TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024121035
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023027880
出願日2023-02-27
発明の名称作業用車両
出願人株式会社竹内製作所
代理人弁理士法人綿貫国際特許・商標事務所
主分類E02F 9/08 20060101AFI20240830BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】車体の後部構造を簡素化しながら、重量物の搭載が可能な車体の強度を確保できる作業用車両を提供する。
【解決手段】車体3は、下部に強度部材であり且つ搭載機器の支持部材である本体フレーム18を備え、本体フレーム18は、底板となる大板68と、大板68上に立設される左右一対の縦リブ72、74と、大板68上に立設される横リブ76と、を有し、大板68は、後部に平面視において後方に向かって開口するように切欠かれた形状の切欠き70を有し、縦リブ72、74は、後方に向かって左右方向に間隔を空けながら切欠き70の左縁および右縁に沿って立設されており、横リブ76は、縦リブ72、74と交差して切欠き70の前縁に沿って立設されている。また、縦リブ72、74は、後部にカウンタウェイト20が固定部材104によって固定されており、カウンタウェイト20は、車体3の重量バランス調節部材と本体フレーム18の横梁とを兼用する
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、走行装置と、油圧により作動する作業装置と、前記走行装置もしくは前記作業装置の駆動源と、を備える作業用車両であって、
前記車体は、下部に強度部材であり且つ搭載機器の支持部材である本体フレームを備え、
前記本体フレームは、底板となる大板と、前記大板上に立設される左右一対の縦リブと、前記大板上に立設される横リブと、を有し、
前記大板は、後部に平面視において後方に向かって開口するように切欠かれた形状の切欠きを有し、
前記縦リブは、後方に向かって左右方向に間隔を空けながら前記切欠きの左縁および右縁に沿って立設されており、
前記横リブは、前記縦リブと交差して前記切欠きの前縁に沿って立設されていること
を特徴とする作業用車両。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記縦リブは、後部にカウンタウェイトが固定部材によって固定されており、
前記カウンタウェイトは、前記車体の重量バランス調節部材と前記本体フレームの横梁とを兼用する構成であること
を特徴とする請求項1に記載の作業用車両。
【請求項3】
前記大板は、前記切欠きを挟んで離間した左右の後端部に固縛ポイントを備え、
前記固縛ポイントの上には、固縛ポイント補強部材が固着され、
前記固縛ポイント補強部材は、前記大板と、前記カウンタウェイトを取付ける台座と、に挟持されていること
を特徴とする請求項2に記載の作業用車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧により作動する作業装置と、作業装置の駆動源となる電動モータと、を備える作業用車両に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
作業用車両の例として、走行用のクローラもしくはタイヤが取付けられた下部体と、下部体の上に配設された上部体と、下部体もしくは上部体に取付けられて油圧により作動する作業装置を備える油圧ショベル、トラックローダ等が従来より知られている。
【0003】
昨今では、従来のエンジンに代えて電動モータによって駆動される作業用車両が開発されている。作業用車両の電動化においては、稼働時間およびパワーの不足を解消するために、車体に大型で重量のあるバッテリを搭載するのが一般的である(特許文献1:特許第7025226号公報参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7025226号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記に例示される電動モータによって駆動される作業用車両は、上部体の土台となる本体フレームの強度を確保することで、大型で重量のあるバッテリを搭載可能としている。しかし、当該本体フレームは、複数のプレート、ブラケット、強度部材、シール部材等が複雑に溶接されて形成されている。バッテリが配設される後部においては、特に部品点数が多く、構造の複雑化、組付け性の悪化、溶接工数の増加が課題となっている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、車体の後部構造を簡素化しながら、重量物の搭載が可能な車体の強度を確保できる作業用車両を提供することを目的とする。
【0007】
本発明は、以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
【0008】
車体と、走行装置と、油圧により作動する作業装置と、前記走行装置もしくは前記作業装置の駆動源と、を備える作業用車両であって、前記車体は、下部に強度部材であり且つ搭載機器の支持部材である本体フレームを備え、前記本体フレームは、底板となる大板と、前記大板上に立設される左右一対の縦リブと、前記大板上に立設される横リブと、を有し、前記大板は、後部に平面視において後方に向かって開口するように切欠かれた形状の切欠きを有し、前記縦リブは、後方に向かって左右方向に間隔を空けながら前記切欠きの左縁および右縁に沿って立設されており、前記横リブは、前記縦リブと交差して前記切欠きの前縁に沿って立設されていることを要件とする。
【0009】
上記の構成によれば、縦リブを強度部材とすることで、本体フレームの後部に配設される強度部材を削減することができる。すなわち、車体の後部構造を簡素化しながら、重量物の搭載が可能な車体の強度を確保できる作業用車両を提供することができる。
【0010】
また、前記縦リブは、後部にカウンタウェイトが固定部材によって固定されており、前記カウンタウェイトは、前記車体の重量バランス調節部材と前記本体フレームの横梁とを兼用する構成であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
エア津波緩衝装置
1か月前
個人
指示装置
1か月前
株式会社クボタケミックス
桝蓋
1か月前
株式会社不二越
建設機械
1か月前
住友建機株式会社
ショベル
1か月前
住友建機株式会社
ショベル
28日前
株式会社ジェック
水流方向切替装置
今日
コベルコ建機株式会社
作業機械
1か月前
住友重機械工業株式会社
作業機械
7日前
住友重機械工業株式会社
作業機械
1か月前
個人
鋼管杭とその製造方法
1か月前
鹿島建設株式会社
建込み方法
20日前
株式会社フジタ
建築物とその施工方法
1か月前
コベルコ建機株式会社
作業機械
1か月前
コベルコ建機株式会社
作業機械
1か月前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
1か月前
住友重機械工業株式会社
作業機械の制御装置
1か月前
ジーネットワーク株式会社
低空頭FRP.Tube合成杭
29日前
個人
アンカーボルト支持装置
29日前
スーパーレジンクラフト株式会社
防塵板付消波装置
28日前
日鉄建材株式会社
透過型砂防堰堤の設計方法
今日
日立建機株式会社
作業車両
22日前
三陽機器株式会社
作業機の作業部連結構造
22日前
株式会社竹中工務店
山留め工法
1か月前
株式会社日立建機ティエラ
建設機械
今日
株式会社竹中工務店
山留め工法
1か月前
清水建設株式会社
道路に対する液状化対策構造
1か月前
日特建設株式会社
基盤材処理システム
1か月前
ニシオホールディングス株式会社
作業機械用操作装置
1か月前
ジャパンパイル株式会社
回転埋設杭
29日前
小岩金網株式会社
布団篭の本体パネル及び布団篭
1か月前
株式会社クボタ
作業機および作業機の制御方法
6日前
株式会社クボタ
作業機および作業機の制御方法
6日前
株式会社クボタ
作業機および作業機の制御方法
6日前
株式会社クボタ
作業機および作業機の制御方法
6日前
株式会社クボタ
作業機および作業機の制御方法
6日前
続きを見る