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公開番号
2024120278
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-05
出願番号
2023026955
出願日
2023-02-24
発明の名称
パンツ型吸収性物品
出願人
日本製紙クレシア株式会社
代理人
弁理士法人坂本国際特許商標事務所
主分類
A61F
13/51 20060101AFI20240829BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】前後の識別を容易に行うことができ、かつ通常の下着とのギャップを抑えることが可能なパンツ型吸収性物品を提供する。
【解決手段】本開示に係るパンツ型吸収性物品10は、着用時に着用者の腹部の前方に位置する腹側領域31と、着用者の背部の後方に位置する背側領域32と、着用者の股下に位置する股下領域33とを有する外装体30と、外装体30の少なくとも股下領域33に配置される吸収性本体20と、外装体30の腹側領域31及び背側領域32の幅方向の両端部をそれぞれ接合するサイドシール部34と、外装体30の背側領域32の肌側面32aの幅方向の中央部に固定される製品タグ40と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
着用時に着用者の腹部の前方に位置する腹側領域と、着用者の背部の後方に位置する背側領域と、着用者の股下に位置する股下領域とを有する外装体と、
前記外装体の少なくとも前記股下領域に配置される吸収性本体と、
前記外装体の前記腹側領域及び前記背側領域の幅方向の両端部をそれぞれ接合するサイドシール部と、
前記外装体の前記背側領域の肌側面の幅方向の中央部に固定されるタグと、を備える
ことを特徴とするパンツ型吸収性物品。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記タグは、不織布で矩形状に形成され、前記外装体の前記背側領域の股下とは反対側の端から股下側への距離が30mm以上100mm以下の範囲に、少なくとも2辺が前記外装体に固定され、
前記タグの幅方向及び幅方向と交叉する方向の寸法は、20mm以上40mm以下である
ことを特徴とする請求項1に記載のパンツ型吸収性物品。
【請求項3】
前記タグの色は、前記外装体とは異なる色であって、L*a*b*色空間における明度L*が前記外装体よりも25以上高く、前記外装体との色差ΔE*abが5以上である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパンツ型吸収性物品。
【請求項4】
前記タグには、少なくとも製品情報及び背側であることを示す表記が印刷されている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパンツ型吸収性物品。
【請求項5】
前記外装体の前記腹側領域の非肌側面の幅方向の中央部にボタン様又はリボン様の図形が印刷されており、
前記図形の幅方向及び幅方向と交叉する方向の寸法は、20mm以上30mm以下である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパンツ型吸収性物品。
【請求項6】
前記図形の色は、L*a*b*色空間における明度L*が前記外装体よりも15以上高く、前記外装体との色差ΔE*abが3以上である
ことを特徴とする請求項5に記載のパンツ型吸収性物品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、パンツ型吸収性物品に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、尿パッドが開示されている。この尿パッドでは、装着直前まで前後を容易に確認できるようにするために、前後表記層を公知の印刷手法を用いて透液性トップシートの表面に塗布形成している。
【0003】
特許文献2には、パンツ型の紙おむつが開示されている。このパンツ型の紙おむつでは、後表示テープを、背周り構成部の外面シートの身体と反対側の表面に接着剤を用いて貼設している。後表示テープは、着用者や装着を補助する者にとって外面シートと異なる手触りとなり、これらの者の触覚により認識されるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-360620号公報
特開2010-082132号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、紙おむつの課題となっているのは、着用者の尊厳の確保である。老化に伴い自立した排泄が困難となった場合、紙おむつに代表される吸収性物品の使用が想定される。しかし、紙おむつ特有の肌触りやデザイン、吸収体の存在による股部の違和感や着ぶくれといった、健常時に着用していた通常の下着とのギャップに戸惑う着用者が多い。そのギャップによって尊厳が傷つけられ、外出そのものを忌避したり社会活動への参加をためらったりしてしまい、より社会から孤立してしまうという悪循環が問題である。
【0006】
このため、紙おむつのデザインや構造をより下着に近いものとすることが高齢者の健康寿命の延伸という観点から重要な課題である。特に紙おむつの前後の識別については、前後識別表示の印字や処理テープによる表示などの工夫が行われているが、その多くが非肌側面に設けられており、実際の下着の前後を判断する方法とは異なり混乱が生じる上、下着とは異なるため着用者の尊厳の確保という観点からも好ましくない。
【0007】
特許文献1に記載の尿パッドでは、前後表記層を透液性トップシートの表面に設けているが、このような前後表記層は、パンツ型吸収性物品では視認し難いので、前後の表記を読み取ることができず、前後の識別が難しくなってしまう可能性がある。
【0008】
特許文献1に記載のパンツ型の紙おむつでは、触覚によって判断できる前後識別テープを設けているが、着用者の身体と反対側に露出されるように前後識別テープを設けるので、美粧性が低下し、また通常の下着とは異なることから着用者の尊厳を損なう可能性がある。
【0009】
そこで、本開示は、前後の識別を容易に行うことができ、かつ通常の下着とのギャップを抑えることが可能なパンツ型吸収性物品の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様のパンツ型吸収性物品は、着用時に着用者の腹部の前方に位置する腹側領域と、着用者の背部の後方に位置する背側領域と、着用者の股下に位置する股下領域とを有する外装体と、前記外装体の少なくとも前記股下領域に配置される吸収性本体と、前記外装体の前記腹側領域及び前記背側領域の幅方向の両端部をそれぞれ接合するサイドシール部と、前記外装体の前記背側領域の肌側面の幅方向の中央部に固定されるタグと、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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