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公開番号2024120682
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027663
出願日2023-02-24
発明の名称車両用ドア制御システム
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類E05F 15/40 20150101AFI20240829BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】乗員の乗降性を向上することを可能とし、ひいては持続可能な輸送システムの発展に寄与することが可能な車両用ドア制御システムを提供する。
【解決手段】車両用ドア制御システム1は、車体に対してスイング動作によって開閉可能なドアと、ドアの開閉方向への移動を許容する開閉可能状態と、ドアの開方向への移動を禁止するとともに閉方向への移動を許容するホールド状態と、を切替可能な駆動部20と、駆動部20を制御する制御部50と、を備え、制御部50は、ドアが開いた状態で停止した場合に、駆動部20をホールド状態にする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車体に対してスイング動作によって開閉可能なドアと、
前記ドアの開閉方向への移動を許容する開閉可能状態と、前記ドアの開方向への移動を禁止するとともに閉方向への移動を許容するホールド状態と、を切替可能なホールド部と、
前記ホールド部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記ドアが開いた状態で停止した場合に、前記ホールド部を前記ホールド状態にする
ことを特徴とする車両用ドア制御システム。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記ドアが開方向への移動中に停止した場合に、前記ホールド部を前記ホールド状態とし、
前記ドアが閉方向への移動中に停止した場合に、前記ホールド部を前記ホールド状態としない
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドア制御システム。
【請求項3】
利用者によって操作可能な解除部を備え、
前記制御部は、前記解除部が操作された場合に、前記ホールド状態の前記ホールド部を前記開閉可能状態とする
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドア制御システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記解除部の操作によって前記ホールド部が前記開閉可能状態となった前記ドアが開方向への移動中に停止した場合に、前記ホールド部を前記ホールド状態とする
ことを特徴とする請求項3に記載の車両用ドア制御システム。
【請求項5】
前記制御部は、前記ドアの開閉角度が所定角度以下の場合には、前記ホールド状態を禁止する
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドア制御システム。
【請求項6】
前記ドアを開閉駆動する駆動部を備え、
前記制御部は、前記駆動部を前記ホールド部として制御する
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車両用ドア制御システム。
【請求項7】
前記制御部は、前記駆動部が前記ホールド状態の前記ドアに所定値以上の開方向への荷重が作用した場合に、前記駆動部の前記ホールド状態を解除する
ことを特徴とする請求項6に記載の車両用ドア制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のドアに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、交通参加者の中でも高齢者や障がい者や子供といった脆弱な立場にある人々にも配慮した持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する取り組みが活発化している。この実現に向けて車両の乗降性に関する開発を通して交通の安全性や利便性をより一層改善する研究開発に注力している。
【0003】
車両用のドアとして、特許文献1には、周辺検知センサが周囲の障害物を検知した場合に、電磁ブレーキ装置を作動させ、電磁ブレーキ装置がMAXになった場合に、強制ブレーキ装置を作動させるシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-83148号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術は、障害物の検知時にドアが開方向及び閉方向の両方に対してブレーキがかけられて停止するものであり、乗員の乗降性に貢献するものではない。
【0006】
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、乗員の乗降性を向上することを可能とし、ひいては持続可能な輸送システムの発展に寄与することが可能な車両用ドア制御システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記した課題を解決するために、本発明の車両用ドア制御システムは、車体に対してスイング動作によって開閉可能なドアと、前記ドアの開閉方向への移動を許容する開閉可能状態と、前記ドアの開方向への移動を禁止するとともに閉方向への移動を許容するホールド状態と、を切替可能なホールド部と、前記ホールド部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記ドアが開いた状態で停止した場合に、前記ホールド部を前記ホールド状態にすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、ホールド状態のドアを支えとした乗降とドアの閉動作を両立することによって、乗員の乗降性を向上することができ、ひいては持続可能な輸送システムの発展に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第一の実施形態に係る車両用ドア制御システムが適用された車両を模式的に示す平面図である。
本発明の実施形態に係る車両用ドア制御システムを模式的に示すブロック図である。
本発明の実施形態に係る車両用ドア制御システムが適用されたドアを模式的に示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る車両用ドア制御システムの開方向の動作例(第一の開動作例)を説明するためのフローチャートである。
本発明の実施形態に係る車両用ドア制御システムの開方向の動作例(第二の開動作例)を説明するためのフローチャートである。
本発明の実施形態に係る車両用ドア制御システムの閉方向の動作例を説明するためのフローチャートである。
本発明の実施形態に係る車両用ドア制御システムの動作例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本発明の実施形態について、本発明の車両用ドア制御システムを車両の右側の前席(日本における運転席)用のサイドドアに適用した場合を例にとり、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、参照図面において、「前後」は、車両の進行方向における前後方向すなわち車体前後方向を示し、「左右」は、運転席から見た左右方向(車幅方向)をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)

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