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公開番号2024117935
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-30
出願番号2023024039
出願日2023-02-20
発明の名称変性共役ジエン系重合体、及びゴム組成物
出願人旭化成株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08L 23/26 20060101AFI20240823BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】グリップ性及び耐摩耗性に優れ、かつこれらの特性バランスに優れたゴム組成物が得られる変性共役ジエン系重合体を提供する。
【解決手段】1,2-ビニル結合量が30mol%以上58mol%であり、
芳香族ビニル単量体単位の含有量が20質量%以上45質量%以下であり、
変性率が30質量%以上であり、
ムーニー粘度が30以上90以下であり、
分子量分布が1.5以上3.5以下であり、
ガラス転移温度が-50℃以上0℃以下である、
変性共役ジエン系重合体。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
1,2-ビニル結合量が30mol%以上58mol%であり、
芳香族ビニル単量体単位の含有量が20質量%以上45質量%以下であり、
変性率が30質量%以上であり、
ムーニー粘度が30以上90以下であり、
分子量分布が1.5以上3.5以下であり、
ガラス転移温度が-50℃以上0℃以下である、
変性共役ジエン系重合体。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
請求項1に記載の変性共役ジエン系重合体を含むゴム成分100質量部と、、
充填剤20質量部以上と、
を、含有するゴム組成物。
【請求項3】
前記充填剤が無機充填剤である、
請求項2に記載のゴム組成物。
【請求項4】
前記ゴム成分が、前記変性共役ジエン系重合体以外のゴム状重合体を含み、
前記ゴム成分中の前記変性共役ジエン系重合体の含有量が、5質量%以上である、
請求項2に記載のゴム組成物。
【請求項5】
靴用ゴム組成物である、
請求項2に記載のゴム組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、変性共役ジエン系重合体、及びゴム組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、高齢化がまずます加速していく中で、靴に対して安全で長期に使用できることへの要求が高まっている。そのためには、靴底用ゴム組成物には、安全性に対してはグリップ性、長期に使用できることに対しては耐摩耗性が要求されている。
しかしながら、従来のゴム組成物においてグリップ性と耐摩耗性を同時に満足させることは困難である、という問題点を有している。
【0003】
このような問題点を解決するべく、特許文献1には、特定の条件下において、-10℃~-30℃の温度範囲に損失弾性係数(tanδ)ピークを有する溶液重合スチレン-ブタジエンゴムと含水シリカとのゴム組成物が提案されている。
【0004】
一方において、シリカ等の無機充填剤は、カーボンと比較して、ゴム成分との親和性が乏しいため、前記特許文献1に開示されているゴム組成物は、前記ゴム組成物中のシリカの分散性が悪く、十分な耐摩耗性が得られない、という問題点を有している。
これに対し、特許文献2では、特定の官能基を共役ジエン系重合体に導入することで、シリカの分散性を改良し、耐摩耗性を改善したゴム組成物が提案されている。
【0005】
しかしながら、上記のいずれの文献においても、グリップ性と耐摩耗性の両立の観点からは、未だ満足するレベルではなく、さらなる改良が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平10-17717号公報
特開2005-162777号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述したように、特に靴用ゴム組成物には、高いグリップ性と耐摩耗性が求められるが、従来開示されている技術においては、これらを同時に満足することは困難である、という問題点を有している。
【0008】
そこで本発明においては、上記の従来技術の課題を解決するべく、グリップ性及び耐摩耗性に優れ、かつこれらの特性バランスに優れたゴム組成物が得られる変性共役ジエン系重合体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上述した従来技術の問題点を解決するため、鋭意検討した結果、1,2-ビニル結合量、芳香族ビニル単量体単位の含有量、変性率、ムーニー粘度、分子量分布、及びガラス転移温度を特定した変性共役ジエン系重合体により、上述した従来技術の問題点が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
【0010】
〔1〕
1,2-ビニル結合量が30mol%以上58mol%であり、
芳香族ビニル単量体単位の含有量が20質量%以上45質量%以下であり、
変性率が30質量%以上であり、
ムーニー粘度が30以上90以下であり、
分子量分布が1.5以上3.5以下であり、
ガラス転移温度が-50℃以上0℃以下である、
変性共役ジエン系重合体。
〔2〕
前記〔1〕に記載の変性共役ジエン系重合体を含むゴム成分100質量部と、、
充填剤20質量部以上と、
を、含有するゴム組成物。
〔3〕
前記充填剤が無機充填剤である、前記〔2〕に記載のゴム組成物。
〔4〕
前記ゴム成分が、前記変性共役ジエン系重合体以外のゴム状重合体を含み、
前記ゴム成分中の前記変性共役ジエン系重合体の含有量が、5質量%以上である、
前記〔2〕又は〔3〕に記載のゴム組成物。
〔5〕
靴用ゴム組成物である、前記〔2〕乃至〔4〕のいずれか一に記載のゴム組成物。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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