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公開番号2024117846
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-29
出願番号2024106740,2020112938
出願日2024-07-02,2020-06-30
発明の名称歯間清掃具
出願人小林製薬株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類A61C 15/02 20060101AFI20240822BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ブラシ毛の表面の面粗度を大きくして歯間の異物との間の摩擦抵抗を大きくすることにより、清掃能力を高めた歯間清掃具を提供する。
【解決手段】歯間清掃具Dは、基部1と基部1の一方の端部の側に配置された軸部とを有する本体Aと、本体Aの硬度より低い硬度を有する弾性材料からなり、軸部の先端から基部1に向かう所定長さを覆い、歯間への挿入が可能な外形を有する清掃部本体4と、を備え、清掃部本体4は、軸部の所定長さの全周に密着した被覆部41と、被覆部41から外方に向けて突出した複数のブラシ毛421を有するブラシ部42とからなり、複数のブラシ毛421のうち少なくとも1本のブラシ毛421は、表面に複数の凸部422を有しており、凸部422は先端が半球状になった円柱状及び/又は円錐状に形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基部と前記基部の一方の端部の側に配置された軸部とを有する本体と、
前記本体の硬度より低い硬度を有する弾性材料からなり、前記軸部の先端から前記基部に向かう所定長さを覆い、歯間への挿入が可能な外形を有する清掃部本体と、を備え、
前記清掃部本体は、前記軸部の前記所定長さの全周に密着した被覆部と、前記被覆部から外方に向けて突出した複数のブラシ毛を有するブラシ部とからなり、
複数の前記ブラシ毛のうち少なくとも1本の前記ブラシ毛は、表面に複数の凸部を有しており、
前記凸部は先端が半球状になった円柱状及び/又は円錐状に形成されている歯間清掃具。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
複数の前記凸部は、前記ブラシ毛の先端から前記被覆部に向かって直線状に配置されている、請求項1に記載の歯間清掃具。
【請求項3】
複数の前記凸部は、前記軸部の前記先端から前記基部に向かう方向に沿って前記ブラシ毛の前部及び後部に配置されている、請求項2に記載の歯間清掃具。
【請求項4】
複数の前記凸部は、前記ブラシ毛の側部に配置されている請求項1~3の何れか一項に記載の歯間清掃具。
【請求項5】
複数の前記ブラシ毛は、前記軸部の前記先端から前記基部に向かって螺旋状に配置されている請求項1~3の何れか一項に記載の歯間清掃具。
【請求項6】
前記凸部の前記ブラシ毛との接触面における面積は、当該凸部が位置する前記ブラシ毛の水平断面における前記ブラシ毛の面積よりも小さい請求項1~3の何れか一項に記載の歯間清掃具。
【請求項7】
複数の前記ブラシ毛のうち少なくとも1本の前記ブラシ毛は、表面に複数の凹部をさらに有する請求項1~3の何れか一項に記載の歯間清掃具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、歯間を清掃する歯間清掃具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、歯間を清掃することに適した歯間清掃具が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の歯間清掃具は、指で把持することが可能な持ち手としての把持部(特許文献1においては「ハンドル部」)と、把持部から延出した軸部(特許文献1においては「芯部」)の先端側に位置する歯間清掃用の清掃部と、を備えている。清掃部を歯間に挿入して往復移動させることにより、歯間に挟まった異物(食べカス等)や歯に付着した異物(歯垢等)を掻き出して取り除くことができる。
【0003】
特許文献1に記載の歯間清掃具の清掃部は、合成樹脂からなる軸部の先端側にエラストマー材料からなる清掃部本体を一体成形して構成されている。軸部のうち清掃部本体に覆われた部分は、基端側から先端側へ行くにしたがって縮径する緩やかなテーパ形状に形成されている。清掃部本体は、軸部に被覆された被覆部と、被覆部の長手方向に間隔をあけて外方へ突出して形成された複数のブラシ毛(特許文献1においては「突起部」)とを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2014/065368号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の歯間清掃具においては、清掃部本体の複数のブラシ毛は先端が半球状に湾曲した円錐形状に形成されている。歯間清掃具は、歯間を清掃するために清掃部を歯間に挿入して往復移動させて使用する。このとき、歯間にあるブラシ毛の表面と異物(食べカスや歯垢等)の表面との間の摩擦抵抗により、歯間の異物は、ブラシ毛に密着してブラシ毛が歯間から抜け出るときに一緒に掻き出されて歯間から取り除かれる。しかし、ブラシ毛の表面が滑らかだと、ブラシ毛と異物との間の摩擦抵抗が小さくなり、異物がブラシ毛に密着したとしてもブラシ毛の移動と共に異物が移動せず、ブラシ毛が歯間から抜け出ても異物は掻き出されずに歯間に残ったままになるおそれがある。
【0006】
そこで、ブラシ毛の表面の面粗度を大きくして歯間の異物との間の摩擦抵抗を大きくすることにより、清掃能力を高めた歯間清掃具が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る歯間清掃具の構成は、基部と前記基部の一方の端部の側に配置された軸部とを有する本体と、前記本体の硬度より低い硬度を有する弾性材料からなり、前記軸部の先端から前記基部に向かう所定長さを覆い、歯間への挿入が可能な外形を有する清掃部本体と、を備え、前記清掃部本体は、前記軸部の前記所定長さの全周に密着した被覆部と、前記被覆部から外方に向けて突出した複数のブラシ毛を有するブラシ部とからなり、複数の前記ブラシ毛のうち少なくとも1本の前記ブラシ毛は、表面に複数の凸部を有しており、前記凸部は先端が半球状になった円柱状及び/又は円錐状に形成されているという特徴を有する。
【0008】
本歯間清掃具においては、少なくとも1本のブラシ毛は表面に複数の凸部(以下、単に「凸部」という)を有するので、ブラシ毛の表面の面粗度が大きくなる。そのため、従来の歯間清掃具と比較して、清掃部を歯間に挿入して往復移動させたときに、歯間にあるブラシ毛の表面と凸部とが異物(食べカスや歯垢等)の表面と密着するので、凸部を含むブラシ毛と異物との間の接触面積が増大し、凸部を有しない従来の構造の歯間清掃具と比較してブラシ毛と異物との間の摩擦抵抗が大きくなる。これにより、歯間の異物は、ブラシ毛が歯間から抜け出るときに一緒に掻き出されて歯間から取り除かれる。
【0009】
また、凸部によりブラシ毛と歯の間の摩擦抵抗も大きくなるので、清掃部本体の往復移動時においてブラシ毛と歯とが擦れる際に、例えば「ギュギュッ」のような摩擦音が発生することがある。これにより、使用者は、歯間から異物が取り除かれ、歯の表面がきれいになったという清掃感を得ることができる。
【0010】
更に、凸部によりブラシ毛の表面積が大きくなるので、従来の歯間清掃具のブラシ毛では接触面積が不足して取り除けなかった異物に対しても十分な接触面積を確保して密着させることができるので、歯間での清掃部の往復移動により、異物を歯間から効果的に掻き出して取り除くことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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