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公開番号
2025079678
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-22
出願番号
2023192509
出願日
2023-11-10
発明の名称
ダイヤモンド
出願人
株式会社Kanazawa Diamond
代理人
弁理士法人R&C
主分類
C30B
29/04 20060101AFI20250515BHJP(結晶成長)
要約
【課題】天然ダイヤモンド原石の価値を高めたダイヤモンドを提供する。
【解決手段】ダイヤモンド1は、複数の結晶面を有する天然ダイヤモンド原石2の表面に合成ダイヤモンド層3を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の結晶面を有する天然ダイヤモンド原石の表面に合成ダイヤモンド層を備えるダイヤモンド。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記合成ダイヤモンド層は、CVD膜により形成されている請求項1に記載のダイヤモンド。
【請求項3】
前記合成ダイヤモンド層の表面に入射する可視光の透過率が0.0001%以下である請求項2に記載のダイヤモンド。
【請求項4】
前記合成ダイヤモンド層は、タンタルを含んでいる請求項3に記載のダイヤモンド。
【請求項5】
宝飾用に用いられる請求項1~4の何れか一項に記載のダイヤモンド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダイヤモンドに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
天然ダイヤモンド原石は品質によって複数の種類に分けられ、宝飾用や工業用に使い分けられている。不純物を有する天然ダイヤモンド原石は、透明度が低く着色等を示すことから、宝飾用として使用するためには加工や研磨が必要となる場合があり、天然ダイヤモンド原石自体として使用されることは少ない。
【0003】
また、従来、CVD製法等によって人工的に製造した合成ダイヤモンドが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなダイヤモンドは、単結晶の形成が可能であることやナノオーダー、ミクロンオーダーで形成可能であることから、主に工業用として製造されてきた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2020-518537号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のダイヤモンドは、基材の表面に単結晶ダイヤモンドを成長させるものであり、宝飾用や工業用として使用することが想定されている。しかしながら、このような合成ダイヤモンドは天然ダイヤモンド原石を活用するものではなく、天然ダイヤモンド原石の品質を高め、価値を向上させるものではなかった。
【0006】
そこで、天然ダイヤモンド原石の価値を高めたダイヤモンドが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るダイヤモンドの特徴構成は、複数の結晶面を有する天然ダイヤモンド原石の表面に合成ダイヤモンド層を備える点にある。
【0008】
本構成によれば、天然ダイヤモンド原石の表面に合成ダイヤモンド層が形成されるため、天然ダイヤモンド原石に反射する光や原石を透過する光が変化する。これにより、天然ダイヤモンド原石の表面の輝きを増したり、天然ダイヤモンド原石に色味を付したりすることができ、天然ダイヤモンド原石そのものの美しさが向上する。特に、合成ダイヤモンド層が着色されている場合には、天然ダイヤモンド原石の見た目が向上し、価値が高まる。
【0009】
他の構成特徴は、前記合成ダイヤモンド層は、CVD膜により形成されている点にある。
【0010】
本構成によれば、合成ダイヤモンド層を比較的容易かつ安価に形成することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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