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公開番号
2024159522
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2024043380
出願日
2024-03-19
発明の名称
情報処理方法および装置
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
主分類
G06F
16/28 20190101AFI20241031BHJP(計算;計数)
要約
【解決手段】情報処理方法は、1つまたは複数のメディア内容から複数の処理すべきイベントを決定することを含む。複数の処理すべきイベントのうちの少なくとも2つの処理すべきイベントはイベント関係を有する。方法はまた、事柄グラフを構築するための既存イベント集合に基づいて、複数の処理すべきイベントから追加イベント集合を決定することを含む。追加イベント集合中の追加イベントは既存イベント集合中の既存イベントと異なる。方法はさらに、追加イベント集合に基づいて、事柄グラフを更新することを含む。
【効果】事柄グラフの漸進的な更新が実現され、事柄グラフの構築効率が向上する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
1つまたは複数のメディア内容から複数の処理すべきイベントを決定し、前記複数の処理すべきイベントのうちの少なくとも2つの処理すべきイベントはイベント関係を有すること、
事柄グラフを構築するための既存イベント集合に基づいて、前記複数の処理すべきイベントから追加イベント集合を決定し、前記追加イベント集合中の追加イベントは前記既存イベント集合中の既存イベントと異なること、
前記追加イベント集合に基づいて、前記事柄グラフを更新すること、を含む、情報処理方法。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記追加イベント集合を決定することは、
前記複数の処理すべきイベント中の所与イベントに対して、前記所与イベントを記述するテキストと前記既存イベント集合中の各个既存イベントを記述するテキスト間の対応の一致度を決定すること、および
前記対応の一致度がすべて閾値一致度未満であるに応答して、前記所与イベントを追加イベントとして識別すること、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記所与イベントを追加イベントとして識別することは、
前記所与イベントに関連する情報を記憶するために、前記事柄グラフのための文書型データベースに前記所与イベントに対応するアイテムを追加すること、および
前記アイテム中の追加イベントフィールドを追加イベントを示す所定値に設定すること、を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記事柄グラフの前記更新に応答して、前記所与イベントを追加イベントとして識別することをキャンセルする、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記所与イベントを記述するテキストと第1既存イベントを記述するテキスト間の前記一致度が前記閾値一致度を超えることに応答して、前記文書型データベースの前記第1既存イベントに対応するアイテムに前記1つまたは複数のメディア内容中の目標メディア内容に関連する情報を記憶することをさらに含み、前記所与イベントが前記目標メディア内容かれ決定される、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記事柄グラフを更新することは、
前記追加イベント集合中の第1追加イベントに対して、前記第1追加イベントを記述するテキスト中の第1テキスト要素を決定すること、
キー値型データベースに記憶され前記第1テキスト要素に対応する要素出現頻度情報を更新すること、
前記既存イベント集合中の第2既存イベントを決定し、前記第2既存イベントを記述するテキストは前記第1テキスト要素を含むこと、および
更新された前記要素出現頻度情報に基づいて、前記事柄グラフで前記第2既存イベントと第3既存イベント間のイベント関係の相関度を更新すること、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記相関度を更新することは、
前記既存イベント集合または前記追加イベント集合中の前記第1追加イベントとイベント関係を有する第1イベント、および前記第1イベントを記述するテキスト中の第2テキスト要素を決定すること、
前記キー値型データベースに記憶され、前記第1テキスト要素が前記第2テキスト要素に関連して出現するのを示す要素対出現頻度情報を更新すること、および
前記第3既存イベントを記述するテキストが前記第2テキスト要素を含むことに応答して、さらに更新された前記要素対出現頻度情報に基づいて前記相関度を更新すること、を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記追加イベント集合中の第2追加イベントに対して、前記第2追加イベントと前記追加イベント集合または前記既存イベント集合中の第2イベントとの類似度を決定すること、および
前記類似度が閾値類似度を超えることに応答して、前記事柄グラフのための文書型データベースに前記第2追加イベントと前記第2イベント間の類似関係の指示を記憶すること、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記事柄グラフを更新することは、
前記第2追加イベントと、前記第2追加イベントと類似関係を有する少なくとも前記第2イベントを要約するための抽象イベントを決定すること、
前記事柄グラフで前記第2追加イベントおよび前記第2イベントを前記抽象イベントに対応付けること、および
