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公開番号
2024115114
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-26
出願番号
2023020604
出願日
2023-02-14
発明の名称
プレスフィット端子、コネクタ、およびワイヤハーネス
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
H01R
12/58 20110101AFI20240819BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】特性インピーダンスをより適正に整合させることができるプレスフィット端子、コネクタ、およびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【解決手段】プレスフィット端子1は、弾性を有し、基板50のスルーホール51に圧入される圧入部10と、スルーホール51の軸線方向Xにおいて圧入部10とは反対側に設けられ、コネクタハウジング5の端子挿通口5eに挿入される端子部20と、圧入部10と端子部20との間に設けられ、軸線方向Xと交差する幅方向Yにおいて端子挿通口5eよりも幅広に形成される幅広部30と、を備え、幅広部30は、軸線方向Xの中央部に位置される第1部分31と、第1部分31と端子部20との間に設けられ幅方向Yにおいて第1部分31よりも幅狭でありかつ端子挿通口5eよりも幅広に形成され軸線方向Xの他端面に端子挿通口5eの周縁部と係止される肩部34が設けられた第2部分32と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
弾性を有し、基板のスルーホールに圧入される圧入部と、
前記スルーホールの軸線方向において前記圧入部とは反対側に設けられ、コネクタハウジングの端子挿通口に挿入される端子部と、
前記圧入部と前記端子部との間に設けられ、前記軸線方向と交差する幅方向において前記端子挿通口よりも幅広に形成され当該端子挿通口の周縁部と前記軸線方向に係止される幅広部と、
を備え、
前記幅広部は、前記軸線方向の中央部に位置される第1部分と、前記第1部分と前記端子部との間に設けられ前記幅方向において前記第1部分よりも幅狭でありかつ前記端子挿通口よりも幅広に形成され前記軸線方向の他端面に前記端子挿通口の周縁部と係止される肩部が設けられた第2部分と、を有する、
プレスフィット端子。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記幅広部は、前記第1部分と前記圧入部との間に設けられ前記幅方向において前記第1部分よりも幅狭に形成される第3部分を有する、
請求項1に記載のプレスフィット端子。
【請求項3】
前記第2部分には、前記肩部から前記第1部分に向かうにつれて前記幅方向の両側に広がるように傾斜した第1テーパ面が設けられる、
請求項1または2に記載のプレスフィット端子。
【請求項4】
前記第3部分には、前記圧入部から前記第1部分に向かうにつれて前記幅方向の両側に広がるように傾斜した第2テーパ面が設けられる、
請求項2に記載のプレスフィット端子。
【請求項5】
プレスフィット端子と、
前記プレスフィット端子を保持するコネクタハウジングと、を備え、
前記プレスフィット端子は、
弾性を有し、基板のスルーホールに圧入される圧入部と、
前記スルーホールの軸線方向において前記圧入部とは反対側に設けられ、前記コネクタハウジングの端子挿通口に挿入される端子部と、
前記圧入部と前記端子部との間に設けられ、前記軸線方向と交差する幅方向において前記端子挿通口よりも幅広に形成され当該端子挿通口の周縁部と前記軸線方向に係止される幅広部と、
を備え、
前記幅広部は、前記軸線方向の中央部に位置される第1部分と、前記第1部分と前記端子部との間に設けられ前記幅方向において前記第1部分よりも幅狭でありかつ前記端子挿通口よりも幅広に形成され前記軸線方向の他端面に前記端子挿通口の周縁部と係止される肩部が設けられた第2部分と、を有する、
コネクタ。
【請求項6】
導電性を有する配索材と、
前記配索材の端末に設けられる相手側コネクタと、
前記相手側コネクタと電気的かつ機械的に接続され、プレスフィット端子と、前記プレスフィット端子を保持するコネクタハウジングと、を有したコネクタと、
前記プレスフィット端子と電気的に接続される基板と、を備え、
前記プレスフィット端子は、
弾性を有し、前記基板のスルーホールに圧入される圧入部と、
前記スルーホールの軸線方向において前記圧入部とは反対側に設けられ、前記コネクタハウジングの端子挿通口に挿入される端子部と、
前記圧入部と前記端子部との間に設けられ、前記軸線方向と交差する幅方向において前記端子挿通口よりも幅広に形成され当該端子挿通口の周縁部と前記軸線方向に係止される幅広部と、
を備え、
前記幅広部は、前記軸線方向の中央部に位置される第1部分と、前記第1部分と前記端子部との間に設けられ前記幅方向において前記第1部分よりも幅狭でありかつ前記端子挿通口よりも幅広に形成され前記軸線方向の他端面に前記端子挿通口の周縁部と係止される肩部が設けられた第2部分と、を有する、
