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公開番号2024123813
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031524
出願日2023-03-02
発明の名称排泄物処理材及びその製造方法
出願人株式会社大貴
代理人個人
主分類A01K 1/015 20060101AFI20240905BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】尿を下方に導きやすい排泄物処理材、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】排泄物処理材1は、疎水性を有する多数の柱状の粒状体10からなる。排泄物処理材1は、粒状体群20を備えている。粒状体群20は、上記多数の粒状体10に含まれる使用前の複数の粒状体10が相互に接着してなる。粒状体群20を構成する複数の粒状体10は、粒状体30及び粒状体40を含んでいる。粒状体40は、粒状体30の側面に接着された底面を有している。粒状体40の高さは、粒状体30の高さよりも小さい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
疎水性を有する多数の柱状の粒状体からなる排泄物処理材であって、
前記多数の粒状体に含まれる使用前の複数の粒状体が相互に接着してなる粒状体群を備え、
前記粒状体群を構成する前記複数の粒状体は、第1の粒状体と、前記第1の粒状体の側面に接着された第1の底面を有する第2の粒状体とを含み、
前記第2の粒状体の高さは、前記第1の粒状体の高さよりも小さいことを特徴とする排泄物処理材。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
請求項1に記載の排泄物処理材において、
前記第2の粒状体の高さは、前記第1の粒状体の高さの80%以下である排泄物処理材。
【請求項3】
請求項2に記載の排泄物処理材において、
前記第2の粒状体の高さは、前記第1の粒状体の高さの50%以下である排泄物処理材。
【請求項4】
請求項1に記載の排泄物処理材において、
前記第2の粒状体の高さは、前記第1の粒状体の径よりも小さい排泄物処理材。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れかに記載の排泄物処理材において、
前記第2の粒状体の前記第1の底面は、前記第1の粒状体の前記側面の中央部に接着されている排泄物処理材。
【請求項6】
請求項1乃至4の何れかに記載の排泄物処理材において、
前記第2の粒状体の前記第1の底面の全体が、前記第1の粒状体の前記側面に接着されている排泄物処理材。
【請求項7】
請求項1乃至4の何れかに記載の排泄物処理材において、
前記粒状体群を構成する前記複数の粒状体は、前記第2の粒状体の第2の底面が接着された側面を有する第3の粒状体を含み、
前記第2の粒状体の高さは、前記第3の粒状体の高さよりも小さい排泄物処理材。
【請求項8】
請求項7に記載の排泄物処理材において、
前記第2の粒状体の前記第2の底面は、前記第3の粒状体の前記側面の中央部に接着されている排泄物処理材。
【請求項9】
請求項7に記載の排泄物処理材において、
前記第2の粒状体の前記第2の底面の全体が、前記第3の粒状体の前記側面に接着されている排泄物処理材。
【請求項10】
請求項1乃至4の何れかに記載の排泄物処理材において、
前記粒状体群の粒径は、当該粒状体群を構成する前記各粒状体の粒径の1.5倍以上3倍以下である排泄物処理材。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排泄物処理材及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来の排泄物処理材としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された排泄物処理材は、疎水性(撥水性)を有する複数の粒状体からなり、動物用トイレに敷設されている。この動物用トイレは、尿を通過させるメッシュ状のシートによって上部空間と下部空間とに区画されている。疎水性の粒状体は、上部空間に配設されている。下部空間には、吸液シートが配設されている。動物が排尿すると、尿は、疎水性の粒状体どうしの隙間を通り抜けて、メッシュ状のシートを通じて下部空間に達する。下部空間に達した尿は、吸液シートによって吸収される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-110700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、疎水性の粒状体は、密集した状態で動物用トイレの上部空間に配設される。それゆえ、尿の通り道となる、粒状体どうしの隙間を充分に確保することができず、尿が下方に流れにくいという問題がある。このように尿が下方に流れにくいと、尿が上部空間に残留し、当該尿から発生した悪臭が動物用トイレの外に漏れやすくなってしまう。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、尿を下方に導きやすい排泄物処理材、及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による排泄物処理材は、疎水性を有する多数の柱状の粒状体からなる排泄物処理材であって、上記多数の粒状体に含まれる使用前の複数の粒状体が相互に接着してなる粒状体群を備え、上記粒状体群を構成する上記複数の粒状体は、第1の粒状体と、上記第1の粒状体の側面に接着された第1の底面を有する第2の粒状体とを含み、上記第2の粒状体の高さは、上記第1の粒状体の高さよりも小さいことを特徴とする。
【0007】
この排泄物処理材においては、使用前の複数の粒状体が相互に接着してなる粒状体群が設けられている。粒状体群においては、第1の粒状体の側面に第2の粒状体の底面(第1の底面)が接着されている。これにより、第1及び第2の粒状体の周囲に隙間を確保しやすくなる。このため、尿が当該隙間を通って下方に円滑に流れることができる。
【0008】
また、本発明による排泄物処理材の製造方法は、疎水性を有する多数の粒状体からなる排泄物処理材を製造する方法であって、上記多数の粒状体を形成する各粒状体形成工程と、上記各粒状体形成工程において形成された上記多数の粒状体に含まれる使用前の複数の粒状体が相互に接着してなる粒状体群を形成する粒状体群形成工程と、を含み、上記粒状体群を構成する上記複数の粒状体は、第1の粒状体と、上記第1の粒状体の側面に接着された第1の底面を有する第2の粒状体とを含み、上記第2の粒状体の高さは、上記第1の粒状体の高さよりも小さいことを特徴とする。
【0009】
この製造方法においては、使用前の複数の粒状体が相互に接着してなる粒状体群が形成される。粒状体群においては、第1の粒状体の側面に第2の粒状体の底面(第1の底面)が接着されている。これにより、製造後の排泄物処理材においては、第1及び第2の粒状体の周囲に隙間を確保しやすくなる。このため、尿が当該隙間を通って下方に円滑に流れることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、尿を下方に導きやすい排泄物処理材、及びその製造方法が実現される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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