前記事柄グラフの視覚的表現に、前記抽象イベントを表すノードを追加すること、を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
少なくとも1つの処理回路を含み、前記少なくとも1つの処理回路は請求項1~9のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成される、電子装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の例示的な実施例は、一般にコンピュータの分野に関し、特に情報処理方法および装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ネットワーク技術およびマルチメディア技術の発展に伴い、ニュースの数は日々指数関数的に増加している。ニュースからイベントを抽出し、事柄グラフを使用して異なるイベント間の関係を表現することができる。ニュースの数が日々増加するにつれて、抽出されるイベントの数も増加する。したがって、事柄グラフを適宜に更新する必要がある。新しいニュースを取得するたびに、新しく取得されたニュースを過去ニュースとともに使用して事柄グラフを一から構築するのでは、事柄グラフの構築効率が非常に低い。事柄グラフの構築は複雑なプロセスである。構築に関与するデータ量の増加に伴い、事柄グラフの構築難易度も大幅に向上する。したがって、事柄グラフを効率的に構築するための解決策が期待されている。
【発明の概要】
【0003】
本開示の第1態様では、情報処理方法を提供する。該方法は、1つまたは複数のメディア内容から複数の処理すべきイベントを決定し、複数の処理すべきイベントのうちの少なくとも2つの処理すべきイベントはイベント関係を有すること、事柄グラフを構築するための既存イベント集合に基づいて、複数の処理すべきイベントから追加イベント集合を決定し、追加イベント集合中の追加イベントは既存イベント集合中の既存イベントと異なること、および追加イベント集合に基づいて、事柄グラフを更新すること、を含む。
【0004】
本開示の第2態様では、電子装置を提供する。該電子装置は、少なくとも1つの処理回路を含む。少なくとも1つの処理回路は、1つまたは複数のメディア内容から複数の処理すべきイベントを決定し、複数の処理すべきイベントのうちの少なくとも2つの処理すべきイベントはイベント関係を有し、事柄グラフを構築するための既存イベント集合に基づいて、複数の処理すべきイベントから追加イベント集合を決定し、追加イベント集合中の追加イベントは既存イベント集合中の既存イベントと異なり、追加イベント集合に基づいて、事柄グラフを更新するように構成される。
【0005】
第2態様のいくつかの実施例では、少なくとも1つの処理回路はさらに、複数の処理すべきイベント中の所与イベントに対して、所与イベントを記述するテキストと既存イベント集合中の各个既存イベントを記述するテキスト間の対応の一致度を決定し、対応の一致度がすべて閾値一致度よりも小さいことに応答して、所与イベントを追加イベントとして識別するように構成される。
第2態様のいくつかの実施例では、少なくとも1つの処理回路はさらに、所与イベントに関連する情報を記憶するために、事柄グラフのための文書型データベースに所与イベントに対応するアイテムを追加し、アイテム中の追加イベントフィールドを追加イベントを示す所定値に設定するように構成される。
【0006】
第2態様のいくつかの実施例では、少なくとも1つの処理回路はさらに、事柄グラフの更新に応答して、所与イベントを追加イベントとして識別することをキャンセルするように構成される。
【0007】
第2態様のいくつかの実施例では、少なくとも1つの処理回路はさらに、所与イベントを記述するテキストと第1既存イベントを記述するテキスト間の一致度が閾値一致度を超えることに応答して、文書型データベースと第1既存イベントに対応するアイテムに1つまたは複数のメディア内容中の目標メディア内容に関連する情報を記憶するように構成され、所与イベントは目標メディア内容から決定される。
【0008】
第2態様のいくつかの実施例では、少なくとも1つの処理回路はさらに、追加イベント集合中の第1追加イベントに対して、第1追加イベントを記述するテキスト中の第1テキスト要素を決定し、キー値型データベースに記憶され第1テキスト要素に対応する要素出現頻度情報を更新し、既存イベント集合中の第2既存イベントを決定し、第2既存イベントを記述するテキストは第1テキスト要素を含み、更新された要素出現頻度情報に基づいて、事柄グラフで第2既存イベントと第3既存イベント間のイベント関係の相関度を更新する。
【0009】
第2態様のいくつかの実施例では、少なくとも1つの処理回路はさらに、既存イベント集合または追加イベント集合中の第1追加イベントとイベント関係を有する第1イベントおよび第1イベントを記述するテキスト中の第2テキスト要素を決定し、キー値型データベースに記憶され、第1テキスト要素が第2テキスト要素に関連して出現するのを指示する要素対出現頻度情報を更新し、第3既存イベントを記述するテキストが第2テキスト要素を含むことに応答して、さらに更新された要素対出現頻度情報に基づいて相関度を更新するように構成される。
【0010】
第2態様のいくつかの実施例では、少なくとも1つの処理回路はさらに、追加イベント集合中の第2追加イベントに対して、第2追加イベントと追加イベント集合または既存イベント集合中の第2イベントの類似度を決定し、類似度が閾値類似度を超えることに応答して、事柄グラフのための文書型データベースに第2追加イベントと第2イベント間の類似関係の指示を記憶する。
(【0011】以降は省略されています)
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