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公開番号
2024116356
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-27
出願番号
2024096475,2023141497
出願日
2024-06-14,2023-08-31
発明の名称
面状光源
出願人
日亜化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01L
33/58 20100101AFI20240820BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】輝度むらを低減できる面状光源を提供すること。
【解決手段】面状光源は、素子部と、素子部の下面に配置された電極とを有する発光素子と、素子部の上面及び側面に配置された波長変換部材と、波長変換部材の上面に配置された透光性部材と、素子部の下面及び波長変換部材の下面に配置された第1光反射性部材とを有する発光装置と、基板と、基板の上面に配置され、開口部を有する第2光反射性部材と、を備える。発光装置は開口部において基板の前記上面に配置され、基板の上面は開口部において発光装置から露出する露出部を有し、波長変換部材の側面は透光性部材から露出し、透光性部材の厚さは波長変換部材の厚さよりも厚く、素子部の上面と波長変換部材の上面との間の距離は、素子部の側面と波長変換部材の側面との間の距離よりも長い。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
素子部と、前記素子部の下面に配置された電極とを有する発光素子と、前記素子部の上面及び側面に配置された波長変換部材と、前記波長変換部材の上面に配置された透光性部材と、前記素子部の前記下面及び前記波長変換部材の下面に配置された第1光反射性部材と、を有する発光装置と、
基板と、
前記基板の上面に配置され、開口部を有する第2光反射性部材と、
を備え、
前記発光装置は、前記開口部において前記基板の前記上面に配置され、
前記基板の前記上面は、前記開口部において前記発光装置から露出する露出部を有し、
前記波長変換部材の側面は、前記透光性部材から露出し、
前記透光性部材の厚さは、前記波長変換部材の厚さよりも厚く、
前記素子部の前記上面と前記波長変換部材の前記上面との間の距離は、前記素子部の前記側面と前記波長変換部材の前記側面との間の距離よりも長い、面状光源。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記透光性部材の厚さをx1[μm]、前記波長変換部材の厚さをx2[μm]、前記露出部の面積をx3[mm
2
]とすると、
y=1.02+(-2.59×10
-5
×x1)+(-1.95×10
-5
×x2)+(-0.00400×x3)が、0.99以上1.01以下を満たす、請求項1に記載の面状光源。
【請求項3】
前記発光装置は、上面視において正方形の外縁を有し、
前記発光装置の前記正方形の外縁の1辺に対する全体の厚さの比が、1.01以上1.24以下である、請求項1または2に記載の面状光源。
【請求項4】
前記発光装置は、配光角が0°から-90°の範囲に、配光角が0°のときの光度よりも大きい第1の光度ピークを有し、配光角が0°から90°の範囲に、配光角が0°のときの光度よりも大きい第2の光度ピークを有する配光特性を持つ、請求項1または2に記載の面状光源。
【請求項5】
素子部と、前記素子部の下面に配置された電極とを有する発光素子と、前記素子部の上面及び側面に配置された波長変換部材と、前記波長変換部材の上面に配置され、光拡散材を含む透光性部材と、前記波長変換部材の側面と、前記透光性部材の側面とを含む装置側面と、を有する発光装置と、
基板と、
前記基板の上面に配置され、開口部を有する第2光反射性部材と、
を備え、
前記発光装置は、前記開口部において前記基板の前記上面に配置され、
前記基板の前記上面は、前記開口部において前記発光装置から露出する露出部を有し、
前記波長変換部材の前記側面は、前記透光性部材から露出し、
前記透光性部材の厚さは、前記波長変換部材の厚さよりも厚く、
前記素子部の前記上面と前記波長変換部材の前記上面との間の距離は、前記素子部の前記側面と前記波長変換部材の前記側面との間の距離よりも長く、
前記発光装置は、配光角が0°から-90°の範囲に、配光角が0°のときの光度よりも大きい第1の光度ピークを有し、配光角が0°から90°の範囲に、配光角が0°のときの光度よりも大きい第2の光度ピークを有する配光特性を持つ、面状光源。
【請求項6】
前記透光性部材における前記光拡散材の濃度は、13wt%以上40wt%以下である、請求項5に記載の面状光源。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、面状光源に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、バットウイング型の配光特性を持つ発光装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-154204号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、輝度むらを低減できる面状光源を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、面状光源は、素子部と、前記素子部の下面に配置された電極とを有する発光素子と、前記素子部の上面及び側面に配置された波長変換部材と、前記波長変換部材の上面に配置された透光性部材と、前記素子部の前記下面及び前記波長変換部材の下面に配置された第1光反射性部材と、を有する発光装置と、基板と、前記基板の上面に配置され、開口部を有する第2光反射性部材と、を備え、前記発光装置は、前記開口部において前記基板の前記上面に配置され、前記基板の前記上面は、前記開口部において前記発光装置から露出する露出部を有し、前記波長変換部材の側面は、前記透光性部材から露出し、前記透光性部材の厚さは、前記波長変換部材の厚さよりも厚く、前記素子部の前記上面と前記波長変換部材の前記上面との間の距離は、前記素子部の前記側面と前記波長変換部材の前記側面との間の距離よりも長い。
