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公開番号2024114817
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2024102705,2023089478
出願日2024-06-26,2019-02-12
発明の名称情報管理方法および情報管理装置
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人 共立特許事務所
主分類H05K 13/00 20060101AFI20240816BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】部品供給装置の自動交換および手動交換の両方に対して適正に機能し、部品供給装置に保持された部品の種類を適正に管理できる情報管理方法を提供する。
【解決手段】情報管理方法は、部品装着機に取り付けられて部品を供給する部品供給装置の個体識別情報と、部品供給装置に装填された部品の種類とを対応付けた対応付けデータを登録する対応付け登録工程と、部品供給装置が部品装着機から取り外された後に所定条件が成立すると、対応付けデータを破棄する対応付け破棄工程と、を含み、部品供給装置が自動交換装置によって保管装置から取り外された場合、対応付けデータを維持する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
部品装着機に取り付けられて部品を供給する部品供給装置の個体識別情報と、前記部品供給装置に装填された前記部品の種類とを対応付けた対応付けデータを登録する対応付け登録工程と、
前記部品供給装置を保管する保管装置から前記部品供給装置が取り外された後に所定条件が成立すると、前記対応付けデータを破棄する対応付け破棄工程と、を含み、
前記部品供給装置が自動交換装置によって前記保管装置から取り外された場合、前記対応付けデータを維持する、
情報管理方法。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
部品装着機に取り付けられて部品を供給する部品供給装置の個体識別情報と、前記部品供給装置に装填された前記部品の種類とを対応付けた対応付けデータを登録する対応付け登録部と、
前記部品供給装置を保管する保管装置から前記部品供給装置が取り外された後に所定条件が成立すると、前記対応付けデータを破棄する対応付け破棄部と、
前記部品供給装置が自動交換装置によって前記保管装置から取り外された場合、前記対応付けデータを維持する対応付け維持部と、
を備える情報管理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、部品装着機に取り付けられる部品供給装置に保持された部品の種類を管理する部品種類管理装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
プリント配線が施された基板に対基板作業を実施して、基板製品を量産する技術が普及している。対基板作業を実施する対基板作業機の代表例として、部品の装着作業を実施する部品装着機がある。一般的に、部品装着機に取り付けられるフィーダなどの部品供給装置は、個体識別情報が付与されて管理される。さらに、部品供給装置に保持された部品の種類は、部品供給装置の個体識別情報と対応付けられて管理される。部品供給装置の個体識別情報、および保持された部品の種類の情報を管理する一技術例が特許文献1に開示されている。
【0003】
特許文献1に開示された部品装着機の部品残数管理方法は、フィーダを識別するフィーダID(個体識別情報)、供給する部品の種類を識別する部品ID、および部品残数を対応付けて記憶する。そして、部品装着機にフィーダを取り付ける際に、当該フィーダのフィーダIDと部品IDの組み合わせが記憶されていなければ、その組み合わせを記憶し、その組み合わせが記憶されているならば、部品残数の情報を利用する。これによれば、各フィーダの部品残数を容易に管理できる、とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-216946号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、部品装着機では、リールがそれぞれ装填された複数のフィーダが並べて取り付けられる。そして、生産する基板製品の種類を変更するときの段取り替え作業において、フィーダが一時的に取り外されて並び位置が変更される第1のケースが生じる。また、フィーダが取り外された後にリールが交換されて、保持された部品の種類が変更される第2のケースが生じる。
【0006】
ここで、特許文献1のフィーダIDと部品IDとを対応付ける制御部は、第1のケースでは対応付けを維持し、第2のケースでは対応付けを破棄する必要がある。第1のケースおよび第2のケースを判別する簡易な方法として、取り外し状態の継続時間を用いた判別方法が用いられる。つまり、第1のケースでは取り外し状態の継続時間が短く、第2のケースでは取り外し状態の継続時間が長くなることから、二つのケースが判別される。
【0007】
近年、生産の省力化および自動化の要請に応え、フィーダを自動で交換する自動交換装置が実用化されている。しかしながら、完全な自動化の実現は難しく、ときには手動による交換も併用される。また、自動交換装置が対応する新型の部品装着機と、手動交換に依存する旧型の部品装着機とが併用されるライン構成もある。ここで、自動交換装置は、部品装着機から取り外したフィーダを管理し、リールの交換を許容しない。このため、自動交換装置を適用する範囲において、フィーダIDと部品IDの対応付けを破棄する必要が無い。
【0008】
換言すると、特許文献1等の従来技術は、フィーダの自動交換に対して適正に機能しない。つまり、自動交換装置によりフィーダが自動で取り外されても、取り外し状態の継続時間が長くなると、対応付けが破棄されてしまう。この結果、自動交換装置がフィーダ装置を部品装着機に再び取り付ける際に、オペレータが対応付けを再登録する必要があって二度手間となる。さらに、オペレータが再登録を怠ると、エラーが発生する。
【0009】
本明細書では、部品供給装置の自動交換および手動交換の両方に対して適正に機能し、部品供給装置に保持された部品の種類を適正に管理できる情報管理方法および部品種類管理装置を提供することを解決すべき課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本明細書は、部品装着機に取り付けられて部品を供給する部品供給装置の個体識別情報と、前記部品供給装置に保持された前記部品の種類とを対応付けた対応付けデータを登録する対応付け登録工程と、前記部品供給装置が前記部品装着機から取り外された後に所定条件が成立すると、前記対応付けデータを破棄する対応付け破棄工程と、を含む情報管理方法を開示する。
本明細書は、部品装着機に取り付けられて部品を供給する部品供給装置の個体識別情報と、前記部品供給装置に保持された前記部品の種類とを対応付けた対応付けデータを登録する対応付け登録部と、前記部品供給装置が前記部品装着機から取り外された後に所定条件が成立すると、前記対応付けデータを破棄する対応付け破棄部と、前記部品供給装置が自動交換装置によって取り外されたか否かを判別する取り外し判別部と、前記部品供給装置が前記自動交換装置によって取り外されたと判別された場合、前記所定条件が成立する以前に前記対応付け破棄部の機能を無効化させて前記対応付けデータを維持する対応付け維持部と、を備える部品種類管理装置を開示する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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