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公開番号2024121132
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028052
出願日2023-02-27
発明の名称アンテナビーム方向制御装置、アンテナビーム方向制御システム、アンテナビーム方向制御方法及びプログラム
出願人日本電業工作株式会社
代理人個人,個人
主分類H04B 7/06 20060101AFI20240830BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ビームフォーミング技術によりアンテナビーム方向を動的に制御するアンテナビーム方向制御装置などを提供する。
【解決手段】アンテナビーム方向制御装置は、無線通信が行われる無線通信環境において、アクセスポイント及びアクセスポイントと通信する通信相手装置を含む通信に関わる装置の位置に関する位置情報と、装置を個別に識別する個体識別情報とを取得する情報取得部と、位置情報及び個体識別情報に基づいて、アクセスポイント側のアンテナから放射されるビーム状の電波の方向であるアンテナビーム方向をビームフォーミングに基づいて決定するアンテナビーム方向決定部と、アクセスポイントにアンテナビーム方向を通知する通知部とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
無線通信が行われる無線通信環境において、アクセスポイント及び当該アクセスポイントと通信する通信相手装置を含む通信に関わる装置の位置に関する位置情報と、当該装置を個別に識別する個体識別情報とを取得する情報取得部と、
前記位置情報及び前記個体識別情報に従って、前記アクセスポイント側のアンテナから放射されるビーム状の電波の方向であるアンテナビーム方向をビームフォーミングに基づいて決定するアンテナビーム方向決定部と、
前記アクセスポイントに前記アンテナビーム方向を通知する通知部と
を備えるアンテナビーム方向制御装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記通信に関わる装置には、電波を反射する反射体、電波の伝搬を遮蔽する遮蔽物、電波を中継するリピータを含むことを特徴とする請求項1に記載のアンテナビーム方向制御装置。
【請求項3】
前記アンテナビーム方向決定部は、使用する周波数帯域、チャネル数の決定と、使用するストリームの決定を含むことを特徴とする請求項1に記載のアンテナビーム方向制御装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアンテナビーム方向制御装置と、
前記アンテナビーム方向制御装置によるアンテナビーム方向の決定に従って、ストリームを選択するアクセスポイントと、
前記アクセスポイントによって選択されたストリームに接続され、アンテナビーム方向をビームフォーミングにより設定するビームフォーマと、
前記ビームフォーマに接続されたアレイアンテナを含むアンテナモジュールと
を備えるアンテナビーム方向制御システム。
【請求項5】
前記アンテナモジュールは、前記アクセスポイントが選択したストリームに、前記ビームフォーマを介さないで接続されたアンテナを含むことを特徴とする請求項4に記載のアンテナビーム方向制御システム。
【請求項6】
無線通信が行われる無線通信環境において、アクセスポイント及び当該アクセスポイントと通信する通信相手装置を含む通信に関わる装置の位置に関する位置情報と、当該装置を個別に識別する個体識別情報とを取得する情報取得ステップと、
前記位置情報及び前記個体識別情報に従って、前記アクセスポイント側のアンテナから放射されるビーム状の電波の方向であるアンテナビーム方向をビームフォーミングに基づいて決定するアンテナビーム方向決定ステップと、
前記アクセスポイントに前記アンテナビーム方向を通知する通知ステップと
を含むアンテナビーム方向制御方法。
【請求項7】
コンピュータに、
無線通信が行われる無線通信環境において、アクセスポイント及び当該アクセスポイントと通信する通信相手装置を含む通信に関わる装置の位置に関する位置情報と、当該装置を個別に識別する個体識別情報とを取得する情報取得機能と、
前記位置情報及び前記個体識別情報に従って、前記アクセスポイント側のアンテナから放射されるビーム状の電波の方向であるアンテナビーム方向をビームフォーミングに基づいて決定するアンテナビーム方向決定機能と、
前記アクセスポイントに前記アンテナビーム方向を通知する通知機能と
