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公開番号
2024115311
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-26
出願番号
2023020942
出願日
2023-02-14
発明の名称
メモリシステム
出願人
キオクシア株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
G06F
12/00 20060101AFI20240819BHJP(計算;計数)
要約
【課題】高精度に読出し電圧を推定する。
【解決手段】一実施形態のメモリシステムは、各々が複数のメモリセルを含む複数のブロックを含む不揮発性メモリと、第1ブロック内の第1メモリセルから第1読出し電圧を用いてデータを読み出す第1読出し処理、及び第1ブロック内の第2メモリセルから第2読出し電圧を用いてデータを読み出す第2読出し処理を実行するメモリコントローラと、を備える。メモリコントローラは、第1条件が満たされると、第1読出し電圧及び第2読出し電圧の差を第1値に維持し、第1読出し電圧及び第2読出し電圧をいずれも変更し、第1条件が満たされた後に第2条件が満たされると、第1読出し電圧及び第2読出し電圧の差を第1値から第1値と異なる第2値に変更し、第1読出し電圧及び第2読出し電圧の少なくとも一方を変更するように構成される。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
各々が複数のメモリセルを含む複数のブロックを含む不揮発性メモリと、
第1ブロック内の第1メモリセルから第1読出し電圧を用いてデータを読み出す第1読出し処理、及び前記第1ブロック内の第2メモリセルから第2読出し電圧を用いてデータを読み出す第2読出し処理を実行するメモリコントローラと、
を備え、
前記メモリコントローラは、
第1条件が満たされると、前記第1読出し電圧及び前記第2読出し電圧の差を第1値に維持し、前記第1読出し電圧及び前記第2読出し電圧をいずれも変更し、
前記第1条件が満たされた後に第2条件が満たされると、前記第1読出し電圧及び前記第2読出し電圧の差を前記第1値から前記第1値と異なる第2値に変更し、前記第1読出し電圧及び前記第2読出し電圧の少なくとも一方を変更する
ように構成される、
メモリシステム。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
第1メモリセル及び第2メモリセルを含む第1ブロック、並びに第3メモリセル及び第4メモリセルを含む第2ブロックを含む不揮発性メモリと、
前記第1メモリセルから第1読出し電圧を用いてデータを読み出す第1読出し処理、前記第2メモリセルから第2読出し電圧を用いてデータを読み出す第2読出し処理、前記第3メモリセルから第3読出し電圧を用いてデータを読み出す第3読出し処理、前記第4メモリセルから第4読出し電圧を用いてデータを読み出す第4読出し処理を実行するメモリコントローラと、
を備え、
前記メモリコントローラは、
前記第1読出し電圧及び前記第2読出し電圧の差を第1値から前記第1値と異なる第2値に変更し、前記第1読出し電圧及び前記第2読出し電圧の少なくとも一方を変更し、
前記第3読出し電圧及び前記第4読出し電圧の差を第3値から前記第3値と異なる第4値に変更し、前記第3読出し電圧及び前記第4読出し電圧の少なくとも一方を変更する
ように構成され、
前記第1値と前記第2値との差は、前記第3値と前記第4値との差と異なる、
メモリシステム。
【請求項3】
前記メモリコントローラは、前記第1読出し電圧及び前記第2読出し電圧の少なくとも一方を変更することと、前記第3読出し電圧及び前記第4読出し電圧の少なくとも一方を変更することとを、独立に実行するように構成される、
請求項2記載のメモリシステム。
【請求項4】
前記メモリコントローラは、
第1条件が満たされると、前記第1読出し電圧及び前記第2読出し電圧の差を前記第1値に維持し、前記第1読出し電圧及び前記第2読出し電圧をいずれも変更し、
前記第1条件が満たされた後に第2条件が満たされると、前記第1読出し電圧及び前記第2読出し電圧の差を前記第1値から前記第2値に変更し、前記第1読出し電圧及び前記第2読出し電圧の少なくとも一方を変更する
ように構成される、
請求項2記載のメモリシステム。
【請求項5】
前記メモリコントローラは、前記第1読出し電圧及び前記第2読出し電圧のいずれも変更することと、前記第3読出し電圧及び前記第4読出し電圧のいずれも変更することとを、独立に実行するように構成される、
請求項4記載のメモリシステム。
【請求項6】
前記第1条件は、前記第1メモリセル及び前記第2メモリセルにデータが書き込まれてから第1期間が経過することを含む、
請求項1又は請求項4記載のメモリシステム。
【請求項7】
前記第2条件は、
前記第1メモリセル及び前記第2メモリセルにデータが書き込まれてから前記第1期間より長い第2期間が経過すること、又は
前記差を前記第1値に維持し、前記第1読出し電圧及び前記第2読出し電圧がいずれも変更された後に、前記第1ブロックからデータが読み出されること、又は
前記差を前記第1値に維持し、前記第1読出し電圧及び前記第2読出し電圧がいずれも変更された後に、前記第1ブロックから第1閾値以上のフェイルビットを含むデータが読み出されること、
を含む、
請求項6記載のメモリシステム。
【請求項8】
前記第1条件は、前記メモリコントローラが外部のホストからの命令に依らずに前記第1読出し処理を実行することを含む、
請求項1又は請求項4記載のメモリシステム。
【請求項9】
