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公開番号2024122076
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029402
出願日2023-02-28
発明の名称通信装置、通信装置の制御方法、プログラム、及びシステム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04W 64/00 20090101AFI20240902BHJP(電気通信技術)
要約【課題】高精度な測距を実現しつつ、デバイス間の障害物の有無の判定を実現することができる通信装置、その制御方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】被測距デバイス201は、アドバタイズパケットを一定の間隔で出力し、POLLフレームを測距デバイス101から受信したことに従って、アドバタイズパケットの出力を停止させ、POLLフレームを受信してからTREPLYを経過した際に、RESPフレームとアドバタイズパケットとを測距デバイス101へ出力する。測距デバイス101は、RESPフレームに基づいて被測距デバイス201までの距離をUWBによる測距で測定し、アドバタイズパケットに基づいて被測距デバイス201までの距離をBLEによる測距で測定し、UWBによる測距で測定した距離とBLEによる測距で測定した距離とに基づいて測距デバイス101と被測距デバイス201との間の障害物の有無を判定する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
測距デバイスと通信を行う通信装置であって、
電波の信号強度を用いた第1の測距に使用される情報を含むアドバタイズパケットを一定の間隔で出力する制御を行う制御手段と、
電波の到達時間を用いた第2の測距を行うための問い合わせ電波を前記測距デバイスから受信する手段とを備え、
前記制御手段は、前記問い合わせ電波の受信に従って、前記アドバタイズパケットの出力を停止させ、前記問い合わせ電波を受信してから所定の時間を経過した際に、前記第2の測距に使用される応答波を前記測距デバイスへ出力すると共に前記アドバタイズパケットの出力を再開することを特徴とする通信装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記測距デバイスから受信した印刷データに基づいて印刷処理を実行する画像形成装置であることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
電波の信号強度を用いた第1の測距に使用される情報を含むアドバタイズパケットを送信する被測距デバイスまでの距離を測定する通信装置であって、
電波の到達時間を用いた第2の測距を行うための問い合わせ電波を前記被測距デバイスへ送信する手段と、
前記被測距デバイスから受信した応答波に基づいて前記被測距デバイスまでの距離を前記第2の測距によって測定する手段と、
前記応答波と共に前記被測距デバイスから受信した前記アドバタイズパケットに基づいて前記被測距デバイスまでの距離を前記第1の測距によって測定する手段と、
前記第2の測距によって測定した距離と前記第1の測距によって測定した距離とに基づいて、前記通信装置と前記被測距デバイスとの間の障害物の有無を判定する判定手段とを備えることを特徴とする通信装置。
【請求項4】
前記被測距デバイスに印刷処理を実行させるための印刷データを当該被測距デバイスへ送信する装置であることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
【請求項5】
表示手段と、
前記第2の測距によって測定した距離及び前記判定手段による判定結果に基づいて、前記通信装置の周辺のデバイスのリストを前記表示手段に表示させる制御を行う表示制御手段とを更に備え、
前記通信装置の周辺のデバイスが複数の被測距デバイスである場合に、前記表示制御手段は、前記通信装置との距離が近い順に前記複数の被測距デバイスを前記表示手段に表示させ、且つ前記通信装置との間に障害物があると判定された被測距デバイスを選択不可能な状態で前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
【請求項6】
表示手段と、
前記第2の測距によって測定した距離及び前記判定手段による判定結果に基づいて、前記通信装置の周辺のデバイスのリストを前記表示手段に表示させる制御を行う表示制御手段とを更に備え、
前記通信装置の周辺のデバイスが複数の被測距デバイスである場合に、前記表示制御手段は、前記複数の被測距デバイスのうち、前記通信装置との間に障害物がないと判定された被測距デバイスを前記通信装置との距離が近い順に前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
【請求項7】
前記印刷データの送信先候補の絞り込み機能のオンオフをユーザに設定させる手段を更に備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の通信装置。
【請求項8】
前記第2の測距によって測定した距離に基づいて前記判定手段による判定結果の信頼性を判定する手段を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
【請求項9】
測距デバイスと通信を行う通信装置の制御方法であって、
電波の信号強度を用いた第1の測距に使用される情報を含むアドバタイズパケットを一定の間隔で出力する制御を行う制御工程と、
電波の到達時間を用いた第2の測距を行うための問い合わせ電波を前記測距デバイスから受信する工程とを有し、
前記制御工程は、前記問い合わせ電波の受信に従って、前記アドバタイズパケットの出力を停止させ、前記問い合わせ電波を受信してから所定の時間を経過した際に、前記第2の測距に使用される応答波を前記測距デバイスへ出力すると共に前記アドバタイズパケットの出力を再開することを特徴とする通信装置の制御方法。
【請求項10】
電波の信号強度を用いた第1の測距に使用される情報を含むアドバタイズパケットを送信する被測距デバイスまでの距離を測定する通信装置の制御方法であって、
