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公開番号
2024122611
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-09
出願番号
2023030259
出願日
2023-02-28
発明の名称
窒化ガリウム基板
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
C30B
29/38 20060101AFI20240902BHJP(結晶成長)
要約
【課題】レーザーダイオード用c面GaN基板として用いる場合に、レーザーダイオード製造時の歩留まり悪化を低減できるGaN基板を提供する。
【解決手段】(0001)面からの傾斜が0~20度であり、面積が15cm
2
以上である主面を有する窒化ガリウム基板であって、前記主面のフォトルミネッセンスイメージング像(波長:365nm、対物レンズ5倍)において直径50μm以上のシミ状模様が観察されないことを特徴とする、窒化ガリウム基板。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(0001)面からの傾斜が0~20度であり、面積が15cm
2
以上である主面を有する窒化ガリウム基板であって、
前記主面のフォトルミネッセンスイメージング像(波長:365nm、対物レンズ5倍)において直径50μm以上のシミ状模様が観察されないことを特徴とする、窒化ガリウム基板。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
原子間力顕微鏡で測定される前記主面のRMS粗さが、測定範囲2μm×2μmにおいて2nm未満である、請求項1に記載の窒化ガリウム基板。
【請求項3】
前記主面の転位密度が5×10
6
cm
-2
以下である、請求項1又は2に記載の窒化ガリウム基板。
【請求項4】
前記主面の法線方向をz方向とし、
前記z方向に直交し、かつ、互いに直交する2方向をそれぞれx方向及びy方向とした際に、
前記主面の中央を通り前記x方向に延びる第一のライン上におけるオフカット角の前記x方向成分の変動幅と、前記主面の中央を通り前記y方向に延びる第二のライン上における前記オフカット角の前記y方向成分の変動幅とが、それぞれ、長さ40mmの区間内で0.2度以下である、請求項1又は2に記載の窒化ガリウム基板。
【請求項5】
不純物濃度に関して下記条件(a)~条件(c)から選ばれる一以上の条件を充たす、請求項1又は2に記載の窒化ガリウム基板。
条件(a)Si濃度が5×10
16
atoms/cm
3
以上である。
条件(b)O濃度が3×10
16
atoms/cm
3
以下である。
条件(c)H濃度が1×10
17
atoms/cm
3
以下である。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、窒化ガリウム(GaN)基板に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
GaN結晶から得られるGaN基板は、レーザーダイオード(LD)製造のための基板として用いられている。最近では、縦型パワー半導体デバイス(PD)用の基板としてのGaN基板が有望視されている。
【0003】
LD用GaN基板や縦型PD用GaN基板として、デバイスの性能向上のために転位密度やオフ角分布が低減されたGaN基板が求められている。
特許文献1には、ハイドライド気相成長(HVPE)法を用いて転位密度が低減されたGaN結晶を得る方法が記載されている。特許文献2には、HVPE法を用いて得られたオフカット角度の変動が抑制されたc面GaN基板が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-125229号公報
特開2021-031329号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のようにHVPE法を用いた従来の製法で得られるGaN結晶は、LD用c面GaN基板として用いると、GaN基板上にエピタキシャル成長させたGaNエピタキシャル層において暗点が発生してLD製造時の歩留まりが低下し、改善の余地があった。
【0006】
そこで、本発明の主たる目的は、LD用c面GaN基板として用いる場合に、LD製造時の歩留まり悪化を低減できるGaN基板を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題に対し、本発明者らが鋭意検討を行った結果、上記歩留まりの低下は、GaN基板の主面のフォトルミネッセンス(PL)イメージング像において直径50μm以上のシミ状模様を観察されない程度まで低減することで抑制しうることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
本発明の実施形態には、下記のGaN基板が含まれる。
本発明の態様1は、(0001)面からの傾斜が0~20度であり、面積が15cm
2
以上である主面を有する窒化ガリウム基板であって、前記主面のフォトルミネッセンスイメージング像(波長:365nm、対物レンズ5倍)において直径50μm以上のシミ状模様が観察されないことを特徴とする。
【0009】
本発明の態様2は、態様1の窒化ガリウム基板において、原子間力顕微鏡で測定される前記主面のRMS粗さが、測定範囲2μm×2μmにおいて2nm未満である。
【0010】
本発明の態様3は、態様1又は態様2の窒化ガリウム基板において、前記主面の転位密度が5×10
6
cm
-2
以下である。
(【0011】以降は省略されています)
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