ワイヤハーネス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プレスフィット端子、コネクタ、およびワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のプレスフィット端子に関する技術として、例えば、特許文献1には、基板のスルーホールに圧入される圧入部と、スルーホールの軸線方向において圧入部とは反対側に設けられコネクタハウジングの端子挿通口に挿入される端子部と、圧入部と端子部との間に設けられ端子挿通口よりも幅広に形成され当該端子挿通口の周縁部と軸線方向に係止される幅広部と、を備えたプレスフィット端子が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-134257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した特許文献1に記載のプレスフィット端子では、例えば、幅広部の端子幅が端子部の端子幅に比べて急激に広くなるため、特性インピーダンスを整合させるには非常に厳しい寸法精度が必要となってしまう虞があった。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、特性インピーダンスをより適正に整合させることができるプレスフィット端子、コネクタ、およびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るプレスフィット端子は、弾性を有し、基板のスルーホールに圧入される圧入部と、前記スルーホールの軸線方向において前記圧入部とは反対側に設けられ、コネクタハウジングの端子挿通口に挿入される端子部と、前記圧入部と前記端子部との間に設けられ、前記軸線方向と交差する幅方向において前記端子挿通口よりも幅広に形成され当該端子挿通口の周縁部と前記軸線方向に係止される幅広部と、を備え、前記幅広部は、前記軸線方向の中央部に位置される第1部分と、前記第1部分と前記端子部との間に設けられ前記幅方向において前記第1部分よりも幅狭でありかつ前記端子挿通口よりも幅広に形成され前記軸線方向の他端面に前記端子挿通口の周縁部と係止される肩部が設けられた第2部分と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るプレスフィット端子、コネクタ、およびワイヤハーネスは、幅広部は、軸線方向の中央部に位置される第1部分と、第1部分と端子部との間に設けられ幅方向において第1部分よりも幅狭でありかつ端子挿通口よりも幅広に形成され軸線方向の他端面に端子挿通口の周縁部と係止される肩部が設けられた第2部分と、を有する。この構成により、プレスフィット端子、コネクタ、およびワイヤハーネスは、例えば、第2部分によって幅広部の端子幅が端子部の端子幅に対して急激に広くなることを抑制しつつ、当該第2部分および第1部分によって幅広部の特性インピーダンスが端子部の特性インピーダンスに対して同等となるように調整することができる。この結果、プレスフィット端子、コネクタ、およびワイヤハーネスは、特性インピーダンスをより適正に整合させることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るプレスフィット端子およびコネクタが適用されるワイヤハーネスの例示的な斜視図である。
図2は、実施形態に係るプレスフィット端子が適用されるコネクタの例示的な斜視図である。
図3は、実施形態に係るプレスフィット端子およびコネクタが適用されるワイヤハーネスの例示的な断面図である。
図4は、実施形態に係るプレスフィット端子の例示的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、下記実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
【0010】
[実施形態]
図1は、実施形態に係るプレスフィット端子1およびコネクタ2が適用されるワイヤハーネスWHの斜視図である。図1に示される本実施形態のコネクタ2は、自動車等の車両に配索されるワイヤハーネスWHに組み込まれるものである。ここで、ワイヤハーネスWHは、例えば、車両に搭載される各装置間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の配索材Wを束にして集合部品とし、コネクタ2等で当該複数の配索材Wを各装置に接続するようにしたものである。本実施形態のワイヤハーネスWHは、導電性を有する複数の配索材Wと、複数の配索材Wの端末に設けられる相手側コネクタ3およびコネクタ2と、コネクタ2と電気的に接続される基板50と、を備えている。なお、ワイヤハーネスWHは、この他、さらに、コルゲートチューブや、グロメット、電気接続箱、固定具、コネクタなど種々の構成部品を含んで構成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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