電波の到達時間を用いた第2の測距を行うための問い合わせ電波を前記被測距デバイスへ送信する工程と、
前記被測距デバイスから受信した応答波に基づいて前記被測距デバイスまでの距離を前記第2の測距によって測定する工程と、
前記応答波と共に前記被測距デバイスから受信した前記アドバタイズパケットに基づいて前記被測距デバイスまでの距離を前記第1の測距によって測定する工程と、
前記第2の測距によって測定した距離と前記第1の測距によって測定した距離とに基づいて、前記通信装置と前記被測距デバイスとの間の障害物の有無を判定する工程とを有することを特徴とする通信装置の制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置、通信装置の制御方法、プログラム、及びシステムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
無線通信の電波を用いてデバイス間の距離を測定する方法が提案されている。測距方法の一例として、BLE(Bluetooth Low Energy)による測距が挙げられる。BLEによる測距では、測距デバイスは、被測距デバイスからブロードキャストされている電波を受信し、受信した電波に含まれる出力信号強度情報と受信した電波の信号強度とを比較することで、受信した電波の減衰度合いからデバイス間の距離を算出する。BLEによる測距では、測距デバイスと被測距デバイスとの間にガラス窓等の障害物があると、測距デバイスがガラス窓を介して受信した電波の強度が、被測距デバイスから出力された電波の強度より大きく減衰するため、距離を正確に測定することができない。
【0003】
また、別の測距方法として、UWB(UltraWideBand)による測距がある。UWBによる測距では、測距デバイスは、被測距デバイスに問い合わせ電波を出力し、問い合わせ電波に対する応答波を受信するまでに要した時間を測定することで、デバイス間の距離を算出する。UWBによる測距では、測距デバイスは、被測距デバイスとの間に障害物があっても、この障害物の影響を受けることなく、被測距デバイスまでの距離を正確に測定することができる。UWBによる測距を用いた技術として、特許文献1の技術が提案されている。特許文献1では、測距デバイスは、UWBによる測距で使用されるデータをBLE通信によって被測距デバイスから取得し、取得したデータを用いてUWBによる測距を行う。これにより、BLEによる測距より正確に距離を測定可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-104962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、UWBによる測距では、測距デバイスは、被測距デバイスとの間に障害物があっても被測距デバイスまでの距離を正確に測定することができる反面、デバイス間の障害物の有無を判定することができない。例えば、被測距デバイスが壁1枚挟んだ別のビルにある場合、被測距デバイスが出力した応答波は壁(障害物)を透過して測距デバイスまで到達し、測距デバイスは、この応答波に基づいて被測距デバイスがすぐ近くに存在するものと判定してしまう。このように従来では、測距の精度を上げると、デバイス間の障害物の有無を判定することができなくなってしまう。
【0006】
本発明の目的は、高精度な測距を実現しつつ、デバイス間の障害物の有無の判定を実現することができる通信装置、通信装置の制御方法、プログラム、及びシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の通信装置は、測距デバイスと通信を行う通信装置であって、電波の信号強度を用いた第1の測距に使用される情報を含むアドバタイズパケットを一定の間隔で出力する制御を行う制御手段と、電波の到達時間を用いた第2の測距を行うための問い合わせ電波を前記測距デバイスから受信する手段とを備え、前記制御手段は、前記問い合わせ電波の受信に従って、前記アドバタイズパケットの出力を停止させ、前記問い合わせ電波を受信してから所定の時間を経過した際に、前記第2の測距に使用される応答波を前記測距デバイスへ出力すると共に前記アドバタイズパケットの出力を再開することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、高精度な測距を実現しつつ、デバイス間の障害物の有無の判定を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施の形態に係る通信装置としての測距デバイスのハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。
本実施の形態に係る通信装置としての被測距デバイスのハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。
図1の測距デバイスにおけるBLEによる測距を説明するための図である。
図1の測距デバイスにおけるUWBによる測距を説明するための図である。
測距デバイスと被測距デバイスの配置例を示す図である。
図1の測距デバイスが画像形成装置から受信した電波の受信信号強度を示す図である。
図1のディスプレイに表示される送信先候補の一例を示す図である。
図2の被測距デバイスによって実行されるRESPフレーム送信制御処理の手順を示すフローチャートである。
図1の測距デバイスによって実行される送信先候補表示処理の手順を示すフローチャートである。
図9のステップS912、S913の処理を説明するための図である。
図9のステップS905の測距制御処理の手順を示すフローチャートである。
図8のRESPフレーム送信制御処理における測距デバイスの動作と図11の測距制御処理における被測距デバイスの動作を時間軸で示したものである。
測距デバイスと被測距デバイスの配置例を示す図である。
図9のステップS912、S913の処理を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
(【0011】以降は省略されています)

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