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公開番号
2024174750
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-17
出願番号
2023092750
出願日
2023-06-05
発明の名称
シンプル濾過装置
出願人
個人
代理人
弁理士法人フェニックス特許事務所
主分類
A01K
63/04 20060101AFI20241210BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】気泡破裂による水槽周り等への水の飛散を防ぎ、構造簡素で分解清掃等のメンテナンス作業等も容易に行うことができ、使用時の静音性にも優れたシンプル濾過装置を提供すること。
【解決手段】上部に開口部を有する縦長の有底筒状の容器本体11とこの開口部を気密に閉鎖可能な蓋体12とから成る濾過容器1と、濾過容器1内に設けられた気泡発生部2及び濾過部3とを備え、濾過容器1の下部に吸水口13、濾過容器1の上部に縦長のスリット11aから成る噴出口14が開設され、気泡発生部2を作動させて上昇水流により吸水口13から水槽水を吸い込ませる一方、濾過部3を通過した濾過水を噴出口14の下部から噴出させると同時に濾過容器1内の気体を噴出口14の上部から噴出させるように構成した。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
水槽内に貯留された水槽水に一部浸漬されて前記水槽水を循環濾過する濾過装置であって、
上部に開口部を有する縦長の有底筒状の容器本体と前記開口部を気密に閉鎖可能な蓋体とから成る濾過容器と、
前記濾過容器内に設けられ、水中に多数の気泡を発生させて当該濾過容器内に上昇水流を生起させる気泡発生部と、
前記濾過容器内に収容され、前記水槽水を濾過する濾過部と、
を備え、
前記濾過容器の下部に吸水口が開設され、
前記濾過容器の上部の筒壁部に縦長のスリットから成る噴出口が開設され、
使用時に、前記噴出口の上部を水槽水の水面よりも上方に、当該噴出口の下部を水槽水の水面よりも下方に位置させるように前記濾過容器が前記水槽内に配設され、
前記濾過容器内の水面位置において前記噴出口の幅が前記濾過容器の最小内のり寸法よりも小さくされており、
前記気泡発生部を作動させることによって、前記上昇水流を利用して前記吸水口から前記濾過容器内へ水槽水を吸い込ませる一方、前記濾過部を通過した濾過水を前記噴出口の下部から噴出させると同時に前記濾過容器内の水面上方の気体を前記噴出口へ向けて集中させるように導いて当該噴出口の上部から噴出させることを特徴としたシンプル濾過装置。
続きを表示(約 99 文字)
【請求項2】
前記濾過部が、前記濾過容器内に集積する多数の粒状濾過材を含み、
前記気泡発生部が、前記濾過部に埋没されていることを特徴とした請求項1に記載のシンプル濾過装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水槽内に貯留された水槽水を循環濾過する簡易濾過装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、観賞魚の飼育用水槽等において、水槽内に縦パイプを立設し、この縦パイプ内に設けたエアストーンによりエアレーションを行って水槽水に酸素等を供給すると同時に、縦パイプ内に上昇水流を生起させて水槽水を揚水しながらフィルター等で濾過する濾過装置が知られている(例えば、下記特許文献1)。
【0003】
しかしながら、特許文献1に記載の濾過装置は、縦パイプの上端部に設けた吐出パイプから、濾過水と共にエアレーションの気泡をそのまま放出していたため、水槽内の水面に拡がった気泡が破裂した際に、周囲に水が飛散して水槽周りや水槽ガラス面等を汚す問題があった。
【0004】
そこで、現在までに、吐出パイプの先端に気水分離器を設け、気水分離器の筐体内部で気泡を破裂させることによって水槽内外への水の飛散を防ぐことが提案されている(下記特許文献2)。
【0005】
しかしながら、特許文献2に記載の気水分離器は、筐体内部の濾過水を筐体外部へ流出させる排水孔と、筐体内部の気体を筐体外部へ排出させる排気孔とがそれぞれ別個に設けられているなど、その構造、形状が複雑なものとなり、この気水分離器の分解清掃等のメンテナンス作業が容易でない難点があった。
【0006】
また、従来、飼育用水槽等に対し静音性を求めるユーザーも少なくないところ、かかるユーザーにとっては、エアストーンに接続したエアポンプの作動音だけでなく、水面上の気泡が破裂する際の破裂音も耳障りになっていたのが実情である。上記特許文献1は勿論、特許文献2に記載の気水分離器においても、この気泡の破裂音については特に対策されておらず、静音性のニーズに応えることができていない難点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2016-146773号公報
特開2022-80247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、従来の濾過装置に上記のような難点があったことに鑑みて為されたもので、気泡破裂による水槽周り等への水の飛散を防ぐだけでなく、構造簡素で分解清掃等のメンテナンス作業等も容易に行うことができ、なお且つ、使用時の静音性にも優れたシンプル濾過装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、水槽内に貯留された水槽水に一部浸漬されて前記水槽水を循環濾過する濾過装置であって、
上部に開口部を有する縦長の有底筒状の容器本体と前記開口部を気密に閉鎖可能な蓋体とから成る濾過容器と、前記濾過容器内に設けられ、水中に多数の気泡を発生させて当該濾過容器内に上昇水流を生起させる気泡発生部と、前記濾過容器内に収容され、前記水槽水を濾過する濾過部と、を備え、
前記濾過容器の下部に吸水口が開設され、前記濾過容器の上部の筒壁部に縦長のスリットから成る噴出口が開設され、使用時に、前記噴出口の上部を水槽水の水面よりも上方に、当該噴出口の下部を水槽水の水面よりも下方に位置させるように前記濾過容器が前記水槽内に配設され、前記濾過容器内の水面位置において前記噴出口の幅が前記濾過容器の最小内のり寸法よりも小さくされており、
前記気泡発生部を作動させることによって、前記上昇水流を利用して前記吸水口から前記濾過容器内へ水槽水を吸い込ませる一方、前記濾過部を通過した濾過水を前記噴出口の下部から噴出させると同時に前記濾過容器内の水面上方の気体を前記噴出口へ向けて集中させるように導いて当該噴出口の上部から噴出させることを特徴としている。
【0010】
また、本発明は、前記濾過部が、前記濾過容器内に集積する多数の粒状濾過材を含み、 前記気泡発生部が、前記濾過部に埋没されていることを特徴としている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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