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公開番号
2024165777
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023082267
出願日
2023-05-18
発明の名称
止水シートの取り付け構造
出願人
株式会社LIXIL
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E06B
5/00 20060101AFI20241121BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】取り付けや取り外しが容易な止水シートの取り付け構造を提供すること。
【解決手段】止水シート41の取り付け構造40は、建物躯体100の開口部に設けられた枠12,13,14の室外側X1の端部に形成され見付方向の外側に突出する突出部123,133,143に取り付け可能な止水シート41の取り付け構造40であって、上下方向及び横方向に延びる方形状の止水シート41と、止水シート41の少なくとも下端部41a及び一対の横方向端部41b,41cの三方の端部に配置されるパッキン部材42と、止水シート41の少なくとも下端部41a及び一対の横方向端部41b,41cの三方の端部に取り付けられ、突出部123,133,143の外面にパッキン部材42及び止水シート41がこの順に配置された状態で、突出部123,133,143とパッキン部材42と止水シート41とを挟み込む挟み込み部材43と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建物躯体の開口部に設けられた枠の室外側の端部に形成され見付方向の外側に突出する突出部に取り付け可能な止水シートの取り付け構造であって、
上下方向及び横方向に延びる方形状の止水シートと、
前記止水シートの少なくとも下端部及び一対の横方向端部の三方の端部に配置されるパッキン部材と、
前記止水シートの少なくとも下端部及び一対の横方向端部の三方の端部に取り付けられ、前記突出部の外面に前記パッキン部材及び前記止水シートがこの順に配置された状態で、前記突出部と前記パッキン部材と前記止水シートとを挟み込む挟み込み部材と、を備える、止水シートの取り付け構造。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
前記挟み込み部材は、横方向に延びると共に前記下端部と前記パッキン部材と前記突出部における下部突出部とを挟み込む下部挟み込み部材と、縦方向に延びると共に前記一対の横方向端部それぞれと前記パッキン部材それぞれと前記突出部における一対の側部突出部それぞれとを挟み込む一対の縦部挟み込み部材と、を有する、請求項1に記載の止水シートの取り付け構造。
【請求項3】
前記挟み込み部材は、弾性変形可能な樹脂材料により形成され、前記突出部を挿入可能に開放した形状に形成される、請求項1又は2に記載の止水シートの取り付け構造。
【請求項4】
前記挟み込み部材は、L字状の前記突出部に取り付けられる、請求項1又は2に記載の止水シートの取り付け構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、止水シートの取り付け構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、洪水などの浸水時に、建具が設けられた建物開口部からの水の浸入を防止する構造として、建物開口部の周囲の外壁などに止水シートを固定する構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-86657号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
止水シートを建物開口部の周囲の外壁などに固定する止水シートの取り付け構造は、大掛かりで、取り付けることや取り外すことが困難であった。そのため、取り付けや取り外しが容易な止水シートの取り付け構造が求められている。
【0005】
本開示は、取り付けや取り外しが容易な止水シートの取り付け構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、建物躯体の開口部に設けられた枠の室外側の端部に形成され見付方向の外側に突出する突出部に取り付け可能な止水シートの取り付け構造であって、上下方向及び横方向に延びる方形状の止水シートと、前記止水シートの少なくとも下端部及び一対の横方向端部の三方の端部に配置されるパッキン部材と、前記止水シートの少なくとも下端部及び一対の横方向端部の三方の端部に取り付けられ、前記突出部の外面に前記パッキン部材及び前記止水シートがこの順に配置された状態で、前記突出部と前記パッキン部材と前記止水シートとを挟み込む挟み込み部材と、を備える、止水シートの取り付け構造に関する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態の止水シートの取り付け構造を示す図である。
一実施形態の止水シートの取り付け構造の分解図である。
図1のA-A線断面図である。
図1のB-B線断面図である。
下枠に取り付ける止水シートの取り付け構造を示す図である。
吊元側縦枠に取り付ける止水シートの取り付け構造を示す図である。
戸先側縦枠に取り付ける止水シートの取り付け構造を示す図である。
下枠に止水シートが取り付けられた状態において、洪水などの水がきた場合を示す図である。
吊元側縦枠に止水シートが取り付けられた状態において、洪水などの水がきた場合を示す図である。
他の実施形態の止水シートの取り付け構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物の壁に形成された開口部に納められた建具における障子のガラスの面方向を意味し、「見込方向」とは、上記ガラスの厚さ方向(すなわち、奥行き方向)を意味する。また、「見付面」とは、室内外方向に直交し、室内側及び室外側にそれぞれ面するように配置される面を意味する。「見込面」とは、室内外方向に沿って配置される面を意味する。また、横方向を「左右方向」という場合がある。図面において、建具1の室外側を「室外側X1」とし、建具1の室内側を「室内側X2」とする。
【0009】
図1に示すように、建具1は、建物躯体100に設けられた開口部に納められる。建具1は、建物躯体100の開口部に設けられた枠体10と、枠体10内に開閉可能に配置される障子20と、止水シート41の取り付け構造40により取り付けられた止水シート41と、を備える。図2に示すように、止水シート41の取り付け構造40は、止水シート41と、パッキン部材42と、挟み込み部材43と、を備えて構成され、止水シート41を、建具1の枠体10の下方側の部分に取り付けることができる。
【0010】
枠体10は、上枠11、下枠12(枠)、吊元側縦枠13(枠)及び戸先側縦枠14(枠)が矩形に枠組みされて構成される。図3及び図4に示すように、枠体10の室内側X2には額縁部材101が配置される。額縁部材101は、建物躯体100の開口部の内周面における上下左右の四周に亘って取り付けられる。
(【0011】以降は省略されています)
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