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公開番号
2025072804
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-12
出願番号
2023183151
出願日
2023-10-25
発明の名称
SiCエピタキシャルウェハ
出願人
株式会社レゾナック
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C30B
29/36 20060101AFI20250501BHJP(結晶成長)
要約
【課題】非破壊でSiC基板における基底面転位の密度を推定できる、SiCエピタキシャルウェハを提供することを目的とする。
【解決手段】本実施形態にかかるSiCエピタキシャルウェハは、SiC基板と、前記SiC基板に成膜されたSiCエピタキシャル層と、を備え、前記SiC基板は、基底面転位の密度が1個/cm
2
以上3000個/cm
2
以下であり、前記SiCエピタキシャル層は、ダブルショックレー(2SSF)型の積層欠陥の密度が4個/cm
2
以上10個/cm
2
以下であり、前記ダブルショックレー(2SSF)型の積層欠陥以外の積層欠陥の密度が2個/cm
2
である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
SiC基板と、
前記SiC基板に成膜されたSiCエピタキシャル層と、を備え、
前記SiC基板は、基底面転位の密度が1個/cm
2
以上3000個/cm
2
以下であり、
前記SiCエピタキシャル層は、ダブルショックレー(2SSF)型の積層欠陥の密度が4個/cm
2
以上10個/cm
2
以下であり、前記ダブルショックレー(2SSF)型の積層欠陥以外の積層欠陥の密度が2個/cm
2
以下である、SiCエピタキシャルウェハ。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
直径が145mm以上である、請求項1に記載のSiCエピタキシャルウェハ。
【請求項3】
直径が195mm以上である、請求項1に記載のSiCエピタキシャルウェハ。
【請求項4】
前記ダブルショックレー(2SSF)型の積層欠陥の密度が6個/cm
2
以上10個/cm
2
以下である、請求項1に記載のSiCエピタキシャルウェハ。
【請求項5】
前記ダブルショックレー(2SSF)型の積層欠陥の密度が8個/cm
2
以上10個/cm
2
以下である、請求項1に記載のSiCエピタキシャルウェハ。
【請求項6】
前記ダブルショックレー(2SSF)型の積層欠陥の密度が4個/cm
2
以上6個/cm
2
以下である、請求項1に記載のSiCエピタキシャルウェハ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、SiCエピタキシャルウェハに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
炭化珪素(SiC)は、シリコン(Si)に比べて絶縁破壊電界が1桁大きく、バンドギャップが3倍大きい。また、炭化珪素(SiC)は、シリコン(Si)に比べて熱伝導率が3倍程度高い等の特性を有する。そのため炭化珪素(SiC)は、パワーデバイス、高周波デバイス、高温動作デバイス等への応用が期待されている。このため、近年、上記のような半導体デバイスにSiCエピタキシャルウェハが用いられるようになっている。
【0003】
SiCエピタキシャルウェハは、SiC基板の表面にSiCエピタキシャル層を積層することで得られる。以下、SiCエピタキシャル層を積層前の基板をSiC基板と称し、SiCエピタキシャル層を積層後の基板をSiCエピタキシャルウェハと称する。SiC基板は、SiCインゴットから切り出すことで作製される。パワーデバイス、高周波デバイス、高温動作デバイス等のSiCデバイスは、SiCエピタキシャルウェハのSiCエピタキシャル層にデバイスを形成後に、SiCエピタキシャルウェハをチップ化して得られる。
【0004】
SiCエピタキシャルウェハには、一般に、結晶欠陥が内在している。結晶欠陥の中には、後工程に悪影響を及ぼし、SiCデバイスの正常動作を阻害する欠陥がある。このような欠陥は、キラー欠陥と呼ばれている。例えば、基底面転位(BPD)は、キラー欠陥の一つである積層欠陥を引き起こす原因となると言われている(例えば、特許文献1)。
【0005】
また特許文献2には、複数種類の積層欠陥があり、積層欠陥の合計やそのうちダブルショックレー型の積層欠陥を低減する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5961357号公報
特許第6824088号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のようにキラー欠陥を引き起こす原因となる基底面転位(BPD)の位置、数を把握しておくことは、SiCデバイスを作製する際に重要である。しかしながら、SiCエピタキシャル層を積層後に、SiC基板において、基底面転位が多く集まっている位置及び基底面転位の数を非破壊で把握することは難しい。
【0008】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、SiCエピタキシャル層を積層後であっても、SiC基板において、基底面転位が多く集まっている位置及び基底面転位の数を推定できる、SiCエピタキシャルウェハを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)第1の態様に係るSiCエピタキシャルウェハは、SiC基板と、前記SiC基板に成膜されたSiCエピタキシャル層と、を備える。前記SiC基板は、基底面転位の密度が1個/cm
2
以上3000個/cm
2
以下である。前記SiCエピタキシャル層は、ダブルショックレー(2SSF)型の積層欠陥の密度が4個/cm
2
以上10個/cm
2
以下であり、前記ダブルショックレー(2SSF)型の積層欠陥以外の積層欠陥の密度が2個/cm
2
以下である。
【0010】
(2)上記態様に係るSiCエピタキシャルウェハは、直径が145mm以上でもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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