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公開番号
2025040286
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-24
出願番号
2023147110
出願日
2023-09-11
発明の名称
ウエーハ及びその製造方法
出願人
株式会社東芝
代理人
弁理士法人iX
主分類
C30B
29/36 20060101AFI20250314BHJP(結晶成長)
要約
【課題】安定した特性を得ることができるウエーハ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、ウエーハは、SiCを含む基板と、SiCを含む第1層と、を含む。前記第1層は、前記基板と接する。前記第1層は、Crを含む。前記基板はCrを含まない。または、前記基板におけるCrの濃度は前記第1層におけるCrの濃度よりも低い。前記基板から前記第1層への第1方向と交差する第1直線に沿う前記基板の基板長は、前記第1直線に沿う前記第1層の第1層長よりも長い。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
SiCを含む基板と、
SiCを含む第1層と、
を備え、
前記第1層は、前記基板と接し、
前記第1層は、Crを含み、
前記基板はCrを含まない、または、前記基板におけるCrの濃度は前記第1層におけるCrの濃度よりも低く、
前記基板から前記第1層への第1方向と交差する第2方向における前記基板の基板長は、前記第2方向における前記第1層の第1層長よりも長い、ウエーハ。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記基板は、第1領域と、第2領域と、を含み、
前記第2領域は、前記第1方向と交差する平面において、前記第1領域の周り設けられ、
前記第1領域は、前記第1方向において前記第1層と重なり、
前記第2領域の少なくとも一部は、前記第1方向において前記第1層と重ならない、請求項1に記載のウエーハ。
【請求項3】
SiCを含む第2層をさらに備え、
前記第1層は、前記第1方向において、前記基板と、前記第2層の少なくとも一部と、の間に設けられ、
前記第2層はCrを含まない、または、前記第2層におけるCrの濃度は前記第1層におけるCrの濃度よりも低い、請求項1または2に記載のウエーハ。
【請求項4】
前記第2層の少なくとも一部は、SiCの単結晶を含む、請求項3に記載のウエーハ。
【請求項5】
前記第1領域における第1Si原子濃度の、前記第1領域における第1C原子濃度に対する第1比は、前記第1層における第1層Si原子濃度の、前記第1層における第1層C原子濃度に対する比よりも高い、請求項2に記載のウエーハ。
【請求項6】
前記第1領域における第1Si原子濃度の、前記第1領域における第1C原子濃度に対する第1比は、前記第2領域における第2Si原子濃度の、前記第2領域における第2C原子濃度に対する第2比よりも高い、請求項2に記載のウエーハ。
【請求項7】
SiCを含む基板と、
SiCを含む第1層と、
を備え、
前記第1層は、前記基板と接し、
前記第1層は、Crを含み、
前記基板は、第1領域と、第2領域と、を含み、
前記第2領域は、前記基板から前記第1層への第1方向と交差する平面において、前記第1領域の周り設けられ、
前記第1領域における第1Si原子濃度の、前記第1領域における第1C原子濃度に対する第1比は、前記第1層における第1層Si原子濃度の、前記第1層における第1層C原子濃度に対する比よりも高い、ウエーハ。
【請求項8】
SiCを含む基板に、SiCを含む構造体を接合し、前記構造体は、Crを含み、前記基板はCrを含まない、または、前記基板におけるCrの濃度は前記構造体におけるCrの濃度よりも低く、
前記構造体の外縁部の少なくとも一部を除去する処理を実施して前記構造体から第1層を形成し、前記基板の一部を露出させる、ウエーハの製造方法。
【請求項9】
前記接合の後で前記処理の前に、前記構造体の一部を除去して、前記構造体を薄くする、請求項8に記載のウエーハの製造方法。
【請求項10】
SiCを含む第1領域部材の周りに、SiCを含む第2領域部材を形成して基板を形成し、前記第1領域部材における第1Si原子濃度の、前記第1領域部材における第1C原子濃度に対する第1比は、前記第2領域部材における第2Si原子濃度の、前記第2領域部材における第2C原子濃度に対する第2比よりも高く、
前記基板と、SiCを含む構造体と、を接合し、前記第2領域部材は、前記構造体と対向する対向領域を含み、
前記構造体の外縁部の少なくとも一部を除去する処理を実施して前記構造体から第1層を形成し、前記対向領域の少なくとも一部を露出させる、ウエーハの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ウエーハ及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、SiCウエーハにより半導体装置などが製造される。ウエーハ及び半導体装置において、安定した特性が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5014737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、安定した特性を得ることができるウエーハ及びその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、ウエーハは、SiCを含む基板と、SiCを含む第1層と、を含む。前記第1層は、前記基板と接する。前記第1層は、Crを含む。前記基板はCrを含まない。または、前記基板におけるCrの濃度は前記第1層におけるCrの濃度よりも低い。前記基板から前記第1層への第1方向と交差する第1直線に沿う前記基板の基板長は、前記第1直線に沿う前記第1層の第1層長よりも長い。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係るウエーハを例示する模式的断面図である。
図2は、第1実施形態に係るウエーハを例示する模式的平面図である。
図3は、第1実施形態に係るウエーハを例示する模式的断面図である。
図4は、第1実施形態に係るウエーハを例示する模式的断面図である。
図5は、第1実施形態に係るウエーハを例示する模式的断面図である。
図6は、第2実施形態に係るウエーハの製造方法を例示するフローチャートである。
図7は、第2実施形態に係るウエーハの製造方法を例示する模式的断面図である。
図8は、第2実施形態に係るウエーハの製造方法を例示する模式的断面図である。
図9は、第2実施形態に係るウエーハの製造方法を例示する模式的断面図である。
図10は、第2実施形態に係るウエーハの製造方法を例示する模式的断面図である。
図11は、第2実施形態に係るウエーハの製造方法を例示するフローチャートである。
図12は、第2実施形態に係るウエーハの製造方法を例示する模式的斜視図である。
図13は、第2実施形態に係るウエーハの製造方法を例示する模式的斜視図である。
図14は、第2実施形態に係るウエーハの製造方法を例示する模式的斜視図である。
図15は、第2実施形態に係るウエーハの製造方法を例示する模式的斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るウエーハを例示する模式的断面図である。
図2は、第1実施形態に係るウエーハを例示する模式的平面図である。
図1は、図2のA1-A2線断面である。
図1に示すように、実施形態に係るウエーハ110は、SiCを含む基板50と、SiCを含む第1層10と、を含む。
【0008】
第1層10は、基板50と接する。第1層10は、Crを含む。基板50はCrを含まない。または、基板50におけるCrの濃度は、第1層10におけるCrの濃度よりも低い。
【0009】
基板50から第1層10への第1方向D1をZ軸方向する。Z軸方向に対して垂直な1つの方向をX軸方向とする。Z軸方向及びX軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。基板50及び第1層10は、X-Y平面に実質的に沿って広がる。第1層10の基板50に対向する面は、X-Y平面に実質的に平行である。
【0010】
図2に示すように、第1方向D1と交差する第1直線Ln1に沿う基板50の長さを基板長L50とする。1つの例において、基板長L50は、例えば、基板50の径に対応する。第1直線Ln1に沿う第1層10の長さを第1層長L10とする。1つの例において、第1層長L10は、第1層10の径に対応する。実施形態において、基板長L50は、第1層長L10よりも長い。第1直線Ln1は、第2方向D2に沿う。第2方向D2は、第1方向D1と交差する。第2方向D2は、例えば、X軸方向で良い。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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