前記第2条件は、
前記差を前記第1値に維持し、前記第1読出し電圧及び前記第2読出し電圧がいずれも変更された後に、前記第1ブロックからデータが読み出されること、又は
前記差を前記第1値に維持し、前記第1読出し電圧及び前記第2読出し電圧がいずれも変更された後に、前記第1ブロックから第1閾値以上のフェイルビットを含むデータが読み出されること、
を含む、
請求項8記載のメモリシステム。
【請求項10】
前記第1条件は、前記第1ブロックから第2閾値以上のフェイルビットを含むデータが読み出されることを含む、
請求項1又は請求項4記載のメモリシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
実施形態は、メモリシステムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
不揮発性メモリとしてのNANDフラッシュメモリと、不揮発性メモリを制御するメモリコントローラと、を含むメモリシステムが知られている。メモリコントローラは、不揮発性メモリからフェイルビット数の少ないデータを読み出すための適切な読出し電圧を算出する機能を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2022/0293204号明細書
米国特許出願公開第2021/0357289号明細書
米国特許出願公開第2022/0027083号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
適切な読出し電圧を算出する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態のメモリシステムは、各々が複数のメモリセルを含む複数のブロックを含む不揮発性メモリと、第1ブロック内の第1メモリセルから第1読出し電圧を用いてデータを読み出す第1読出し処理、及び上記第1ブロック内の第2メモリセルから第2読出し電圧を用いてデータを読み出す第2読出し処理を実行するメモリコントローラと、を備える。上記メモリコントローラは、第1条件が満たされると、上記第1読出し電圧及び上記第2読出し電圧の差を第1値に維持し、上記第1読出し電圧及び上記第2読出し電圧をいずれも変更し、上記第1条件が満たされた後に第2条件が満たされると、上記第1読出し電圧及び上記第2読出し電圧の差を上記第1値から上記第1値と異なる第2値に変更し、上記第1読出し電圧及び上記第2読出し電圧の少なくとも一方を変更するように構成される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示すブロック図。
第1実施形態に係るメモリバスで用いられる信号の一例を示すブロック図。
第1実施形態に係る不揮発性メモリの構成の一例を示す回路図。
第1実施形態に係る複数のメモリセルトランジスタの閾値電圧分布の一例を示す図。
第1実施形態に係るメモリシステムに記憶される補正量情報の構成の一例を示す図。
第1実施形態に係るメモリシステムに記憶されるオフセット情報の構成の一例を示す図。
第1実施形態に係るメモリシステムにおける読出し処理で適用される読出し電圧の一例を示す図。
第1実施形態に係るメモリシステムにおける補正量適用処理の一例を示すフローチャート。
第1実施形態に係るメモリシステムにおける補正量算出処理に適用される第1方式の一例を示す図。
第1実施形態に係るメモリシステムにおける補正量算出処理に適用される第2方式の一例を示す図。
第1実施形態に係るメモリシステムにおける補正量適用処理の発動条件の組合せの一例を示す図。
第1実施形態に係るメモリシステムにおけるオフセットテーブル抽出処理の一例を示すフローチャート。
第1実施形態に係るメモリシステムにおける補正量適用処理で適用される補正量の推移の第1例を示す図。
第1実施形態に係るメモリシステムにおける補正量適用処理で適用される補正量の推移の第2例を示す図。
第1実施形態に係るメモリシステムにおける補正量適用処理で適用される補正量の推移の第3例を示す図。
第1実施形態に係るメモリシステムにおける補正量適用処理で適用される補正量の推移の第4例を示す図。
第1実施形態の変形例に係るメモリシステムにおけるオフセットテーブル抽出処理の一例を示すフローチャート。
第2実施形態に係るメモリシステムにおけるオフセットテーブル抽出処理の一例を示すフローチャート。
第2実施形態の変形例に係るメモリシステムにおけるオフセットテーブルマージ処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する構成要素については、共通する参照符号を付す。また、共通する参照符号を有する複数の構成要素を区別する場合、当該共通する参照符号に添え字を付して区別する。なお、複数の構成要素について特に区別を要さない場合、当該複数の構成要素には、共通する参照符号のみが付され、添え字は付さない。
【0008】
1.第1実施形態
1.1 構成
1.1.1 情報処理システム
第1実施形態に係る情報処理システムの構成について説明する。
【0009】
図1は、第1実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、情報処理システム1は、ホスト2及びメモリシステム3を含む。
【0010】
ホスト2は、メモリシステム3を使用してデータを処理するデータ処理装置である。ホスト2は、例えば、パーソナルコンピュータ又はデータセンタ内のサーバである。
(【0011】以降は省略されています)
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