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公開番号2024120600
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027497
出願日2023-02-24
発明の名称車両用運転支援システム
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類B60W 50/14 20200101AFI20240829BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の運転手による車両を発車させる判断を容易にしつつ、車両の走行操作に車両の運転手を集中させる。
【解決手段】車両用運転支援システム10は、乗員を輸送する車両12に搭載され、車両12の運転手の運転を支援する。車両用運転支援システム10は、乗員の姿勢を含む乗員情報を取得し、取得した乗員情報に基づいて乗員が安定した状態にある旨の判定を行う制御部20と、判定が行われたことを条件に乗員が安定した状態にある旨の通知を運転手に行う通知部30と、を備える。制御部20は、車両12の速度が所定速度以下であることを実行条件として、実行条件が成立したときにのみ、判定または通知部30による通知を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
乗員を輸送する車両に搭載され、前記車両の運転手の運転を支援する車両用運転支援システムであって、
前記乗員の姿勢を含む乗員情報を取得し、取得した前記乗員情報に基づいて前記乗員が安定した状態にある旨の判定を行う制御部と、
前記判定が行われたことを条件に前記乗員が安定した状態にある旨の通知を前記運転手に行う通知部と、を備え、
前記制御部は、前記車両の速度が所定速度以下であることを実行条件として、前記実行条件が成立したときにのみ、前記判定または前記通知部による前記通知を行う、車両用運転支援システム。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記車両のドアの開閉状態を取得し、
前記実行条件は、前記ドアが開いてから閉じて所定時間が経過するまでの間であることを含む、請求項1に記載の車両用運転支援システム。
【請求項3】
前記車両は、停留所にて停車する乗合型車両であり、
前記車両の位置情報を検出する位置情報検出部を備え、
前記制御部は、前記位置情報検出部から取得した前記位置情報に基づいて、前記車両と前記停留所との距離が所定距離以下か否かを判断し、
前記実行条件は、前記距離が前記所定距離以下であることを含む、請求項1に記載の車両用運転支援システム。
【請求項4】
前記車両の速度を検出する車速センサを備え、
前記制御部は、前記車速センサから取得した前記車両の速度が前記所定速度以下であることを前記実行条件とする、請求項1~請求項3のうちいずれか一項に記載の車両用運転支援システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用運転支援システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
乗員を輸送する車両に搭載されるとともに、車両の運転手の運転を支援する車両用運転支援システムが知られている。例えば、特許文献1及び特許文献2に記載の車両用運転支援システムは、乗員の姿勢を含む乗員情報を取得するとともに、取得した乗員情報に基づいて乗員が安定した状態にある旨の判定を行う。
【0003】
また、上記の判定が行われたことに条件に、乗員が安定した状態にある旨の通知を運転手に行うことが考えられる。こうした通知を受けることにより、運転手は乗員が転倒しにくい状態にあることを判断できる。そのため、車両を発車時に、車両の運転手は車両を発車させる判断を容易にできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-62414号公報
特開2020-3936号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように運転手への通知が行われる車両用運転支援システムにおいては、通知によって車両の運転手による車両を発車させる判断を容易にできる一方で、次の問題が生じるおそれがある。すなわち、例えば、車両の走行中に上記の通知が行われる頻度が高いと、車両の運転手は、車両の走行中に上記の通知に意識が向く頻度が高くなることによって、車両の走行操作に十分に集中できないおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記課題を解決するための車両用運転支援システムの各態様を記載する。
[態様1]乗員を輸送する車両に搭載され、前記車両の運転手の運転を支援する車両用運転支援システムであって、前記乗員の姿勢を含む乗員情報を取得し、取得した前記乗員情報に基づいて前記乗員が安定した状態にある旨の判定を行う制御部と、前記判定が行われたことを条件に前記乗員が安定した状態にある旨の通知を前記運転手に行う通知部と、を備え、前記制御部は、前記車両の速度が所定速度以下であることを実行条件として、前記実行条件が成立したときにのみ、前記判定または前記通知部による前記通知を行う、車両用運転支援システム。
【0007】
上記構成によれば、車両の停車中では、通知部からの乗員が安定した状態にある旨の通知を受けて、車両の運転手は、車両を発車させても乗員が転倒しにくいと判断できる。車両の運転手は、乗員の姿勢の確認を自ら行う場合よりも、車両を発車させる判断を容易に行える。車両の速度が所定速度を超える車両の走行中では、実行条件が成立しないことにより、制御部は通知部による通知を行わない。そのため、車両の速度に関係なく通知部による通知を行う場合と比較して、車両の走行中に車両の運転手が車両の走行操作に集中できる。したがって、車両の運転手による車両を発車させる判断を容易にしつつ、車両の走行操作に車両の運転手を集中させることができる。
【0008】
[態様2]前記制御部は、前記車両のドアの開閉状態を取得し、前記実行条件は、前記ドアが開いてから閉じて所定時間が経過するまでの間であることを含む、[態様1]に記載の車両用運転支援システム。
【0009】
上記構成によれば、車両のドアの開閉に伴って、車両に乗員が乗車するとともに車両から乗員が降車する。こうした乗員の乗り降りに伴って、車両の乗員の姿勢が崩れやすい。その一方で、ドアの開閉がなされない車両の停車時には、乗員の乗り降りが生じないため、上記のような乗員の姿勢崩れが生じにくい。そのため、ドアが開いてから閉じて所定時間が経過するまでの間であることを実行条件に含むことにより、上記のような乗員の姿勢崩れが生じにくい状況下での通知部による通知を省略できる。したがって、車両のドアの開閉に関係なく通知部による通知が行われる場合と比較して、車両の走行操作に車両の運転手をより集中させることができる。
【0010】
[態様3]前記車両は、停留所にて停車する乗合型車両であり、前記車両の位置情報を検出する位置情報検出部を備え、前記制御部は、前記位置情報検出部から取得した前記位置情報に基づいて、前記車両と前記停留所との距離が所定距離以下か否かを判断し、前記実行条件は、前記距離が前記所定距離以下であることを含む、[態様1]に記載の車両用運転支援システム。
(【0011】以降は省略されています)

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