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公開番号2024119093
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-03
出願番号2023025727
出願日2023-02-22
発明の名称止水装置
出願人文化シヤッター株式会社
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類E06B 5/00 20060101AFI20240827BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】 隣接する左右の止水板の中央側が上方へ移動して、止水性が損なわれるのを防ぐ。
【解決手段】 横方向に連結される二つの止水板10,10’により水の流れを阻むようにした止水装置であって、二つの止水板10,10’のうち、その一方の止水板には、他方の止水板側へ突出する係合部Aが設けられ、他方の止水板には、係合部Aに対し上下方向に重なり合って係合する被係合部Bが設けられている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
横方向に連結される二つの止水板により水の流れを阻むようにした止水装置であって、
前記二つの止水板のうち、その一方の止水板には、他方の止水板側へ突出する係合部が設けられ、他方の止水板には、前記係合部に対し上下方向に重なり合って係合する被係合部が設けられていることを特徴とする止水装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記被係合部は、前記係合部の上方側と下方側に位置する部分を有する凹状に構成されていることを特徴とする請求項1記載の止水装置。
【請求項3】
前記係合部及び前記被係合部は、一方及び他方の前記止水板の上端側に設けられていることを特徴とする請求項1記載の止水装置。
【請求項4】
前記係合部は、前記被係合部側へ突出する平板状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の止水装置。
【請求項5】
前記被係合部は、前記係合部に対し略平坦状の面を重ね合わせて面接触するように形成されることを特徴とする請求項4記載の止水装置。
【請求項6】
一方の前記止水板と他方の前記止水板の間、及び前記止水板の各々と下方側不動面の間に、弾性を有するパッキンが挟み込まれるようにしたことを特徴とする請求項1~5何れか1項記載の止水装置。
【請求項7】
前記パッキンは、前記一方の止水板に設けられた一方のパッキンと、前記他方の止水板に設けられて前記一方のパッキンに接する他方のパッキンとから構成されることを特徴とする請求項6記載の止水装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、増水時に建物や地下道の開口部を止水板により閉鎖して水の侵入を阻む止水装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
台風や集中豪雨などによる増水が建物や地下道の開口部に侵入すると、浸水による甚大な被害を及ぼすおそれがある。そこで、このような事態に備えて、予め建物や地下道などの開口部の近傍に止水板を格納しておき、増水が発生したときには、この止水板を、前記開口部を構成する両側の支柱に固定し、水の侵入を阻むようにした止水装置が従来知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-14865号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記従来の止水装置において、開口部の幅が比較的大きい場合等には、複数の止水板を横幅方向に連結して用いる場合がある。
例えば、図7に示す止水装置100では、二枚の止水板110,120を横幅方向に連結して、左右の支柱x,xの間に設置している。
左側の止水板110は、左側の支柱xとの間、右側の止水板120との間、下方側不動面Gとの間に、それぞれ挟み込まれるように、ゴムパッキン111を具備している。同様に右側の止水板120も、右側の支柱xとの間、左側の止水板110との間、下方側不動面Gとの間に、それぞれ挟み込まれるように、ゴムパッキン121を具備している。
そして、左側の止水板110は、係脱具112により、左側の支柱xに係止される。また、右側の止水板120は、ゴムパッキン121を左側の止水板110のゴムパッキン111に押し付けるようにして、係脱具112により、右側の支柱xに係止される。
このような構成により、左側の止水板110と右側の止水板120には、互いに中央側へ押し付け合う力が作用する。このため、図7に示すように、これらの中央側が、上方へ浮くようにして移動し、下端側のゴムパッキン111,121と、下方側不動面Gとの間に隙間sが生じて、水密性を損ねてしまうおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このような課題に鑑みて、本発明の一つは、以下の構成を具備するものである。
横方向に連結される二つの止水板により水の流れを阻むようにした止水装置であって、前記二つの止水板のうち、その一方の止水板には、他方の止水板側へ突出する係合部が設けられ、他方の止水板には、前記係合部に対し上下方向に重なり合って係合する被係合部が設けられていることを特徴とする止水装置。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、以上説明したように構成されているので、隣接する左右の止水板の中央側が上方へ移動して、止水性が損なわれるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明に係る止水装置の一例を上流側から視た図である。
(a)は左右の止水板間の上端側部分を上方から視た拡大図であり、(b)は同上端側部分を上流側から視た拡大図である。
接続前の左右の止水板間の上端部分を上流側から視た拡大図である。
図1の(IV)-(IV)線に沿う横断面図である。なお、二点鎖線は、支柱に装着される前の止水板を示す。
係合部と被係合部を構成する部品を(a)~(c)にそれぞれ示す平面図である。
図1の(VI)-(VI)線に沿う縦断面図である。
従来の止水装置の一例を上流側から視た図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
次に、本発明に係る実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
以下の説明において、上流側とは、想定される水の流れ方向の上流側を意味し、図示例によれば、止水装置の設置対象となる構築物の屋外側が上流側であり、同構築物の屋内側が下流側である。なお、他例としては、上流側を屋内側とし、下流側を屋外側とすることも可能である。
また、以下の説明において。「止水板厚さ方向」とは、止水板の横幅方向に交差する方向であって上下方向ではない、止水板の厚み方向を意味する。
【0009】
<具体的実施形態>
図1は、本発明に係る止水装置の一例を示す。
この止水装置1は、横幅方向に間隔を置いて立設される左右の支柱X,X間に、複数(図示例によれば左右二つ)の止水板10,10’を設置して、左右の支柱X,X間を通過しようとする水の流れを止水板10,10’によって阻む(図1参照)。
【0010】
支柱Xは、止水装置1の設置対象である構築物の開口部における左右両側の部分を構成している。前記開口部の具体例としては、自動ドアの扉体によって開閉される開口部や、地下道の出入口等が挙げられる。
各支柱Xは、硬質金属材料によって下方側不動面Gから上方へ延びる柱状に形成される。
(【0011】以降は省略されています)

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