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公開番号2024123757
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031408
出願日2023-03-01
発明の名称真空バルブ及びこれを用いた真空遮断器
出願人日新電機株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H01H 33/662 20060101AFI20240905BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】外部へのX線の漏洩を抑制することができるコンパクトな真空バルブ及び真空遮断器を提供する。
【解決手段】真空バルブ(1)は、真空容器(2)と、真空容器(2)の内部に、接離可能に設けられた固定側接点(3b1)及び可動側接点(4b1)と、を備えている。また、真空バルブ(1)には、X線を遮蔽するX線遮蔽部材を用いた絶縁筒(2a1及び2a2)が真空容器(2)の外壁に設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
真空容器と、
前記真空容器の内部に、接離可能に設けられた一対の接点と、
前記真空容器の外壁を構成する、前記真空容器の内部からのX線を遮蔽するX線遮蔽部材、あるいは、前記真空容器の外壁に設けられた、当該真空容器の内部からのX線を遮蔽するX線遮蔽部材と、を備える、真空バルブ。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記X線遮蔽部材は、鉛ガラスを用いて構成されている、請求項1に記載の真空バルブ。
【請求項3】
前記X線遮蔽部材は、前記真空容器の前記外壁を構成する絶縁筒である、請求項1に記載の真空バルブ。
【請求項4】
前記X線遮蔽部材は、前記真空容器の前記外壁に取り付けられた板状部材である、請求項1に記載の真空バルブ。
【請求項5】
前記一対の接点は、固定側接点と当該固定側接点に接触可能に設けられた可動側接点とであり、
前記真空容器は、前記固定側接点及び前記可動側接点を収容するための絶縁筒と、前記絶縁筒の前記固定側接点側の開口を密閉する固定側蓋体と、前記絶縁筒の前記可動側接点側の開口を密閉する可動側蓋体と、を備え、
前記絶縁筒、前記固定側蓋体、及び前記可動側蓋体の少なくとも一つに、前記X線遮蔽部材が設けられている、請求項1に記載の真空バルブ。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の真空バルブと、
前記真空バルブと、前記真空バルブの周囲に封入された絶縁ガスとを収容する収容容器と、を備える、真空遮断器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、真空バルブ及びこれを用いた真空遮断器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
真空バルブは、例えば、電力設備に設けられた真空遮断器に設置されて、電路の遮断を行う。真空バルブは、固定側電極に設けられた固定側接点と、可動側電極に設けられるとともに、固定側接点に接触可能に設けられた可動側接点とを備えている。真空バルブでは、電路の遮断を行う際に、アーク放電が固定側接点と可動側接点との間に生じる。また、真空バルブでは、上記アーク放電に起因して、固定側接点及び可動側接点の一方からでた電子が他方に衝突し、これらの固定側接点及び/または可動側接点が溶融したり、X線が発生したりする。
【0003】
従来の真空バルブとしては、当該真空バルブを含んだ真空遮断器を接地タンクの内部に配置するとともに、当該接地タンクの外周面に外部へ放射されるX線を阻止する遮蔽層を設けることが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-235122号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のような従来の真空バルブでは、当該真空バルブが格納される接地タンクの外側を遮蔽層で覆っていたため、外部へのX線の漏洩を抑制する場合、コンパクト化を図ることが困難であるという問題点を生じた。
【0006】
本開示は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、外部へのX線の漏洩を抑制することができるコンパクトな真空バルブ及び真空遮断器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本開示の一側面に係る真空バルブは、真空容器と、前記真空容器の内部に、接離可能に設けられた一対の接点と、前記真空容器の外壁を構成する、前記真空容器の内部からのX線を遮蔽するX線遮蔽部材、あるいは、前記真空容器の外壁に設けられた、当該真空容器の内部からのX線を遮蔽するX線遮蔽部材と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一態様によれば、外部へのX線の漏洩を抑制することができるコンパクトな真空バルブ及び真空遮断器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態1に係る真空遮断器の要部構成を説明する図である。
本開示の実施形態2に係る真空遮断器の要部構成を説明する図である。
本開示の実施形態3に係る真空遮断器の要部構成を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔実施形態1〕
以下、本開示の実施形態1について、図1を用いて詳細に説明する。図1は、本開示の実施形態1に係る真空遮断器10の要部構成を説明する図である。なお、以下の説明では、真空遮断器などの高電圧な電力の電流遮断設備に適用される真空バルブを例示して説明する。しかしながら、本開示の真空バルブ及び真空遮断器は、変電設備などの他の電力設備に使用される真空バルブ及び真空遮断器にも適用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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