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公開番号
2024118332
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-30
出願番号
2023024695
出願日
2023-02-20
発明の名称
合成樹脂製発泡容器、及び製造方法
出願人
東洋製罐グループホールディングス株式会社
代理人
弁理士法人平和国際特許事務所
主分類
B65D
1/02 20060101AFI20240823BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】所定の方向に沿って引き裂かれて開封される開封部を含む所定の容器形状の形成された発泡樹脂からなる層を有する合成樹脂製発泡容器において、その開封性を良好とする。
【解決手段】気泡を内包する発泡樹脂からなる層を含む単層又は複数層の合成樹脂製発泡容器であって、所定の方向に沿って引き裂かれて開封される開封部を備え、前記開封部において、開封補助用の溝が賦形されるとともに、前記溝に沿って、周囲と比較して相対的に気泡率が低下している非発泡領域又は低発泡領域が設けられている合成樹脂製発泡容器。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
気泡を内包する発泡樹脂からなる層を含む単層又は複数層の合成樹脂製発泡容器であって、
所定の方向に沿って引き裂かれて開封される開封部を備え、
前記開封部において、開封補助用の溝が賦形されるとともに、前記溝に沿って、周囲と比較して相対的に気泡率が低下している非発泡領域又は低発泡領域が設けられていることを特徴とする合成樹脂製発泡容器。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記低発泡領域は、気泡を内包しない非発泡樹脂からなる層を内周側と外周側との少なくとも一方に含み、前記非発泡樹脂からなる層との肉厚比により、周囲と比較して相対的に気泡率が低く構成された、請求項1に記載の合成樹脂製発泡容器。
【請求項3】
前記発泡樹脂からなる層及び前記非発泡樹脂からなる層は、同一樹脂から形成されている、請求項2に記載の合成樹脂製発泡容器。
【請求項4】
内容物として氷菓を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の合成樹脂製発泡容器。
【請求項5】
押出機からダイヘッドを介して押し出されたパリソンを、一対の分割金型間に挟み込み、前記パリソン内にブローエアーを吹き込んで所定の容器形状にブロー成形する合成樹脂製発泡容器の製造方法であって、
発泡剤を含侵させた発泡性樹脂材料を含む第一樹脂を、前記ダイヘッド内に設けられた第一ダイヘッド吐出口から吐出させて、発泡樹脂からなる層を有する単層又は複数層の発泡樹脂含有領域を備えるパリソンを形成するとともに、
所定の領域において、発泡剤を含まない非発泡性樹脂材料の第二樹脂を、前記ダイヘッド内に設けられた第二ダイヘッド吐出口から吐出させて、前記パリソンに非発泡領域又は低発泡領域を部分的に形成し、
前記分割金型の所定の部位に、前記合成樹脂製発泡容器の開封予定部に開封補助用の溝を賦形するための突条部を設けておき、前記パリソンの前記非発泡領域又は前記低発泡領域に対応する部位に前記溝が賦形されるように、前記パリソンを前記分割金型間に挟み込んで、ブロー成形することを特徴とする合成樹脂製発泡容器の製造方法。
【請求項6】
押出機からダイヘッドを介して押し出されたパリソンを、一対の分割金型間に挟み込み、前記パリソン内にブローエアーを吹き込んで所定の容器形状にブロー成形する合成樹脂製発泡容器の製造方法であって、
発泡剤を含侵させた発泡性樹脂材料と、発泡剤を含まない非発泡性樹脂材料とをダイヘッド内で合流させて、中間層が発泡樹脂からなる層、内層及び外層が非発泡樹脂からなる層の複数層の発泡樹脂含有領域を備えるパリソンを形成するとともに、
所定の領域において、前記発泡性樹脂材料の吐出量を相対的に減少させるとともに、前記非発泡性樹脂材料の吐出量を相対的に増加させて、前記パリソンに非発泡領域又は低発泡領域を部分的に形成し、
