と、前記枠体と前記障子との間の隙間を封止する気密部材と、を備え、前記枠体は、前記障子よりも室外側において前記枠体の内周側に突出する突出部を有し、前記突出部は、室内側に開口する凹部を有し、前記気密部材は、室外側に突出する凸部を有し、前記気密部材と前記網材とは、前記凹部に前記凸部が挿入されることにより前記突出部に固定される、建具に関する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の内倒し窓の縦断面図である。
本実施形態の内倒し窓の横断面図である。
本実施形態の上枠、気密部材及び網戸の周辺を示す拡大縦断面図であり、気密部材が枠体に固定されていない状態を示す図である。
変形例に係る上枠、気密部材及び網戸の周辺を示す拡大縦断面図であり、気密部材が枠体に固定されていない状態を示す図である。
変形例に係る上枠、気密部材及び網戸の周辺を示す拡大縦断面図であり、気密部材の一例を示す図である。
変形例に係る上枠、気密部材及び網戸の周辺を示す拡大縦断面図であり、気密部材の一例を示す図である。
変形例に係る上枠、気密部材及び網戸の周辺を示す拡大縦断面図であり、気密部材の一例を示す図である。
変形例に係る上枠、気密部材及び網戸の周辺を示す拡大縦断面図であり、気密部材の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態に係る内倒し窓1について、図1~図3を参照しつつ説明する。内倒し窓1は、建物の外壁部に形成された開口部(図示略)に設けられている。内倒し窓1は、建具に相当する。
(【0011】以降は省略されています)

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