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公開番号
2024123493
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-12
出願番号
2023030952
出願日
2023-03-01
発明の名称
シート包装体
出願人
大王製紙株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65D
75/62 20060101AFI20240905BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】シートの補充が容易なシート包装体を提供すること。
【解決手段】複数枚のシートが積層された直方体状のシート積層体と、前記シート積層体の天面、底面、および対向する一対の側面に巻き付けられた包装部材と、を有し、前記天面に対面する前記包装部材の領域に、取出口を形成する開裂用切目線が設けられている、シート包装体。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数枚のシートが積層された直方体状のシート積層体と、
前記シート積層体の天面、底面、および対向する一対の側面に巻き付けられた包装部材と、を有し、
前記天面に対面する前記包装部材の領域に、取出口を形成する開裂用切目線が設けられている、
シート包装体。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記取出口が、前記シート包装体の長手方向に延びる第1スリットで構成される、
請求項1に記載のシート包装体。
【請求項3】
前記包装部材が、紙で構成されている、
請求項2に記載のシート包装体。
【請求項4】
前記紙の一方の面は艶面であり、
前記艶面が前記シート積層体に対面するように前記包装部材が巻き付けられている、
請求項3に記載のシート包装体。
【請求項5】
前記取出口の形状が、平面視で楕円形である、
請求項3に記載のシート包装体。
【請求項6】
前記取出口が、前記第1スリットの少なくとも一方の端部に連続する開口部を有し、
前記長手方向と直交する幅方向において、前記開口部の幅が前記第1スリットの幅より大きい、
請求項3に記載のシート包装体。
【請求項7】
前記開口部の前記幅方向の幅が、前記長手方向に前記第1スリットから離れるにつれて大きくなる、
請求項6に記載のシート包装体。
【請求項8】
前記開口部が、前記長手方向において、前記第1スリットから離れる方向に凸となる湾曲部を有する、
請求項7に記載のシート包装体。
シート包装体。
【請求項9】
前記取出口が、前記開口部の前記第1スリットが連続する側と反対の側の端部に連続する第2スリットを有する、請求項6乃至8のいずれか一項に記載のシート包装体。
【請求項10】
前記第2スリットが、前記開口部の前記端部から放射状に延びる複数の切込みで構成されている、
請求項9に記載のシート包装体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート包装体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
衛生薄葉紙等のシートは、複数枚のシートが積層されたシート積層体の全幅に包装紙や樹脂フィルム等の包装部材が巻き付けられたシート包装体として製造され、流通するものがある。このようなシート包装体は、使用時に包装部材が取り外され、内包物であるシート積層体がディスペンサー等に収容される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6113297号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、包装部材が巻き付けられたシート包装体では、ディスペンサーに補充する前に包装部材を破いて内包物を取り出す必要があり、シートを詰め替える際に手間がかかる。
【0005】
本発明の課題は、シートの補充が容易なシート包装体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る第1の態様は、複数枚のシートが積層された直方体状のシート積層体と、前記シート積層体の天面、底面、および対向する一対の側面に巻き付けられた包装部材と、を有し、前記天面に対面する前記包装部材の領域に、取出口を形成する開裂用切目線が設けられている、シート包装体を提供する。
【0007】
本明細書において、シート積層体は、複数枚のシートが折り畳まれて高さ方向に積層された直方体形状の積層体を示す。直方体形状のシート積層体は、天面、底面、一対の長側面、および一対の短側面を有する。なお、対向する一対の側面は、一対の長側面または一対の短側面を示す。
【0008】
シート積層体は、ディスペンサー等のシートを一枚ずつ取り出せる装置または手段に収容して使用する。なお、ディスペンサーは、シート積層体が収容される本体と、シートを収容する収容口と、シート積層体が収容されたシート積層体からシートを取り出す取出口とを有する。
【0009】
包装部材は、シート積層体に巻き付けられる所定の幅と長さを有する。シート包装体は、シート積層体に包装部材が巻き付けられて該シート積層体が結束された状態を示す。シート積層体の天面、底面、および対向する一対の側面は包装部材で覆われるが、包装紙で覆われる一対の側面が一対の長側面の場合は、シート積層体の一対の短側面は、包装部材で覆われることなく露出する。また、包装紙で覆われる一対の側面が一対の短側面の場合は、シート積層体の一対の長側面が包装紙で覆われることなく露出する。
【0010】
開裂用切目線は、カットとタイ(2つのカット間のカットされていない部分)が交互に配置され、タイが破断すると両隣のカットが連続したカットになるミシン目等の切目線である。開裂用切目線は、開裂されて取出口を形成する。シート積層体の天面に対面する包装部材の領域は、包装部材がシート積層体に巻き付けられた状態でシート積層体の天面と接する包装部材の一部を示す。
(【0011】以降は省略されています)
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