を実現させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アンテナビーム方向制御装置、アンテナビーム方向制御システム、アンテナビーム方向制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
複数の基地局と端末とが存在し、それらの間で無線通信が行われる無線通信環境では、電波間の干渉や、電波が届かない不感地帯が生じやすい。
【0003】
特許文献1には、基地局に適用され、アンテナアレイを少なくとも2つのアンテナサブアレイに分割し、受信された、ユーザ端末(UE)から送信された第1の上り信号に基づいて、各アンテナサブアレイ毎の、異なる送信側の無線伝搬チャネル間の空間相関性を示す送信側相関性パラメータを推定し、各アンテナサブアレイ毎に、前記送信側相関性パラメータに基づいて、下り参照信号に対してビームフォーミングを行い、ビームフォーミング後の下り参照信号を、該アンテナサブアレイによって、前記UEに送信する、ことを含むマルチアンテナ伝送方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2019-508941号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、無線通信環境においては、通信相手装置である端末の移動などにより時々刻々に変化する。よって、無線通信環境における電波間の干渉や、電波が届かない不感地帯の発生の抑制には、電波の進む方向を動的に制御できることがよい。電波の進む方向の動的な制御に、アンテナから放射されるビーム状の電波(以下では、ビームと表記する。)の方向(以下では、アンテナビーム方向と表記する。)を動的に制御できるビームフォーミング技術を用いることが考えられる。
本発明は、ビームフォーミング技術によりアンテナビーム方向を動的に制御するアンテナビーム方向制御装置などを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明が適用されるアンテナビーム方向制御装置は、無線通信が行われる無線通信環境において、アクセスポイント及びアクセスポイントと通信する通信相手装置を含む通信に関わる装置の位置に関する位置情報と、装置を個別に識別する個体識別情報とを取得する情報取得部と、位置情報及び個体識別情報に従って、アクセスポイント側のアンテナから放射されるビーム状の電波の方向であるアンテナビーム方向をビームフォーミングに基づいて決定するアンテナビーム方向決定部と、アクセスポイントにアンテナビーム方向を通知する通知部とを備える。
【0007】
このようなアンテナビーム方向制御装置において、通信に関わる装置には、電波を反射する反射体、電波の伝搬を遮蔽する遮蔽物、電波を中継するリピータを含むことを特徴とすることができる。
また、このようなアンテナビーム方向制御装置において、アンテナビーム方向決定部は、使用する周波数帯域、チャネル数の決定と、使用するストリームの決定を含むことを特徴とすることができる。
【0008】
他の観点から捉えると、本発明が適用されるアンテナビーム方向制御システムは、上記のアンテナビーム方向制御装置と、アンテナビーム方向制御装置によるアンテナビーム方向の決定に従って、ストリームを選択するアクセスポイントと、アクセスポイントによって選択されたストリームに接続され、アンテナビーム方向をビームフォーミングにより設定するビームフォーマと、ビームフォーマに接続されたアレイアンテナを含むアンテナモジュールとを備える。
【0009】
このようなアンテナビーム方向制御システムにおいて、アンテナモジュールは、アクセスポイントが選択したストリームに、ビームフォーマを介さないで接続されたアンテナを含むことを特徴とすることができる。
【0010】
さらに他の観点から捉えると、本発明が適用されるアンテナビーム方向制御方法は、無線通信が行われる無線通信環境において、アクセスポイント及びアクセスポイントと通信する通信相手装置を含む通信に関わる装置の位置に関する位置情報と、装置を個別に識別する個体識別情報とを取得する情報取得ステップと、位置情報及び個体識別情報に従って、アクセスポイント側のアンテナから放射されるビーム状の電波の方向であるアンテナビーム方向をビームフォーミングに基づいて決定するアンテナビーム方向決定ステップと、アクセスポイントにアンテナビーム方向を通知する通知ステップとを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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