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公開番号
2025136294
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034714
出願日
2024-03-07
発明の名称
炭化珪素基板、炭化珪素エピタキシャル基板、炭化珪素半導体装置の製造方法、および炭化珪素結晶の製造方法
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
C30B
29/36 20060101AFI20250911BHJP(結晶成長)
要約
【課題】炭化珪素半導体装置の信頼性を向上可能な炭化珪素基板、炭化珪素エピタキシャル基板、炭化珪素半導体装置の製造方法、および炭化珪素結晶の製造方法を提供する。
【解決手段】炭化珪素基板は、主面を有する。主面は、外縁と、外縁から5mm以内の外周領域と、外周領域に取り囲まれた中央領域とにより形成されている。中央領域における貫通刃状転位の面密度を、中央領域における基底面転位の面密度で割った値は、120以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
主面を有する炭化珪素基板であって、
前記主面は、外縁と、前記外縁から5mm以内の外周領域と、前記外周領域に取り囲まれた中央領域とにより形成されており、
前記中央領域における貫通刃状転位の面密度を、前記中央領域における基底面転位の面密度で割った値は、120以上である、炭化珪素基板。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
主面を有する炭化珪素基板であって、
前記主面は、外縁と、前記外縁から5mm以内の外周領域と、前記外周領域に取り囲まれた中央領域とにより形成されており、
前記中央領域における貫通刃状転位の面密度を、前記中央領域における基底面転位の面密度で割った値は、80以上であり、
前記中央領域における貫通刃状転位の面密度は、3000cm
-2
以上である、炭化珪素基板。
【請求項3】
前記中央領域における基底面転位の面密度は、50cm
-2
以下である、請求項1または請求項2に記載の炭化珪素基板。
【請求項4】
前記中央領域における貫通刃状転位の面密度は、4000cm
-2
以上である、請求項1または請求項2に記載の炭化珪素基板。
【請求項5】
前記主面に垂直な方向に見て、前記中央領域は、前記主面の直径の3分の2の直径を有し、且つ、前記主面の中心を中心とする円に囲まれた第1領域と、前記第1領域を取り囲む第2領域とにより形成されており、
前記第2領域における基底面転位の面密度は、前記第1領域における基底面転位の面密度よりも高い、請求項1または請求項2に記載の炭化珪素基板。
【請求項6】
前記第1領域における基底面転位の面密度は、20cm
-2
以下である、請求項5に記載の炭化珪素基板。
【請求項7】
前記第2領域における基底面転位の面密度は、60cm
-2
以下である、請求項5に記載の炭化珪素基板。
【請求項8】
前記第2領域における基底面転位の面密度は、前記第1領域における基底面転位の面密度の3倍以上である、請求項5に記載の炭化珪素基板。
【請求項9】
前記主面の直径は、150mm以上である、請求項1または請求項2に記載の炭化珪素基板。
【請求項10】
請求項1または請求項2に記載の炭化珪素基板と、
前記炭化珪素基板上に設けられた炭化珪素エピタキシャル層と、を備える、炭化珪素エピタキシャル基板。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、炭化珪素基板、炭化珪素エピタキシャル基板、炭化珪素半導体装置の製造方法、および炭化珪素結晶の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2019-112269号公報(特許文献1)には、基底面転位を有する炭化珪素単結晶基板が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-112269号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的は、炭化珪素半導体装置の信頼性を向上可能な炭化珪素基板、炭化珪素エピタキシャル基板、炭化珪素半導体装置の製造方法、および炭化珪素結晶の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に係る炭化珪素基板は、主面を有する。主面は、外縁と、外縁から5mm以内の外周領域と、外周領域に取り囲まれた中央領域とにより形成されている。中央領域における貫通刃状転位の面密度を、中央領域における基底面転位の面密度で割った値は、120以上である。これにより、炭化珪素半導体装置の信頼性を向上することができる。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、炭化珪素半導体装置の信頼性を向上可能な炭化珪素基板、炭化珪素エピタキシャル基板、炭化珪素半導体装置の製造方法、および炭化珪素結晶の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本実施形態に係る炭化珪素基板の構成を示す平面模式図である。
図2は、図1のII-II線に沿った断面模式図である。
図3は、本実施形態に係る炭化珪素結晶の製造方法を概略的に説明するフロー図である。
図4は、準備工程を説明するための断面模式図である。
図5は、水素およびアルゴンの流量と、時間との関係を示す模式図である。
図6は、坩堝内の温度と、時間との関係を示す模式図である。
図7は、結晶成長工程を示す断面模式図である。
図8は、本実施形態に係る炭化珪素エピタキシャル基板の製造装置の構成を示す断面模式図である。
図9は、本実施形態に係る炭化珪素エピタキシャル基板の構成を示す断面模式図である。
図10は、本実施形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法を概略的に示すフローチャートである。
図11は、ボディ領域を形成する工程を示す断面模式図である。
図12は、ソース領域を形成する工程を示す断面模式図である。
図13は、炭化珪素エピタキシャル層の第3主面にトレンチを形成する工程を示す断面模式図である。
図14は、ゲート絶縁膜を形成する工程を示す断面模式図である。
図15は、ゲート電極および層間絶縁膜を形成する工程を示す断面模式図である。
図16は、本実施形態に係る炭化珪素半導体装置の構成を示す断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の概要]
まず本開示の実施形態の概要について説明する。本明細書の結晶学的記載においては、個別方位を[]、集合方位を<>、個別面を()、集合面を{}でそれぞれ示す。結晶学上の指数が負であることは、通常、数字の上に”-”(バー)を付すことによって表現されるが、本明細書では数字の前に負の符号を付すことによって結晶学上の負の指数を表現する。
【0009】
(1)本開示に係る炭化珪素基板は、主面を有する。主面は、外縁と、外縁から5mm以内の外周領域と、外周領域に取り囲まれた中央領域とにより形成されている。中央領域における貫通刃状転位の面密度を、中央領域における基底面転位の面密度で割った値は、120以上である。これにより、炭化珪素半導体装置の信頼性を向上することができる。
【0010】
(2)本開示に係る炭化珪素基板は、主面を有する。主面は、外縁と、外縁から5mm以内の外周領域と、外周領域に取り囲まれた中央領域とにより形成されている。中央領域における貫通刃状転位の面密度を、中央領域における基底面転位の面密度で割った値は、80以上である。中央領域における貫通刃状転位の面密度は、3000cm
-2
以上である。これにより、炭化珪素半導体装置の信頼性を向上することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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