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公開番号2024123696
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031317
出願日2023-03-01
発明の名称画像処理装置及び方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 1/60 20060101AFI20240905BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ユーザの入力したLUTに含まれるフォーマット変換の効果を維持しながらルックアップテーブル変換の強弱を調整可能とする。
【解決手段】画像処理装置において、画像処理部は、所定のフォーマット変換及び目標とする色変換の効果を適用するための第1のLUTを取得する第1の取得手段と、第1のLUTの効果のうち、所定のフォーマット変換の効果を適用する第2のLUTを取得する第2の取得手段と、処理対象の第1の画像に適用するLUTの影響度を設定する設定手段と、影響度に基づき、第1のLUTと第2のLUTとを合成し、第3のLUTを生成する合成手段と、前記第1の画像に対し、第3のLUTを用いて、色変換を行う処理手段とを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
所定のフォーマット変換及び目標とする色変換の効果を適用するための第1のLUTを取得する第1の取得手段と、
前記第1のLUTの効果のうち、前記所定のフォーマット変換の効果を適用する第2のLUTを取得する第2の取得手段と、
処理対象の第1の画像に適用するLUTの影響度を設定する設定手段と、
前記影響度に基づき、前記第1のLUTと前記第2のLUTとを合成し、第3のLUTを生成する合成手段と、
前記第1の画像に対し、前記第3のLUTを用いて色変換を行う処理手段と
を有することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第2のLUTは、前記所定のフォーマット変換の効果に加え、前記所定のフォーマット変換とは異なる変換処理の効果を適用するためLUTである
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記所定のフォーマット変換が、第1の部分フォーマット変換と第2の部分フォーマット変換を含むように構成され、
前記合成手段は、
前記第1のLUTから前記第2の部分フォーマット変換を除いた第4のLUTと、前記第2のLUTから前記第2の部分フォーマット変換を除いた第5のLUTを生成し、
前記影響度に基づき前記第4のLUTと前記第5のLUTを合成し、
当該合成後に前記第2の部分フォーマット変換を適用することにより前記第3のLUTを生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記所定のフォーマット変換は、ユーザからの入力により特定される
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記所定のフォーマット変換は、前記第1のLUTに付随した情報から特定される
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
所定のフォーマット変換及び目標とする色変換の効果を適用するための第1のLUTを取得する取得手段と、
前記第1のLUTの効果のうち、前記所定のフォーマット変換の効果を特定する特定手段と、
処理対象の第1の画像に適用するLUTの影響度を設定する設定手段と、
前記影響度と前記第1のLUTと前記所定のフォーマット変換に基づいて、前記第1の画像から第2の画像を生成する処理手段と、
を有する画像処理装置。
【請求項7】
前記処理手段は、
前記第1の画像に前記第1のLUTを適用した第3の画像と、前記第1の画像に前記所定のフォーマット変換の効果を適用した第4の画像とを前記影響度に基づき合成することにより前記第2の画像を生成する
ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記所定のフォーマット変換が第1の部分フォーマット変換と第2の部分フォーマット変換を含むように構成され、
前記処理手段は、
前記第1のLUTから前記第2の部分フォーマット変換を除いた第3のLUTを前記第1の画像に適用して得た第3の画像と、前記所定のフォーマット変換から前記第2の部分フォーマット変換を除いた第3の部分フォーマット変換を前記第1の画像に適用して得た第4の画像とを生成し、
前記影響度に基づいて、前記第3の画像と前記第4の画像を合成した第5の画像を生成し、
前記第5の画像に、前記第2の部分フォーマット変換を適用することで、前記第2の画像を生成する
ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記第1の画像を取得するための撮像手段を更に有することを特徴とする請求項1または6に記載の画像処理装置。
【請求項10】
所定のフォーマット変換及び目標とする色変換の効果を適用するための第1のLUTを取得する第1の取得工程と、
前記第1のLUTの効果のうち、前記所定のフォーマット変換の効果を適用する第2のLUTを取得する第2の取得工程と、
処理対象の第1の画像に適用するLUTの影響度を設定する設定工程と、
前記影響度に基づき、前記第1のLUTと前記第2のLUTとを合成し、第3のLUTを生成する合成工程と、
前記第1の画像に対し、前記第3のLUTを用いて、色変換を行う処理工程と
を有することを特徴とする画像処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ルックアップテーブルを用いて画像処理を行う技術に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
画像の色やコントラストを補正する手段として一般的にルックアップテーブル(以下、LUT)が用いられている。また、カメラにおいても外部からLUTを取り込んで、撮像した画像に適用することが行われている。
【0003】
LUTの用途の1つとして、画作りとしての色味や階調の補正(以下、ルック変換)を行うことが挙げられる。ユーザは自作したLUTやWeb上などで公開されているLUTを使用して、カメラで撮影した画像に対して簡単に変換を行うことができる。しかし、色味や階調の感じ方は主観的なものであり、LUTの効果があらゆるユーザにとって適しているとは限らず、LUTの効果の強弱を調整したいという要望もある。
【0004】
特許文献1は、LUTの効果を調整する技術を開示している。具体的には、この特許文献1は、シーン検出を行い、候補となった複数シーンの信頼度に応じて各シーン用の補正テーブルを合成する、という技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-165147号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1では、シーンの判定はカメラが行い、その上でカメラが補正テーブルを調整する。そのため、補正テーブルが、ユーザの好みに合致する変換を行うとは限らない。また、LUTの用途としてはルック変換の他にガンマ・色域を変換するためのフォーマット変換を行うことも挙げられる。例えば、ITU-R BT.2100のPQ準拠の画像をITU-R BT.709準拠の画像に変換する場合に、その変換の効果を持つLUTを適用することでフォーマット変換を行うことができる。さらには、1つのLUTにフォーマット変換の効果とルック変換の効果の両方を含めることも可能である。このようなLUTで効果の強弱を調整する場合にはフォーマット変換の効果は維持したままでルック変換の強弱のみを調整できることが望ましい。
【0007】
上記の例で説明したように、いわゆる画作りのための変換の効果を調整する場合、フォーマットの変換の影響を考慮する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この課題を解決するため、例えば本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、
所定のフォーマット変換及び目標とする色変換の効果を適用するための第1のLUTを取得する第1の取得手段と、
前記第1のLUTの効果のうち、前記所定のフォーマット変換の効果を適用する第2のLUTを取得する第2の取得手段と、
処理対象の第1の画像に適用するLUTの影響度を設定する設定手段と、
前記影響度に基づき、前記第1のLUTと前記第2のLUTとを合成し、第3のLUTを生成する合成手段と、
前記第1の画像に対し、前記第3のLUTを用いて、色変換を行う処理手段とを有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、フォーマットの変換の影響を考慮しながら、画作りのための変換の効果を調整することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施形態に係る撮像装置の内部構成を示すブロック図。
第1の実施形態に係る画像処理部24の内部構成を示すブロック図。
第1の実施形態に係る処理の流れを示すフローチャート。
第1の実施形態に係るLUTデータの例を示す図。
第2の実施形態に係る画像処理部24の内部構成を示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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