前記分割金型の所定の部位に、前記合成樹脂製発泡容器の開封予定部に開封補助用の溝を賦形するための突条部を設けておき、前記パリソンの前記非発泡領域又は前記低発泡領域に対応する部位に前記溝が賦形されるように、前記パリソンを前記分割金型間に挟み込んで、ブロー成形することを特徴とする合成樹脂製発泡容器の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、開封が容易な合成樹脂製発泡容器及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、軸方向の一端が開口する開口部を有し、軸方向の他端側が閉塞されるように成形され、開口部から内容物を充填した後に、開口部を封止するように構成された合成樹脂製の容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-318721号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の容器にあっては、一般に、容器の一部を引き裂くことによって開封できるように、周方向に沿って溝状の切り込み開封部が設けられている。
しかしながら、容器壁に気泡を多数存在させた、いわゆる発泡容器について同様の切り込み開封部を設け、この箇所を引き裂くことによって開封しようとすると、非発泡容器に比べて、開封に力を要したり、きれいに引き裂くことができずに、開封口がささくれ立ってしまったりするなどの不具合が生じる虞があることが、本発明者らによって見出された。
【0005】
そこで、本発明者らは、所定の方向に沿って引き裂かれて開封される開封部を含む所定の容器形状の形成された、発泡樹脂からなる層を有する合成樹脂製発泡容器において、その開封性を良好ならしめるべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る合成樹脂製発泡容器は、気泡を内包する発泡樹脂からなる層を含む単層又は複数層の合成樹脂製発泡容器であって、所定の方向に沿って引き裂かれて開封される開封部を備え、前記開封部において、開封補助用の溝が賦形されるとともに、前記溝に沿って、周囲と比較して相対的に気泡率が低下している非発泡領域又は低発泡領域が設けられている構成としてある。
【0007】
また、本発明に係る合成樹脂製発泡容器の製造方法は、押出機からダイヘッドを介して押し出されたパリソンを、一対の分割金型間に挟み込み、前記パリソン内にブローエアーを吹き込んで所定の容器形状にブロー成形する合成樹脂製発泡容器の製造方法であって、発泡剤を含侵させた発泡性樹脂材料を含む第一樹脂を、前記ダイヘッド内に設けられた第一ダイヘッド吐出口から吐出させて、発泡樹脂からなる層を有する単層又は複数層の発泡樹脂含有領域を備えるパリソンを形成するとともに、所定の領域において、発泡剤を含まない非発泡性樹脂材料の第二樹脂を、前記ダイヘッド内に設けられた第二ダイヘッド吐出口から吐出させて、前記パリソンに非発泡領域又は低発泡領域を部分的に形成し、前記分割金型の所定の部位に、前記合成樹脂製発泡容器の開封予定部に開封補助用の溝を賦形するための突条部を設けておき、前記パリソンの前記非発泡領域又は前記低発泡領域に対応する部位に前記溝が賦形されるように、前記パリソンを前記分割金型間に挟み込んで、ブロー成形する方法としてある。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、所定の方向に沿って引き裂かれて開封される開封部を含む所定の容器形状の形成された、発泡樹脂からなる層を有する合成樹脂製発泡容器において、その開封性を良好とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の一例に係る合成樹脂製発泡容器の概略を示す説明図である。
本実施形態の一例に係る合成樹脂製発泡容器の要部拡大断面図である。
本実施形態の一例に係る合成樹脂製発泡容器の要部拡大断面図である。
本実施形態の一例に係る合成樹脂製発泡容器をブロー成形するためのパリソンの要部拡大断面図である。
本実施形態の合成樹脂製発泡容器をブロー成形するためのパリソン成形装置の概略を示す説明図である。
本実施形態の他の例に係る合成樹脂製発泡容器の要部拡大断面図である。
本実施形態の他の例に係る合成樹脂製発泡容器をブロー成形するためのパリソンの要部拡大断面図である。
本実施形態の他の例に係る合成樹脂製発泡容器の要部拡大断面図である。
本実施形態の他の例に係る合成樹脂製発泡容器をブロー成形するためのパリソンの要部拡大断面図である。
本実施形態の他の例に係る合成樹脂製発泡容器の要部拡大断面図である。
本実施形態の他の例に係る合成樹脂製発泡容器をブロー成形するためのパリソンの要部拡大断面図である。
本実施形態の他の例に係る合成樹脂製発泡容器の要部拡大断面図である。
本実施形態の他の例に係る合成樹脂製発泡容器をブロー成形するためのパリソンの要部拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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