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公開番号2025030917
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023136613
出願日2023-08-24
発明の名称SiC基板及びSiCエピタキシャルウェハ
出願人株式会社レゾナック
代理人個人,個人,個人
主分類C30B 29/36 20060101AFI20250228BHJP(結晶成長)
要約【課題】大口径で、かつ、マイクロパイプ欠陥の少ない、SiC基板及びSiCエピタキシャルウェハを提供することを目的とする。
【解決手段】本実施形態にかかるSiC基板は、直径が195mm以上であり、マイクロパイプ密度が0.01個/cm2以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
直径が195mm以上であり、
マイクロパイプ密度が0.01個/cm

以下である、SiC基板。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
外周から3mm以内のエッジエクスクルージョン領域を除く有効領域におけるマイクロパイプの数が3個以下である、請求項1に記載のSiC基板。
【請求項3】
外周から3mm以内のエッジエクスクルージョン領域を除く有効領域におけるマイクロパイプの数が1個以下である、請求項1に記載のSiC基板。
【請求項4】
表面を面積が4mm

の正方形で区分した複数の第1領域のうち7209個以上の第1領域がマイクロパイプを有さない、請求項1に記載のSiC基板。
【請求項5】
表面を面積が9mm

の正方形で区分した複数の第2領域のうち3168個以上の第2領域がマイクロパイプを有さない、請求項1に記載のSiC基板。
【請求項6】
表面を面積が16mm

の正方形で区分した複数の第3領域のうち1764個以上の第3領域がマイクロパイプを有さない、請求項1に記載のSiC基板。
【請求項7】
表面を面積が25mm

の正方形で区分した複数の第4領域のうち1116個以上の第4領域がマイクロパイプを有さない、請求項1に記載のSiC基板。
【請求項8】
表面を面積が36mm

の正方形で区分した複数の第5領域のうち764個以上の第5領域がマイクロパイプを有さない、請求項1に記載のSiC基板。
【請求項9】
表面を面積が49mm

の正方形で区分した複数の第6領域のうち556個以上の第6領域がマイクロパイプを有さない、請求項1に記載のSiC基板。
【請求項10】
表面を面積が64mm

の正方形で区分した複数の第7領域のうち421個以上の第7領域がマイクロパイプを有さない、請求項1に記載のSiC基板。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、SiC基板及びSiCエピタキシャルウェハに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
炭化珪素(SiC)は、シリコン(Si)に比べて絶縁破壊電界が1桁大きく、バンドギャップが3倍大きい。また、炭化珪素(SiC)は、シリコン(Si)に比べて熱伝導率が3倍程度高い等の特性を有する。そのため炭化珪素(SiC)は、パワーデバイス、高周波デバイス、高温動作デバイス等への応用が期待されている。このため、近年、上記のような半導体デバイスにSiCエピタキシャルウェハが用いられるようになっている。
【0003】
SiCエピタキシャルウェハは、SiC基板の表面にSiCエピタキシャル層を積層することで得られる。以下、SiCエピタキシャル層を積層前の基板をSiC基板と称し、SiCエピタキシャル層を積層後の基板をSiCエピタキシャルウェハと称する。SiC基板は、SiCインゴットから切り出すことで作製される。パワーデバイス、高周波デバイス、高温動作デバイス等のSiCデバイスは、SiCエピタキシャルウェハのSiCエピタキシャル層にデバイスを形成後に、SiCエピタキシャルウェハをチップ化して得られる。
【0004】
一つのSiCエピタキシャルウェハから取得できるSiCデバイスの数を増やすために、SiC基板及びSiCエピタキシャルウェハの大口径化が求められている。しかしながら、SiC基板及びSiCエピタキシャルウェハの大口径化は容易ではない。例えば、非特許文献1には、SiC基板及びSiCエピタキシャルウェハの直径が大きくなると、欠陥の数が大幅に増えることが記載されている。
【0005】
またSiC基板に含まれる欠陥の一つとしてマイクロパイプがある(例えば、特許文献1)。マイクロパイプは、後工程及びSiCデバイスに悪影響を及ぼすキラー欠陥の一つである。マイクロパイプは、例えば、SiCデバイスの耐圧不良を引き起こす。マイクロパイプは、内部が中空であり、直径がサブμmから数μm程度で、六方晶炭化珪素のc軸方向に伝播する結晶欠陥である。マイクロパイプは、大きなバーガーズベクトルを持つらせん転位が歪エネルギーを緩和するために形成されると考えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-127201号公報
【非特許文献】
【0007】
N. Piluso, E. Carria, R. Anzalone, A Severino. Microelectronic Engineering 273 (2023) 111962.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1にも記載のように、マイクロパイプは完全になくすことが難しい欠陥である。またSiC基板が大口径になると、その傾向はより顕著である。
【0009】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、大口径で、かつ、マイクロパイプの少ない、SiC基板及びSiCエピタキシャルウェハを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、大口径でもマイクロパイプの少ないSiC基板及びSiCエピタキシャルウェハを作製した。
(【0011】以降は省略されています)

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