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公開番号2024112105
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-20
出願番号2023016974
出願日2023-02-07
発明の名称無線通信システム
出願人東海旅客鉄道株式会社,日本電気株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類H04L 45/243 20220101AFI20240813BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信の確実性と効率性とを高められる無線通信システムを提供する。
【解決手段】本開示は、移動体と基地局との間で無線通信を行う無線通信システムである。無線通信システムは、移動体に配置された移動体サーバと、移動体に配置された複数の移動体通信機と、基地局に配置された基地局サーバと、地上に配置されると共に、複数の移動体通信機と無線通信するように構成された複数の地上通信機とを備える。移動体サーバ及び基地局サーバのうち送信側となる送信サーバは、初期パケットを、ヘッダに識別情報が追加された伝送用パケットに加工する。移動体サーバ及び基地局サーバのうち受信側となる受信サーバは、伝送用パケットを、識別情報に基づいて最終パケットに加工する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
移動体と地上に設置された基地局との間で無線通信を行う無線通信システムであって、
前記移動体に配置された移動体サーバと、
前記移動体に配置された複数の移動体通信機と、
前記基地局に配置された基地局サーバと、
地上に配置されると共に、前記複数の移動体通信機と無線通信するように構成された複数の地上通信機と、
を備え、
前記移動体サーバ及び前記基地局サーバのうち送信側となる送信サーバは、
送信側の通信端末から少なくとも1つの初期パケットを受信するように構成された第1受信部と、
前記少なくとも1つの初期パケットを、それぞれのヘッダに識別情報が追加された複数の伝送用パケットに加工するように構成された送信前処理部と、
前記複数の伝送用パケットを前記複数の移動体通信機及び前記複数の地上通信機を介して複数の経路で送信するように構成された第1送信部と、
を有し、
前記移動体サーバ及び前記基地局サーバのうち受信側となる受信サーバは、
前記送信サーバから送信された前記複数の伝送用パケットを受信するように構成された第2受信部と、
前記複数の伝送用パケットを、前記識別情報に基づいて少なくとも1つの最終パケットに加工するように構成された受信後処理部と、
前記少なくとも1つの最終パケットを受信側の通信端末に送信するように構成された第2送信部と、
を有し、
前記送信前処理部は、
1つの初期パケットに第1タイプを示す前記識別情報を付与すると共に、前記識別情報が付与された前記1つの初期パケットを複製することで前記複数の伝送用パケットを生成する第1処理と、
複数の初期パケットに対し、第2タイプを示すと共にソート順を含む前記識別情報をそれぞれ付与することで前記複数の伝送用パケットを生成する第2処理と、
を実行し、
前記受信後処理部は、
前記第1タイプを示す前記識別情報を有する前記複数の伝送用パケットのうち、前記識別情報を削除した1つのパケットを、前記少なくとも1つの最終パケットとする第3処理と、
前記第2タイプを示す前記識別情報を有する前記複数の伝送用パケットに対し、前記ソート順に基づくソートと前記識別情報の削除とを行った複数のパケットを、前記少なくとも1つの最終パケットとする第4処理と、
を実行する、無線通信システム。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
請求項1に記載の無線通信システムであって、
前記識別情報は、前記ソート順を表す特定コードを含み、
前記受信後処理部は、前記複数の伝送用パケットが同一の前記特定コードを有する場合に前記識別情報が前記第1タイプを示すと判断する、無線通信システム。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の無線通信システムであって、
前記移動体は、鉄道車両である、無線通信システム。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の無線通信システムであって、
前記複数の移動体通信機と通信する前記複数の地上通信機は、前記移動体の移動に合わせて変化する、無線通信システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば鉄道車両等の移動体において、移動体の外部との間で無線通信を行うためのシステムが利用される(特許文献1参照)。無線通信には、電話、インターネット等の通信回線、移動体の各種機器の監視又は制御用の回線等が含まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-100338号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
無線通信では、情報は複数のパケットに分割され、発信側から1つずつ送信される。そのため、すべてのパケットの受信によって情報を完全に受け取るには一定の時間が必要となる。また、通信状況によっては一部のパケットが受信側に到達しない可能性がある。
【0005】
本開示の一局面は、通信の確実性と効率性とを高められる無線通信システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、移動体と地上に設置された基地局との間で無線通信を行う無線通信システムである。無線通信システムは、移動体に配置された移動体サーバと、移動体に配置された複数の移動体通信機と、基地局に配置された基地局サーバと、地上に配置されると共に、複数の移動体通信機と無線通信するように構成された複数の地上通信機と、を備える。
【0007】
移動体サーバ及び基地局サーバのうち送信側となる送信サーバは、送信側の通信端末から少なくとも1つの初期パケットを受信するように構成された第1受信部と、少なくとも1つの初期パケットを、それぞれのヘッダに識別情報が追加された複数の伝送用パケットに加工するように構成された送信前処理部と、複数の伝送用パケットを複数の移動体通信機及び複数の地上通信機を介して複数の経路で送信するように構成された第1送信部と、を有する。
【0008】
移動体サーバ及び基地局サーバのうち受信側となる受信サーバは、送信サーバから送信された複数の伝送用パケットを受信するように構成された第2受信部と、複数の伝送用パケットを、識別情報に基づいて少なくとも1つの最終パケットに加工するように構成された受信後処理部と、少なくとも1つの最終パケットを受信側の通信端末に送信するように構成された第2送信部と、を有する。
【0009】
送信前処理部は、1つの初期パケットに第1タイプを示す識別情報を付与すると共に、識別情報が付与された1つの初期パケットを複製することで複数の伝送用パケットを生成する第1処理と、複数の初期パケットに対し、第2タイプを示すと共にソート順を含む識別情報をそれぞれ付与することで複数の伝送用パケットを生成する第2処理と、を実行する。
【0010】
受信後処理部は、第1タイプを示す識別情報を有する複数の伝送用パケットのうち、識別情報を削除した1つのパケットを、少なくとも1つの最終パケットとする第3処理と、第2タイプを示す識別情報を有する複数の伝送用パケットに対し、ソート順に基づくソートと識別情報の削除とを行った複数のパケットを、少なくとも1つの最終パケットとする第4処理と、を実行する。
(【0011】以降は省略されています)

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