本発明の一態様によれば、面状光源は、素子部と、前記素子部の下面に配置された電極とを有する発光素子と、前記素子部の上面及び側面に配置された波長変換部材と、前記波長変換部材の上面に配置され、光拡散材を含む透光性部材と、前記波長変換部材の側面と、前記透光性部材の側面とを含む装置側面と、を有する発光装置と、基板と、前記基板の上面に配置され、開口部を有する第2光反射性部材と、を備え、前記発光装置は、前記開口部において前記基板の前記上面に配置され、前記基板の前記上面は、前記開口部において前記発光装置から露出する露出部を有し、前記波長変換部材の前記側面は、前記透光性部材から露出し、前記透光性部材の厚さは、前記波長変換部材の厚さよりも厚く、前記素子部の前記上面と前記波長変換部材の前記上面との間の距離は、前記素子部の前記側面と前記波長変換部材の前記側面との間の距離よりも長く、前記発光装置は、配光角が0°から-90°の範囲に、配光角が0°のときの光度よりも大きい第1の光度ピークを有し、配光角が0°から90°の範囲に、配光角が0°のときの光度よりも大きい第2の光度ピークを有する配光特性を持つ。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、輝度むらを低減できる面状光源を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態の面状光源の模式上面図である。
図1における1つの発光装置が配置された領域を拡大して示す模式上面図である。
実施形態の発光装置の模式上面図である。
図3のIV-IV線における模式断面図である。
実施形態の発光装置の模式下面図である。
実施形態の発光装置の配光特性図である。
むら値の予測値と実測値との関係を示す表である。
むら値の予測値と実測値との関係を示す散布図である。
他の実施形態の発光装置を説明する模式断面図である。
実施形態の発光装置及び比較例の発光装置の模式上面図である。
ランバーシャン配光特性図である。
比較例の発光装置の模式断面図である。
実施形態の発光装置の配光特性図である。
比較例の発光装置の配光特性図である。
実施形態の発光装置のx座標における配光色度特性図である。
比較例の発光装置のx座標における配光色度特性図である。
実施形態の発光装置のy座標における配光色度特性図である。
比較例の発光装置のy座標における配光色度特性図である。
実施形態の第1変形例による面状光源の模式上面図である。
実施形態の第2変形例による面状光源の模式上面図である。
実施形態の第3変形例による面状光源の模式上面図である。
実施形態の第4変形例による面状光源の模式上面図である。
実施形態の第5変形例による面状光源の模式上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照し、実施形態の面状光源について説明する。実施形態に記載されている構成部の寸法、材料、形状、相対的配置などは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさ、位置関係などは、説明を明確にするため誇張していることがある。また、以下の説明において、同一の名称、符号については、同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。また、断面図として、切断面のみを示す端面図を示す場合がある。
【0009】
以下の説明において、特定の方向又は位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、及びそれらの用語を含む別の用語)を用いる場合がある。しかしながら、それらの用語は、参照した図面における相対的な方向又は位置を分かり易さのために用いているに過ぎない。参照した図面における「上」、「下」等の用語による相対的な方向又は位置の関係が同一であれば、本開示以外の図面、実際の製品等において、参照した図面と同一の配置でなくてもよい。本明細書において「上(又は下)」と表現する位置関係は、例えば、2つの部材があると仮定した場合に、2つの部材が接している場合と、2つの部材が接しておらず一方の部材が他方の部材の上方(又は下方)に位置している場合を含む。また、特定的な記載がない限り、部材が被覆対象を覆うとは、部材が被覆対象に接して被覆対象を直接覆う場合と、部材が被覆対象に非接触で被覆対象を間接的に覆う場合を含む。
【0010】
図1に示すように、実施形態の面状光源100は、発光装置1と、基板60と、第2光反射性部材80とを備える。複数の発光装置1が、基板60の上面に配置されている。複数の発光装置1は、基板60の上面に例えば正方格子の格子点状に配置することができる。複数の発光装置1は、基板60の上面に千鳥格子の格子点状に配置してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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