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公開番号2025004664
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-15
出願番号2023104502
出願日2023-06-26
発明の名称制御装置およびその制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 23/695 20230101AFI20250107BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ユーザによる撮像装置の制御設定を支援する。
【解決手段】撮影方向を変更可能に構成された撮像部を有する撮像装置を制御する制御装置は、所与の期間に対する撮像部の撮影方向の移動経路の情報を含む動作設定を記憶する記憶手段と、動作設定に対する修正を受け付ける受付手段と、を有する。受付手段は、動作設定に含まれる移動経路を複数のセグメントに分割し、動作設定に対する修正を、分割されたセグメントを単位として受け付ける。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
撮影方向を変更可能に構成された撮像部を有する撮像装置を制御する制御装置であって、
所与の期間に対する前記撮像部の撮影方向の移動経路の情報を含む動作設定を記憶する記憶手段と、
前記動作設定に対する修正を受け付ける受付手段と、
を有し、
前記受付手段は、前記動作設定に含まれる前記移動経路を複数のセグメントに分割し、前記動作設定に対する修正を、前記分割されたセグメントを単位として受け付ける
ことを特徴とする制御装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記撮像部の撮影方向を変更する駆動手段と、
前記動作設定に従って前記駆動手段を制御する制御手段と、
をさらに有し、
前記制御手段は、前記動作設定に従ってさらに前記撮像部を制御する
ことを特徴とする請求項１に記載の制御装置。
【請求項３】
外部装置の表示部に表示される前記動作設定に対する修正のユーザ操作を受け付けるためのグラフィカルユーザインターフェース（ＧＵＩ）に表示される構成要素の情報を前記外部装置に提供する提供手段を更に有する
ことを特徴とする請求項１に記載の制御装置。
【請求項４】
前記受付手段は、前記動作設定に含まれる駆動方向、駆動速度、経過時間の少なくとも１つに基づいて、前記移動経路を前記複数のセグメントに分割する
ことを特徴とする請求項１に記載の制御装置。
【請求項５】
前記撮像部により取得された撮像画像に対して所定の被写体を検出する検出手段をさらに有し、
前記受付手段は、前記複数のセグメントそれぞれに対して、所定の被写体の存在が期待されるセグメントか否かの指定をさらに受け付けるよう構成されており、
前記検出手段は、前記所定の被写体の存在が期待されると指定されたセグメントに対して前記所定の被写体が未検出となった場合、前記撮像部による撮像範囲を拡大し前記所定の被写体の探索動作を行い、
前記提供手段は、前記検出手段の前記探索動作による検出結果に基づいて前記ＧＵＩに表示される追加情報を提供する
ことを特徴とする請求項３に記載の制御装置。
【請求項６】
前記提供手段は、前記検出手段の前記探索動作により前記所定の被写体が検出された場合、該所定の被写体の検出位置を前記追加情報として提供し、前記検出手段の前記探索動作により前記所定の被写体が検出されなかった場合、該所定の被写体が未検出であることを前記追加情報として提供する
ことを特徴とする請求項５に記載の制御装置。
【請求項７】
前記受付手段は、前記検出手段の前記探索動作により前記所定の被写体が検出された場合、前記移動経路を前記所定の被写体の検出位置を通過する経路に修正する
ことを特徴とする請求項６に記載の制御装置。
【請求項８】
前記受付手段は、前記検出手段の前記探索動作を行ったセグメントの後続のセグメントが前記所定の被写体の存在が期待されるセグメントとして指定されているか否かに基づいて、前記移動経路に対して異なる修正を行う
ことを特徴とする請求項７に記載の制御装置。
【請求項９】
撮影方向を変更可能に構成された撮像部を有する撮像装置の制御方法であって、
所与の期間に対する前記撮像部の撮影方向の移動経路の情報を含む動作設定を記憶部に記憶する記憶工程と、
前記動作設定に対する修正を受け付ける受付工程と、
前記動作設定に含まれる前記移動経路を複数のセグメントに分割する分割工程と、
前記動作設定に対する修正を、前記分割されたセグメントを単位として受け付ける受付工程と、
を含む
ことを特徴とする制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、撮像装置の駆動制御の設定に関するものである。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、遠隔で操作可能な撮像装置が増加している。そのひとつに、撮像した動画像を、ネットワークを介して配信するライブストリーミングカメラがある。ライブストリーミングカメラのパン・チルト・ズーム（ＰＴＺ）の駆動に関する機能として、ループ動作機能が知られている。ループ動作機能は、撮像装置へのＰＴＺなどの駆動指示を、スイッチャなどの機器を用いて予め撮像装置に与えておき、駆動指示に従った動作を繰り返し行う機能である。スイッチャとの接続が遮断されたあとでも撮像装置はループ動作を継続することが出来るため、１台のスイッチャで複数の撮像装置の駆動設定を行うことができる。
【０００３】
このように駆動指示を与えていない間も撮像装置を駆動させる技術としてプリセット機能も知られている。プリセット機能は、あらかじめイベントや時間をトリガとした駆動指示を撮像装置へ設定し駆動させる機能である。特許文献１では、目標点までの駆動経路および駆動速度を予め設定しておいたいくつかのパターンから１つのパターンの選択をユーザから受け付ける技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２２－８１８９４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１の技術では、予め設定しておいたパターンと異なるパターンを設定したい場合、新たにパターンを設定し直す必要がある。すなわち、予め設定しておいたパターンと類似したパターンを設定したい場合であっても、パターンを最初から設定する必要があり、ユーザの手間がかかるという課題かある。
【０００６】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ユーザによる撮像装置の駆動制御の設定を支援する技術を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上述の問題点を解決するため、本発明に係る制御装置は以下の構成を備える。すなわち、撮影方向を変更可能に構成された撮像部を有する撮像装置を制御する制御装置は、
所与の期間に対する前記撮像部の撮影方向の移動経路の情報を含む動作設定を記憶する記憶手段と、
前記動作設定に対する修正を受け付ける受付手段と、
を有し、
前記受付手段は、前記動作設定に含まれる前記移動経路を複数のセグメントに分割し、前記動作設定に対する修正を、前記分割されたセグメントを単位として受け付ける。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、ユーザによる撮像装置の駆動制御の設定を支援する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
撮像システムの全体構成を示すブロック図である。
ループ経路の設定処理および分割処理のフローチャートである。
経路の初期設定および分割設定を説明する図である。
分割した経路情報を表示するＧＵＩの例を示す図である。
ループ経路の各セグメントの経路種別を設定するＧＵＩの例を示す図である。
被写体の探索処理および検出結果の表示処理のフローチャートである（第２実施形態）。
被写体の検出状況を通知するＧＵＩの例を示す図である。
被写体の探索処理および検出結果の表示処理のフローチャートである（第３実施形態）。
経路の修正方法および経路修正のＧＵＩの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
（【００１１】以降は省略されています）

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