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公開番号2024115443
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-26
出願番号2023021142
出願日2023-02-14
発明の名称アレルギー性鼻炎の治療剤および予防剤、並びに、その利用
出願人国立大学法人福井大学
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A61K 31/4188 20060101AFI20240819BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】アレルギー性鼻炎の新たな治療剤および予防剤、並びに、その利用を提供する。
【解決手段】ビオチンを有効成分として含有する、アレルギー性鼻炎の治療剤または予防剤を用いる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ビオチンを有効成分として含有する、アレルギー性鼻炎の治療剤または予防剤。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
上記アレルギー性鼻炎は、難治性アレルギー性鼻炎、重症アレルギー性鼻炎、最重症アレルギー性鼻炎、または、多抗原感作をきたすアレルギー性鼻炎である、請求項1に記載の治療剤または予防剤。
【請求項3】
上記治療剤または予防剤の剤型は、内服薬、点鼻剤、鼻洗浄剤、エアゾール剤、注射剤、点滴剤、または、点眼剤である、請求項1または2に記載の治療剤または予防剤。
【請求項4】
アレルギー性鼻炎の治療剤または予防剤を製造するための、ビオチンの使用。
【請求項5】
上記アレルギー性鼻炎は、難治性アレルギー性鼻炎、重症アレルギー性鼻炎、最重症アレルギー性鼻炎、または、多抗原感作をきたすアレルギー性鼻炎である、請求項4に記載の使用。
【請求項6】
上記治療剤または予防剤の剤型は、内服薬、点鼻剤、鼻洗浄剤、エアゾール剤、注射剤、点滴剤、または、点眼剤である、請求項4または5に記載の使用。
【請求項7】
被検体から採取した試料中のビオチンを検出する工程を含む、アレルギー性鼻炎を診断するためのデータの取得方法。
【請求項8】
上記アレルギー性鼻炎は、難治性アレルギー性鼻炎、重症アレルギー性鼻炎、最重症アレルギー性鼻炎、または、多抗原感作をきたすアレルギー性鼻炎である、請求項7に記載のデータの取得方法。
【請求項9】
上記試料は、血液、血清、鼻汁、鼻洗浄液、または、鼻粘膜組織である、請求項7または8に記載のデータの取得方法。
【請求項10】
被検体から採取した試料中のビオチンを検出するための部材を備えている、アレルギー性鼻炎を診断するためのキット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アレルギー性鼻炎の治療剤および予防剤、並びに、その利用に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
アレルギー性鼻炎は、アレルゲン(例えば、花粉、ダニ、ハウスダスト)によって生じるI型アレルギー疾患の1つである。
【0003】
アレルギー性鼻炎は、様々な観点に基づいて分類することができる。例えば、アレルギー性鼻炎を、(i)抗ヒスタミン薬の内服投与、および、ステロイドの鼻噴霧投与の併用では治療効果が得られず、ステロイドの経口投与によって治療効果が得られる、難治性アレルギー性鼻炎と、(ii)抗ヒスタミン薬の内服投与、および/または、ステロイドの鼻噴霧投与によって治療効果が得られる(ステロイドの経口投与は不要)、薬剤感受性アレルギー性鼻炎と、に分類することができる(非特許文献1を参照)。
【0004】
アレルギー性鼻炎の主な症状としては、例えば、くしゃみ、鼻汁、および、鼻閉を挙げることができ、アレルギー性鼻炎の随伴症状としては、例えば、頭痛、食欲不振、および、かゆみを挙げることができる。アレルギー性鼻炎のこれらの症状は、クオリティ・オブ・ライフ(quality of life)を著しく低下させることから、アレルギー性鼻炎の治療剤および予防剤の開発が、強く求められている。
【0005】
現在までに、様々なアレルギー性鼻炎の治療剤が開発されている。当該治療剤として、例えば、抗ヒスタミン薬、ケミカルメディエーター遊離抑制薬、抗ロイコトリエン薬、および、副腎皮質ホルモンを挙げることができる(非特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
Yoshimasa Imoto et. al., "The clinical features of intractable allergic rhinitis based on a questionnaire administered to clinicians" Allergology International 70(2021) 373-375
Kimihiro Okubo et. al., "Japanese guidelines for allergic rhinitis 2020" Allergology International 69(2020) 331-345
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来の治療剤では治療効果および予防効果が得られ難いアレルギー性鼻炎が存在する。それ故に、アレルギー性鼻炎の新たな治療剤および予防剤の開発が望まれている。
【0008】
本発明の一態様は、アレルギー性鼻炎の新たな治療剤および予防剤、並びに、その利用を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、ビオチンがアレルギー性鼻炎の治療効果および予防効果を有することを見出し、本発明を完成させるに至った。すなわち、本発明の一態様は、以下である。
【0010】
〔1〕ビオチンを有効成分として含有する、アレルギー性鼻炎の治療剤または予防剤。
(【0011】以降は省略されています)

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