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公開番号2024123548
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031060
出願日2023-03-01
発明の名称細胞接着性支持体及び細胞培養方法
出願人株式会社豊田中央研究所,豊田合成株式会社
代理人弁理士法人IPX
主分類C12M 3/00 20060101AFI20240905BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】細胞接着性と細胞観察性とを両立させることが可能な細胞接着性支持体等を提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、細胞接着性支持体が提供される。この細胞接着性支持体は、基材と、透明性を有する被覆層とを備える。基材は、樹脂から構成される。被覆層は、基材の表面の少なくとも一部を被覆するように形成される。被覆層は、細胞との親和性が樹脂よりも高い材料から構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
細胞接着性支持体であって、
基材と、透明性を有する被覆層とを備え、
前記基材は、樹脂から構成され、
前記被覆層は、前記基材の表面の少なくとも一部を被覆するように形成され、
前記被覆層は、細胞との親和性が前記樹脂よりも高い材料から構成される、
細胞接着性支持体。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
請求項1に記載の細胞接着性支持体において、
前記被覆層は、無機化合物から構成される、
細胞接着性支持体。
【請求項3】
請求項2に記載の細胞接着性支持体において、
前記無機化合物は、チタン化合物、ジルコニウム化合物、ストロンチウム化合物、及びリン酸カルシウム系化合物からなる群から選択される1種以上を主成分として含有する、
細胞接着性支持体。
【請求項4】
請求項1に記載の細胞接着性支持体において、
前記樹脂は、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリカーボネート、シリコーン、及びフッ素樹脂からなる群から選択される1種以上を主成分として含有する、
細胞接着性支持体。
【請求項5】
請求項1に記載の細胞接着性支持体において、
前記基材は、複数の空孔を有する多孔質体である、
細胞接着性支持体。
【請求項6】
請求項1に記載の細胞接着性支持体において、
前記基材は、平板状をなし、その厚さ方向に貫通する貫通孔を有する、
細胞接着性支持体。
【請求項7】
請求項6に記載の細胞接着性支持体において、
前記貫通孔の孔径は、0.1~100μmである、
細胞接着性支持体。
【請求項8】
請求項1に記載の細胞接着性支持体において、
前記被覆層の厚みは、0.1nm~5mmである、
細胞接着性支持体。
【請求項9】
請求項1に記載の細胞接着性支持体において、
前記被覆層の光透過率は、前記基材の光透過率の90%以上である、
細胞接着性支持体。
【請求項10】
請求項1に記載の細胞接着性支持体において、
前記細胞は、上皮細胞である、
細胞接着性支持体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、細胞接着性支持体及び細胞培養方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バイオコーティングされた基材を調製するための方法が開示されている。
【0003】
この方法は、選択された基材に蒸着される生物活性表面コーティングに関する。ほとんどの金属または非金属基材に蒸着されて表面を提供する表面ナノ構造膜コーティングは、組織/細胞接着の強化を促進するように設計することが可能である。骨芽細胞、線維芽細胞および内皮細胞を含む付着細胞は、生存能力を保持し、適切な条件下で直ちに分化および増殖する。線維芽細胞および内皮細胞は、ナノ表面構造シリコーンを除くほとんどのコーティング基材上で良好な付着および成長を示す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2009-542261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、培養細胞を観察することが困難であるため、細胞接着性と細胞観察性とを両立させることができなかった。
【0006】
本発明では上記事情を鑑み、細胞接着性と細胞観察性とを両立させることが可能な細胞接着性支持体等を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、細胞接着性支持体が提供される。この細胞接着性支持体は、基材と、透明性を有する被覆層とを備える。基材は、樹脂から構成される。被覆層は、基材の表面の少なくとも一部を被覆するように形成される。被覆層は、細胞との親和性が樹脂よりも高い材料から構成される。
【0008】
このような態様によれば、細胞接着性と細胞観察性とを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
細胞培養用足場100を表す構成図である。
被覆層120の表面の状態を示す図であり、(A)SEMの二次電子像(1000倍)、(B)SEMの反射電子像(1000倍)を示す。
被覆層120の表面の状態を示す図であり、(A)SEMの二次電子像(1000倍)、(B)SEMの反射電子像(1000倍)を示す。
細胞培養用足場100の製造方法を示すアクティビティ図である。
細胞培養用足場100を使用した細胞培養方法を示すアクティビティ図である。
細胞培養用足場100の鳥瞰平面図である。
細胞培養用足場100のA-A断面図である。
細胞培養用足場100の両面で細胞を培養した状態を示す図である。
(A)SEMの二次電子像(1000倍)、(B)SEMの反射電子像(1000倍)を示す。
(A)EDXの画像(1000倍)、(B)EDXの元素分析結果を示す。
SEMの二次電子像(5000倍)、SEMの反射電子像(5000倍)を示す。
(A)EDXの画像(5000倍)、(B)EDXの元素分析結果を示す。
(A)SEMの二次電子像(1000倍)、(B)SEMの反射電子像(1000倍)を示す。
(A)EDXの画像(1000倍)、(B)EDXの元素分析結果を示す。
SEMの二次電子像(5000倍)、SEMの反射電子像(5000倍)を示す。
(A)EDXの画像(5000倍)、(B)EDXの元素分析結果を示す。
気道上皮細胞を培養したサンプル上の表面観察画像である。
サンプル上における気道上皮細胞の細胞被覆率を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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